SNS債権回収窓口からメール「【未納】最後通告」が届いた場合の対処法

ここでは自分のメールアドレス宛に「SNS債権回収窓口」を名乗る送信者からメール「【未納】最後通告」が届いた際の対処法を紹介します。

目次

「SNS債権回収窓口」によるメール「【未納】最後通告」の文面

【未納】最後通告

こちらはSNS債権回収窓口です。
【ツケ払い】ご利用料金の支払期限を超過しております。

ここまでお使い頂いた【ツケ払い】分の
ご利用料金:800円
を大至急お支払い下さい。

引き続き入金確認が取れない場合、下記の通り支払督促発行及び強制執行手続きへ移ります。
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【今後の流れ】
・此方で頂戴しております、携帯電話個体識別番号を元に通信業者へ情報開示請求を行い、簡易裁判所決定通達書と共に支払督促を発行致します。
・支払督促を申立てて2週間以内に債務者からの支払いの異議がなければ、30日以内に強制執行(差し押さえ等)の手続きに入らせて頂きます。
※債務者が強制執行を止めさせるためには裁判所に執行停止の申立てをし保証金を供託した上で執行停止の決定を得る必要があります
※期日内に債務者からの異議申立てがあった場合には支払督促事件は通常訴訟に移行します

1.ご自宅、職場に支払督促
2.関係各機関にお客様の情報を登録
3.少額、通常訴訟
4.手形・小切手訴訟
5.民事調停
6.即決和解
7.保全手続き(仮差押)
8.公正証書による強制執行
9.担保権の実行
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これ以上の遅延に関しましては、遅延損害金として法定制限利率の1.46倍、即ち利息制限法の上限金利である18%x1.46倍 = 26.28%の遅延損害金が発生します。

SNSへログインし、Point追加へとお進み下さい。
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◇最後に

・SNSへログイン出来ない
・ログインURLが分からない
・インターネット接続が出来ない

等でお困りの場合は、お気軽にお問い合わせ下さいませ。
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◇SNSサポート窓口
営業時間:11時から23時まで
メール:info@orange-bever-age.com
※営業時間外にお送り頂いたメールに関しましては11時を過ぎてからの対応となります
※SNSサポートからの返信を待たず連続的にメールをお送り頂いた場合は対応に遅れが生じます

「SNS債権回収窓口」の送信元メールアドレス

「SNS債権回収窓口」を名乗るメールは以下のメールアドレスから送信されていることが確認されています。
info@orange-bever-age.com
M9ZQBvs0o.2m0pVe3oq5NyAAe@htda.acy2pj.com
info@wishhoree1890.com
info@e466sjr93w.org
info@no.three.third-querystrings.com

「SNS債権回収窓口」によるメール「【未納】最後通告」の対処法

このメールに記されている内容はすべて虚偽です。悪質な詐欺グループによるメールなので無視の上、廃棄してください。

このメールの危険性

「SNSへログインし、Point追加へとお進み下さい」と記されていることから分かるように、このメールは詐欺グループが運営する「有料出会い系サイト」にログインさせ、ポイントを購入させる目的で送信されています。文面にURLが記されていないことから、メール窓口で詐欺サイトを紹介する手口と思われます。

「請求が事実だったら」と心配になったとしても、絶対に問い合わせしてはいけません。詐欺グループに「いいカモ」と認識され、さらなるリスクにさらされる可能性が高まります。「支払督促発行及び強制執行手続き」などといったコケ脅しの文言に迷わされずに廃棄しましょう。

詐欺メールだと見抜くポイント

「SNS債権回収窓口」によるメールが詐欺メールであると見抜くポイントを解説します。

まず送り主の名称である「SNS債権回収窓口」を検索エンジンで調べてみましょう。続々と詐欺メールが届いたとの報告が上位表示されます。
「此方で頂戴しております」といった文言が「不必要なまでに堅苦しいこと」や、一転して「SNSへログインし、Point追加へとお進み下さい」とSNSへのログインを促すことから、明らかにおかしいと気づくことができます。

このメールについて警察に相談する場合

各都道府県の警察本部で相談窓口を設けています。もしデータを入力してしまった場合は速やかに警察に相談する必要があります。

・各都道府県「警察本部の相談窓口」電話番号リスト

SNS債権回収窓口のメール「【未納】最後通告」についての結論

「SNS債権回収窓口」なる組織は存在しません。受信者の不安を煽り、サクラサイトに入会させるための悪質な架空請求メールですので、迷わず廃棄してください。