「パソコンの画面を保存したいと思ってキーボードの『PrtSc(プリントスクリーン)』キーを押したのに、画面には何の変化も起きないし、画像もどこにも保存されていない……」。
「トリミングして保存したいけど、ペイントを開いて貼り付けるのが面倒くさい」。
実はWindowsのスクショ機能には、「ただコピーするだけの機能」と「ファイルとして保存する機能」の2種類があり、使い分けないと画像が行方不明になります。
この記事では、現在主流の最強ショートカット「Win+Shift+S」の使い方と、一発でファイル保存する裏ワザ、そして迷子になった画像の保存先を解説します。
- ⏱ 所要時間: 5秒
- 💻 対象OS: Windows 10 / 11 対応
- 🛠 難易度: 初級(ショートカットキー)
- ✅ 検証ver: Windows 11 23H2 で動作確認済み
あなたの悩みはこれですか?
- キーを押したのに「カシャッ」とも言わず反応がない
- 「ピクチャ」フォルダを見ても画像が入っていない
- 画面全体ではなく「一部だけ」を切り取りたい
目次
方法1:【推奨】「Win + Shift + S」で切り取る
Windows 10以降、最も便利で高機能なのがこのショートカットです。
「Snipping Tool(切り取り&スケッチ)」というアプリを一瞬で呼び出します。
[Windows] + [Shift] + [S]
使い方の手順
- 3つのキーを同時に押すと、画面が少し暗くなり、上部にツールバーが出ます。
- マウスで切り取りたい範囲をドラッグして囲みます。
- 指を離すとコピーされます。
- 【ここが重要】 画面右下に通知が出るので、それをクリックします。
- 編集画面が開くので、右上の「保存(フロッピーアイコン)」を押して保存します。
※通知をクリックし忘れた場合でも、クリップボードにはコピーされているので、WordやLINEにそのまま [Ctrl] + [V] で貼り付け可能です。
方法2:【一発保存】「Win + PrtSc」でファイル化
「いちいち範囲選択するのが面倒!」「とにかく今の全画面をファイルとして保存したい!」という時はこれです。
[Windows] + [PrtSc]
※ノートPCでは [Fn] + [Windows] + [PrtSc] の場合あり
この方法の特徴
- 押した瞬間、画面が一瞬暗くなります。(シャッターを切った合図)
- 問答無用で「PNGファイル」として自動保存されます。
- 連続して押せば、「スクリーンショット (1).png」「(2).png」とどんどん保存されます。
方法3:【旧式】「PrtSc」だけ押した場合の行方
一番トラブルが多いのが、単に [PrtSc] キーだけを押した場合です。
実はこれ、初期設定では「画像を保存」していません。
- 挙動: 画面全体を「コピー」して、クリップボード(見えない記憶領域)に一時保存します。
- その後: ペイントやExcelを開いて、[貼り付け] をしないと画像として現れません。
「押したのにフォルダにない!」という人は、ペイントを開いて [Ctrl] + [V] を押してみてください。そこに画像があるはずです。
※最近のWindows 11の設定では、[PrtSc] キーを押すと「方法1」と同じ切り取りツールが起動するように変更されている場合もあります。
保存先はどこ?迷子になった画像の探し方
自動保存されたスクショは、以下の場所に格納されています。
📂 保存フォルダのパス
PC > ピクチャ > スクリーンショット
C:\Users\(ユーザー名)\Pictures\Screenshots
エクスプローラーを開き、左側の「ピクチャ」をクリックすれば「スクリーンショット」というフォルダがあるはずです。
OneDriveを使っている場合の注意点
OneDriveが有効になっていると、勝手に以下の場所に保存されていることがあります。
- PC > OneDrive > 画像 > スクリーンショット
まとめ:用途で使い分けるのが正解
スクショ方法の使い分け表です。
| ショートカット | 用途 | 保存形式 |
|---|---|---|
| Win + Shift + S | 一部を切り取る | コピー&手動保存 |
| Win + PrtSc | 全画面を連写 | 自動ファイル保存 |
| PrtSc のみ | とりあえずコピー | クリップボードのみ |
仕事で「エラー画面をチャットで送って」と言われたら [Win+Shift+S] で切り取ってチャット欄に貼り付け。
「証拠として画面を全部残したい」なら [Win+PrtSc]。
この2つさえ覚えておけば、もう画像が行方不明になることはありません。
