【Windows】エラーコード「0x80070422」で更新できない!Windows Updateを復活させる手順

【Windows】エラーコード「0x80070422」で更新できない!Windows Updateを復活させる手順
🛡️ 超解決

Windows Updateを実行しようとした際、「エラーが発生しました。エラーコード: 0x80070422」というメッセージが出て更新が止まってしまうことがあります。このエラーは、Windows Updateに必要な「サービス」が、ウイルス対策ソフトの干渉や誤操作によって無効化されていることを示しています。セキュリティ維持のために不可欠な更新機能を正常に戻す手順を解説します。

  • ⏱ 解決時間: 10分
  • 💻 対象OS: Windows 10 / 11
  • 🛠 難易度: 中級
  • ✅ 期待効果: 更新失敗ループの解消とシステムの安全性確保

1. エラー 0x80070422 が意味するものとは?

このエラーコードは、直訳すると「要求されたサービスが有効になっていない」という意味です。Windows Updateは単一のプログラムではなく、複数のバックグラウンドサービスが連携して動いています。その中枢である「Windows Update」サービスそのものが停止、あるいは無効になっていると、このエラーが確実に発生します。

2. 解決手順①:サービスの有効化(最も確実な方法)

Windowsの管理ツールを使い、停止しているサービスを強制的に再始動させます。

  1. Windowsキー + R を押し、services.msc と入力して Enter を押します。
  2. サービスの一覧から [Windows Update] を探します(アルファベット順なので下の方にあります)。
  3. 見つけたら右クリックして [プロパティ] を開きます。
  4. 「スタートアップの種類」が「無効」になっていたら、[自動] または [手動] に変更します。
  5. 「サービスの状態」が停止している場合は、[開始] ボタンをクリックします。
  6. [OK] を押して閉じます。

3. 解決手順②:関連する「依存サービス」の確認

Windows Updateサービスだけを動かしても、協力する他のサービスが死んでいると直りません。以下の3つも同様に「自動」または「手動」になっているか確認してください。

  • Background Intelligent Transfer Service (BITS): ファイルのダウンロードを担当
  • Cryptographic Services: ファイルの署名確認を担当
  • Windows Installer: インストール作業を担当

4. 解決手順③:システムの修復(コマンド実行)

サービスを有効にしてもエラーが出る場合、システムファイル自体が破損している可能性があります。管理者権限のコマンドプロンプトで修復を実行します。

  1. スタートメニューで cmd と検索し、[管理者として実行] を選択します。
  2. 以下のコマンドを入力して Enter を押します。

    sfc /scannow
  3. 検証が100%になるまで待ちます。修復されたというメッセージが出れば成功です。
  4. 続いて、以下のコマンドも実行してWindowsイメージを修復します。

    DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth

5. なぜ勝手に無効化されるのか?(再発防止)

原因 解説
ウイルス対策ソフト 一部のソフトが誤検知でUpdateサービスをブロックすることがあります。
最適化ツール 「PC爆速化」を謳うソフトが、重いUpdateサービスを勝手に止め、起動できなくすることがあります。
レジストリエラー システム設定のデータベースが、強制終了などによって壊れた際に発生します。

まとめ:サービスを「自動」に保つ

エラー 0x80070422 の原因は、ほぼ例外なく「サービスの停止」です。まずは services.msc を開き、Windows Updateの状態を確認してください。ここが「自動」であり、かつ「実行中」であれば、更新プログラムは正常に降りてきます。定期的にOSを最新の状態に保つことは、マルウェアから自分の身を守る最大の武器となります。