Teams会議中に相手の声が途切れて、会話がスムーズに進まない経験はありませんか?
このような問題は、相手側のネットワーク品質が不安定であったり、Teamsが使用する音声コーデックとの相性が原因で発生することがあります。
この記事では、Teams会議で相手の音声が途切れる原因を特定し、ネットワーク品質と音声コーデックを確認・調整する具体的な手順を解説します。
これにより、あなたのTeams会議体験をより快適なものにすることができます。
【要点】Teams会議で相手の音声が途切れる場合の確認手順
- Teams会議中の通話品質を確認する: 会議中にリアルタイムでネットワーク状況や音声品質を把握できます。
- Teamsの音声コーデックを確認・変更する: 使用されている音声コーデックの種類を特定し、必要に応じて変更することで音質を改善できます。
- ネットワーク品質の改善策を講じる: 相手側または自身のネットワーク環境を見直し、安定化させるための基本的な対処法を理解できます。
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目次
Teams会議で音声品質が低下する原因と仕組み
Microsoft Teamsの音声通信は、インターネット回線を通じて行われます。そのため、回線状況が不安定になると、音声データが正しく相手に届かなくなり、途切れやノイズが発生します。
特に、Wi-Fi環境での利用や、他のアプリケーションが大量の帯域幅を使用している場合、ネットワーク品質は低下しやすくなります。
また、Teamsでは通信を効率化するために、音声データを圧縮・最適化する「コーデック」と呼ばれる技術が使われています。このコーデックの種類や、使用しているデバイス・ネットワークとの相性によっても、音声の明瞭度や安定性が影響を受けることがあります。
Teams会議中の通話品質を確認する手順
Teams会議中に、リアルタイムで自身のネットワーク接続状況や音声品質を確認できます。これは、問題が自分側にあるのか、相手側にあるのかを切り分けるのに役立ちます。
注意: この機能は、会議の主催者や参加者側で利用できます。相手側の状況を確認するには、相手にこの手順を実行してもらう必要があります。
- Teams会議に参加する
通常通り、Teams会議に参加します。 - 「…」メニューを開く
会議画面上部にある「…」(その他の操作)アイコンをクリックします。 - 「通話品質」を選択
表示されたメニューから「通話品質」を選択します。 - 通話品質ダッシュボードを確認
右側に「通話品質」のパネルが表示されます。ここで、ネットワークの遅延、パケットロス、ジッターなどの詳細な情報が確認できます。
このダッシュボードで「受信オーディオ」の「パケットロス」や「遅延」が高すぎる場合、相手の声が途切れる原因となっている可能性が高いです。
Teamsの音声コーデックを確認・変更する手順
Teamsは、通信環境に応じて最適な音声コーデックを自動的に選択しますが、問題が発生した場合に手動で変更を試みることで改善する場合があります。
注意: 以下の手順は、Windows版の新しいTeams(v2)を基準にしています。従来TeamsやMac版、モバイル版ではメニューの場所や表示が異なる場合があります。
管理者権限は不要です。
新しいTeams(v2)でのコーデック確認・変更手順
新しいTeams(v2)では、通話品質ダッシュボードから使用されているコーデックを確認できます。ただし、直接変更する機能は提供されていません。これは、Teamsが環境に応じて自動で最適化するためです。
もし、特定のコーデックで問題が発生している疑いがある場合は、ネットワーク環境の改善や、Teamsアプリケーション自体の再起動、更新などが有効な場合があります。
従来Teamsでのコーデック確認・変更手順
従来Teamsでは、通話品質ダッシュボードでコーデックを確認できます。また、一部の環境設定で、オーディオ関連のオプションにアクセスできる場合がありますが、直接コーデックを選択する機能は一般ユーザー向けには提供されていません。
管理者向けの設定
組織のTeams管理者は、Teams管理センターで帯域幅ポリシーなどを設定できます。これにより、特定のユーザーグループに対して、音声・ビデオの品質に関する制限を設けることが可能です。しかし、これは個々のユーザーが会議中に直接変更できるものではありません。
コーデックの種類と影響
Teamsは、主に以下のコーデックを使用します。
Opus: 低帯域幅環境でも高品質な音声を提供できる、汎用性の高いコーデックです。現在、Teamsで最も一般的に使用されています。
G.722: 広帯域音声(HDボイス)に対応したコーデックです。よりクリアな音質を提供しますが、より多くの帯域幅を必要とします。
通常、Teamsはネットワーク状況に応じてこれらのコーデックを自動で切り替えます。相手の声が途切れる場合、相手のネットワークがOpusのような低帯域幅でも安定して動作するコーデックに最適化されていない可能性があります。
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ネットワーク品質改善のための基本的な対処法
Teams会議での音声途切れは、ネットワーク品質に起因することがほとんどです。相手側または自身のネットワーク環境を改善するための、基本的な対処法を以下に示します。
相手に確認してもらうべきこと
相手の声が途切れる場合、まずは相手に以下の点を確認してもらうよう依頼するのが効果的です。
1. インターネット接続の安定性
- Wi-Fi接続の場合、ルーターの近くで利用するか、可能であれば有線LAN接続を試してもらう。
- 他のデバイスで大量の通信(動画ストリーミング、大容量ファイルのダウンロードなど)を行っていないか確認してもらう。
- ルーターを再起動してもらう。
2. バックグラウンドで実行されているアプリケーション
- Teams以外のアプリケーションで、帯域幅を消費しているものがないか確認し、不要なものは閉じる。
- OSのアップデートや、クラウドストレージ(OneDrive、Dropboxなど)の同期がバックグラウンドで実行されていないか確認してもらう。
3. デバイスの再起動
- PCやスマートフォンの再起動は、一時的なネットワークの問題を解消するのに役立つことがある。
自身で確認・実施できること
相手側の問題だけでなく、自身のネットワーク環境が原因で相手に迷惑をかけている可能性もあります。以下の点を確認・実施してください。
1. 自身のネットワーク品質の確認
- 上記「Teams会議中の通話品質を確認する手順」で、自身のパケットロスや遅延が高くないか確認する。
- インターネット回線速度テストサイト(例: Speedtest by Ookla)で、アップロード・ダウンロード速度とping値を確認する。特にアップロード速度が低いと、相手に音声が届きにくくなります。
2. ネットワーク環境の改善
- 可能であれば、Wi-Fiから有線LAN接続に切り替える。
- ルーターのファームウェアを最新の状態に保つ。
- 帯域幅を多く消費する他のアプリケーションの使用を控える。
3. Teamsアプリケーションの更新
- 常に最新バージョンのTeamsを使用することで、パフォーマンスの改善やバグ修正の恩恵を受けられます。
4. マイク・スピーカー設定の確認
- Teamsの設定で、意図しないマイクやスピーカーが選択されていないか確認する。
- デバイスのドライバーが最新の状態になっているか確認する。
新しいTeams(v2)と従来Teamsの主な違い
新しいTeams(v2)は、パフォーマンスの向上とリソース使用量の削減を目的として開発されました。従来Teamsと比較して、以下のような違いがあります。
パフォーマンスとリソース効率
新しいTeamsは、Reactフレームワークを採用し、より効率的なコードベースで構築されています。これにより、起動時間の短縮、CPU・メモリ使用量の削減が期待できます。
ユーザーインターフェース
UIデザインが刷新され、よりモダンで整理された見た目になっています。ナビゲーションや設定メニューの配置などが変更されている場合があります。
機能の統合と変更
一部の機能は統合されたり、操作方法が変更されたりしています。例えば、通話品質ダッシュボードの表示方法などが異なります。
互換性
新しいTeamsは、Web版Teamsやモバイル版Teamsとの一貫性を高めるように設計されています。
本記事への影響
コーデックの確認や通話品質ダッシュボードの表示場所は、新しいTeams(v2)と従来Teamsで若干異なります。本記事では、両方のバージョンに触れつつ、新しいTeams(v2)を基準に解説を進めています。
Mac版・モバイル版Teamsとの違い
Teamsの機能は、基本的にはOSやデバイス間で共通していますが、操作方法や一部の表示に違いが生じることがあります。
Mac版Teams
Mac版Teamsでも、通話品質の確認やネットワーク設定の確認は可能です。ただし、メニューの階層やショートカットキーなどがmacOSの標準に準拠しているため、Windows版とは操作感が異なる場合があります。
モバイル版Teams (iOS/Android)
スマートフォンやタブレットのモバイル版Teamsでは、画面サイズが小さいため、UIのレイアウトが最適化されています。通話品質ダッシュボードへのアクセスは可能ですが、PC版のような詳細な情報表示や設定変更は制限されることがあります。
ネットワーク接続はWi-Fiまたはモバイルデータ通信に依存するため、環境によっては音声が途切れやすくなる可能性があります。
組織ポリシー・テナント設定による影響
Teamsの通信品質や利用可能な機能は、組織のIT管理者によって設定されたポリシーやテナント設定の影響を受けることがあります。
帯域幅ポリシー
IT管理者は、Teamsの会議や通話に使用できる帯域幅の上限を設定できます。これにより、ネットワーク帯域幅が制限され、音声品質に影響が出る可能性があります。
メディアビットレートポリシー
会議や通話で使用されるメディア(音声・ビデオ)のビットレート(データ転送速度)を制限するポリシーです。ビットレートが低いと、音声の圧縮率が高まり、音質が低下する可能性があります。
ファイアウォール・プロキシ設定
組織のネットワーク環境によっては、ファイアウォールやプロキシサーバーの設定がTeamsの通信を妨げている場合があります。これにより、音声データが正常に送受信できず、途切れが発生することがあります。
これらの設定は、IT管理者のみが変更可能です。もし、組織全体でTeamsの音声品質に問題がある場合は、IT部門に相談することをお勧めします。
まとめ
本記事では、Teams会議で相手の音声が途切れる問題について、ネットワーク品質の確認方法と、音声コーデックの仕組み、そして基本的な改善策を解説しました。
通話品質ダッシュボードの確認や、相手へのネットワーク環境の見直し依頼、そして自身の環境改善策を講じることで、音声途切れの多くは解消できます。
まずは、通話品質ダッシュボードでリアルタイムの状況を把握し、必要に応じてネットワーク環境の改善に取り組んでみてください。
これにより、よりスムーズで快適なTeams会議を実現できるでしょう。
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超解決 リモートワーク研究班
Microsoft 365の導入・保守を専門とするエンジニアグループ。通信障害やサインイン不具合など、ビジネスインフラのトラブル対応に精通しています。
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