Outlookで会議の時間を調整する際、参加者の空き時間を把握するのは大変な作業です。相手の都合を聞きながらメールをやり取りするのは、時間も手間もかかります。そんな悩みを解決するのが、Microsoftが提供するFindTimeアドインです。FindTimeを使えば、候補日時を複数提示し、参加者の都合の良い時間帯を簡単に集約できます。この記事では、OutlookでFindTimeアドインを使って空き時間調整メールを送る具体的な手順を解説します。この手順をマスターすれば、会議設定の効率が格段に向上するでしょう。
FindTimeは、Outlookにインストールできる無料のアドインです。会議の参加者が多い場合や、相手のスケジュールが把握できない場合に特に役立ちます。従来のメールでのやり取りに比べ、迅速かつ正確に会議時間を決定できます。この記事を読めば、FindTimeの基本的な使い方から、より効果的に活用するためのヒントまで、すべて理解できるようになります。
【要点】Outlook FindTimeアドインで会議時間を効率的に調整する
- FindTimeアドインのインストール: OutlookにFindTimeを追加し、利用可能にする。
- 会議候補日の作成: FindTimeを使って、会議の候補日時と場所を設定する。
- 投票の送信と集計: 作成した候補日時を参加者に投票してもらい、最適な時間を自動で決定する。
- 会議のスケジュール設定: 投票結果に基づき、Outlookカレンダーに会議を自動で登録する。
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目次
FindTimeアドインの概要と前提条件
FindTimeアドインは、Microsoft Outlookに統合され、会議のスケジュール調整を自動化するツールです。このアドインを利用することで、参加者全員の都合の良い時間を把握するための煩雑なメールのやり取りを削減できます。Outlookのメール作成画面から直接FindTimeの機能にアクセスできるため、特別なアプリケーションを起動する必要はありません。会議の目的、所要時間、参加者、そして候補となる日時をいくつか提示し、参加者に投票してもらう形式で進めます。最も多くの参加者が都合の良い時間帯が、自動的に会議時間として提案されます。この機能は、特に複数の関係者が関わる会議や、時差のある地域との会議設定において、その威力を発揮します。FindTimeは、Microsoft 365アカウントを持つユーザーが利用できます。
FindTimeを利用するには、いくつかの前提条件があります。まず、Microsoft Outlook 2016以降(Windows版)またはOutlook for Mac 2016以降がインストールされている必要があります。また、OutlookがExchange OnlineまたはExchange Server 2013以降に接続されていることが求められます。組織によっては、IT管理者によるアドインの展開や承認が必要な場合があります。個人で利用する場合でも、Microsoft 365のライセンスが必要です。新しいTeams(v2)でも、Outlookとの連携機能としてFindTimeに類似した機能が組み込まれている場合がありますが、本記事ではOutlookアドインとしてのFindTimeに焦点を当てます。新しいOutlook(プレビュー版)でも利用可能ですが、UIや一部機能に違いが生じることがあります。管理者権限は、FindTimeアドインのインストールや組織全体への展開に必要となる場合があります。個人の利用においては、通常、管理者権限は不要です。
FindTimeアドインのインストール手順
FindTimeアドインをOutlookにインストールする手順は、非常に簡単です。OutlookのWeb版またはデスクトップ版からアクセスできます。管理者権限がなくても、ほとんどのユーザーは自身でインストール可能です。組織のポリシーによっては、IT部門が事前に展開している場合もあります。その際は、OutlookのリボンにFindTimeのボタンが表示されているはずです。もし表示されていない場合は、以下の手順で追加を試みてください。
- Outlookにサインインする
OutlookデスクトップアプリケーションまたはOutlook on the webを開き、ご自身のMicrosoft 365アカウントでサインインします。 - アドインの追加画面を開く
Outlookデスクトップアプリケーションの場合、[ホーム]タブの[アドイン]グループにある[アドインを取得]をクリックします。Outlook on the webの場合は、[ホーム]タブの[アドインを取得]をクリックします。 - FindTimeを検索する
表示されたOfficeストアで、検索ボックスに「FindTime」と入力して検索します。 - FindTimeを追加する
検索結果に表示された「FindTime」をクリックし、[追加]ボタンをクリックします。利用規約に同意を求められた場合は、同意してください。 - インストール完了を確認する
インストールが完了すると、Outlookのリボンに「FindTime」のボタンが表示されます。これにより、FindTimeアドインが利用可能になります。
FindTimeを使った会議候補日の作成と投票
FindTimeアドインをインストールしたら、次に会議の候補日時を作成し、参加者に投票を依頼する手順に進みます。このプロセスは、Outlookのメール作成画面から直接行えます。直感的で分かりやすいインターフェースなので、初めての方でも迷うことは少ないでしょう。
- 新しいメールを作成する
Outlookで新しいメールを作成します。宛先には、会議の参加者を指定します。 - FindTimeボタンをクリックする
メール作成画面の[ホーム]タブにある[FindTime]ボタンをクリックします。 - 会議の詳細を設定する
FindTimeのパネルが表示されます。ここで、会議の件名、所要時間、会議の場所(Teams会議の場合は「Microsoft Teams会議」を選択)などを設定します。 - 候補日時を選択・追加する
「日時」セクションで、会議の候補日時を複数選択または追加します。カレンダー上で空き時間を確認しながら、都合の良い日時をいくつかピックアップします。 - 投票オプションを設定する
「オプション」セクションで、投票に関する詳細を設定します。例えば、投票の締め切り日時、参加者が新しい日時を提案できるようにするかどうか、投票結果を通知するかどうかなどを指定できます。 - 投票を送信する
すべての設定が完了したら、[日時を提案]ボタンをクリックします。これにより、会議の候補日時を記載した投票リンクがメール本文に挿入された状態で、メールが送信されます。
参加者は、届いたメール内のリンクをクリックし、表示される投票ページで都合の良い日時を選択して投票します。投票結果はリアルタイムで集計され、FindTimeのパネルで確認できるようになります。
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投票結果に基づいた会議のスケジュール設定
参加者からの投票が集まったら、FindTimeは最も多くの参加者が都合の良い日時を自動的に特定します。この結果をもとに、最終的な会議日時を決定し、Outlookカレンダーに登録する手順は以下の通りです。このステップは、通常、投票を送信した主催者が行います。
- 投票結果を確認する
FindTimeから投票結果の通知メールが届いているはずです。または、元のメール作成画面でFindTimeパネルを開くと、最新の投票状況を確認できます。 - 最適な日時を決定する
投票結果を確認し、最も多くの参加者が都合の良い日時を選択した時間帯を見つけます。 - 会議をスケジュールする
FindTimeパネル上で、決定した最適な日時を選択し、[会議をスケジュール]ボタンをクリックします。 - 会議の詳細を確認・確定する
会議の招待状が自動的に作成されます。件名、参加者、場所、時間などが正しく設定されているかを確認します。必要であれば、招待状の本文に補足情報を追記します。 - 招待状を送信する
内容を確認したら、[招待状の送信]ボタンをクリックします。これにより、参加者全員に会議の招待状が送信され、Outlookカレンダーに会議が登録されます。
これで、FindTimeを使った会議設定プロセスは完了です。参加者全員の都合を効率的に考慮した会議が、スムーズにスケジュールされます。
FindTime利用時の注意点とよくある質問
FindTimeは非常に便利なツールですが、利用にあたってはいくつかの注意点や、ユーザーが疑問に思いがちな点があります。これらを理解しておくことで、よりスムーズにFindTimeを活用できるでしょう。
投票時に参加者が新しい日時を提案できない場合
FindTimeの設定で「参加者が新しい日時を提案できるようにする」オプションがオフになっている場合、参加者は提示された候補日時の中からしか選べません。もし、提示された日時が参加者にとって都合が悪く、かつ新しい日時を提案したい場合は、主催者がFindTimeパネルを開き、オプション設定を変更してから再度送信する必要があります。あるいは、参加者自身が直接主催者に都合の良い日時をメールで連絡することも可能です。ただし、その場合は主催者が手動で投票を更新するか、新たに候補日を設定し直す必要があります。
FindTimeボタンが見当たらない場合
Outlookのメール作成画面にFindTimeボタンが表示されない場合、いくつかの原因が考えられます。まず、アドインが正しくインストールされていないか、無効になっている可能性があります。Outlookの[ファイル] > [オプション] > [アドイン]で、FindTimeが有効になっているか確認してください。また、組織のIT管理者によってFindTimeの利用が制限されている可能性もあります。その場合は、IT部門に問い合わせる必要があります。新しいTeams(v2)では、Outlookアドインとは別に、Teams内で会議調整を行う機能が提供されている場合もあります。FindTimeの代替として、Teamsの会議調整機能の利用も検討してください。
投票結果の集計に時間がかかる場合
参加者が投票してから、その結果がFindTimeパネルに反映されるまでに、数分程度の遅延が生じることがあります。特に、投票者が多い場合やネットワークの状況によっては、さらに時間がかかることもあります。リアルタイムでの集計が確認できない場合は、しばらく待ってから再度確認するか、FindTimeからの投票結果通知メールを待つのが良いでしょう。もし、長時間が経過しても投票結果が反映されない場合は、一度ブラウザを更新するか、Outlookを再起動してみてください。
新しいOutlookでのFindTimeの挙動
Microsoftは新しいOutlookのプレビュー版を提供しており、UIや機能が従来のOutlookと異なる場合があります。新しいOutlookでもFindTimeアドインは利用可能ですが、表示や操作方法に若干の違いが生じることがあります。例えば、アドインの起動方法や設定パネルのレイアウトが変更されている可能性があります。FindTimeのボタンが見つからない場合は、新しいOutlookの「アドイン」メニュー内を探してみてください。新しいOutlookへの移行が進むにつれて、FindTimeの統合方法も変化していく可能性があります。常に最新のOutlookのヘルプ情報を参照することをお勧めします。
Mac版Outlookやモバイル版Outlookでの利用
FindTimeアドインは、Windows版Outlookだけでなく、Mac版Outlookでも利用可能です。基本的な機能や操作手順はWindows版とほぼ同じですが、UIの細部が異なる場合があります。Mac版Outlookでも、[ホーム]タブから[アドイン] > [アドインを取得]を選択し、FindTimeを検索・追加してください。一方、モバイル版Outlook(iOSおよびAndroid)では、FindTimeアドインを直接インストールして利用することはできません。モバイルデバイスで会議調整を行う場合は、Outlook on the webにアクセスするか、Teamsの会議調整機能を利用するなどの代替手段を検討する必要があります。モバイル環境での利便性は、将来的には向上する可能性があります。
まとめ
FindTimeアドインを利用することで、Outlookでの会議時間調整が劇的に効率化されます。候補日時の提示から参加者の投票集計、そして最終的な会議設定までを自動化できるため、煩雑なメールのやり取りに費やす時間を大幅に削減できます。この記事で解説したFindTimeアドインのインストール、会議候補日の作成、投票の送信、そして投票結果に基づく会議スケジュール設定の手順をマスターすれば、会議設定のストレスから解放されるでしょう。次に、会議を設定する際は、ぜひFindTimeを活用してみてください。さらに、FindTimeのオプション設定を工夫することで、より柔軟な会議調整が可能になります。
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超解決 リモートワーク研究班
Microsoft 365の導入・保守を専門とするエンジニアグループ。通信障害やサインイン不具合など、ビジネスインフラのトラブル対応に精通しています。
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