Copilotの回答に根拠となる情報源を明示させたい場面があるでしょう。
特に、業務上の判断材料とする場合や、回答の正確性を確認したい場合に役立ちます。
この記事では、Copilotにエビデンス付きで回答させるための具体的なプロンプト作成方法を解説します。
Copilotの回答の信頼性を高め、より実用的な情報活用を目指しましょう。
【要点】Copilotにエビデンス付きで回答させるプロンプト
- 「~について、情報源(エビデンス)を明記して回答してください。」というプロンプト: Copilotに回答の根拠となる情報源を提示させる指示です。
- 「~について、参照したWebサイトのURLを記載してください。」というプロンプト: 具体的にWebサイトのURLを求める指示です。
- 「~について、〇〇(文書名・レポート名)を参考に、その箇所を引用して説明してください。」というプロンプト: 特定の資料を参照させ、該当箇所を引用させる指示です。
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目次
Copilotがエビデンスを提示する仕組み
Copilotは、Microsoft Graphやインターネット上の公開情報など、膨大なデータソースを基に回答を生成します。
ユーザーがエビデンスの提示を求めることで、Copilotは回答の根拠となった情報源を検索し、その情報を回答に含めようとします。
特に、CopilotがWeb検索を利用して回答を生成した場合、参照したWebページのURLなどを提示する傾向があります。
エビデンス付き回答を促すプロンプトの作成方法
- 基本のプロンプトを作成する
まずは、Copilotにエビデンスを求めていることを明確に伝えます。 - 具体的な情報源の種類を指定する
WebサイトのURL、文書名、レポート名など、希望する情報源の種類を具体的に指示します。 - 引用箇所を特定させる
回答の根拠となった箇所を具体的に示させることで、より詳細な確認が可能になります。
具体的なプロンプト例
以下に、具体的なプロンプトの例を示します。
これらのプロンプトは、Copilotのチャットインターフェースや、Word、OutlookなどのCopilot機能内で利用できます。
WebサイトのURLを提示させるプロンプト
- 「最新のAI技術動向について、参照したWebサイトのURLを明記して教えてください。」
このプロンプトは、AI技術動向に関する情報を求めつつ、その情報源となったWebサイトのURLをCopilotに提示させます。 - 「〇〇(製品名)の最新アップデート内容について、公式発表のWebページを引用して説明してください。」
特定の製品に関する公式発表を探し、その内容を引用させる指示です。
特定の文書やレポートを参照させるプロンプト
- 「気候変動に関する最新のIPCC報告書を参考に、主要な結論を要約してください。引用箇所も示してください。」
このプロンプトは、特定の報告書を参照させ、その結論と引用箇所を求めています。 - 「社内にある〇〇プロジェクトの進捗報告書を読み込み、主要なリスク要因をリストアップしてください。報告書の該当箇所を引用してください。」
社内文書を参照させ、具体的な情報を抽出させる指示です。この場合、Copilotがアクセスできる範囲の文書に限られます。
引用元を明記させる汎用的なプロンプト
- 「〇〇(質問内容)について、回答の根拠となる情報源(エビデンス)を必ず記載してください。」
最もシンプルで汎用的な指示です。Copilotは、回答の信頼性を高めるために、可能な限り情報源を提示しようとします。 - 「〇〇(質問内容)について、回答の信頼性を高めるため、参照した資料やWebページのリンクを提示してください。」
「信頼性」という言葉を使い、情報源提示の重要性を強調しています。
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エビデンス付き回答の注意点と制限事項
Copilotが必ずしも正確なエビデンスを提示できるとは限らない
Copilotは、学習データや参照した情報源の内容に依存します。
そのため、情報源が古かったり、不正確であったり、そもそも存在しない場合、Copilotは誤った情報源を提示したり、情報源を提示できなかったりすることがあります。
提示されたエビデンスは、必ずご自身で確認し、その正確性を検証することが重要です。
参照できる情報源の種類に制限がある
Copilotが参照できる情報源は、その利用環境や設定に依存します。
インターネット上の公開情報や、Microsoft 365内のデータ(SharePoint、OneDriveなど)は参照可能ですが、アクセス権限のない情報や、ローカル環境に保存されているファイルにはアクセスできません。
法人契約の場合、Microsoft Graphコネクタなどを通じて、社内システムの情報も参照できる場合がありますが、設定が必要です。
プロンプトの具体性が回答の質を左右する
「エビデンスをください」というだけでは、Copilotは何を根拠とすべきか判断できない場合があります。
どのような情報源(Webサイト、文書、レポートなど)を求めているのか、具体的に指示することで、より的確な回答とエビデンスを得やすくなります。
例えば、「最新の市場調査レポートのURL」のように、情報源の種類や内容を特定して指示することが効果的です。
機密情報や個人情報に関する質問には注意が必要
Copilotに機密情報や個人情報を含む質問をする場合、その情報がどのように扱われるか、組織のセキュリティポリシーを確認する必要があります。
特に、社外のCopilotサービスを利用する場合や、インターネット検索に依存する回答を求める場合は、情報漏洩のリスクを考慮しなければなりません。
Copilot for Microsoft 365は、Microsoft 365のセキュリティ、コンプライアンス、プライバシーの各機能を活用して構築されているため、組織内のデータは保護されます。
Copilot ProとMicrosoft 365 Copilotのエビデンス提示の違い
Copilot Proは、個人向けのサブスクリプションであり、主にWeb上の情報や、Copilot Proに接続されたMicrosoft 365アプリ(Word、Excel、PowerPoint、Outlook、OneNote)内のデータに基づいて回答を生成します。
Microsoft 365 Copilotは、法人向けのサブスクリプションであり、Microsoft Graphを通じて組織内のデータ(メール、チャット、ドキュメント、カレンダーなど)にアクセスして回答を生成します。このため、より組織固有のデータに基づいたエビデンスを提示できる可能性があります。
| 項目 | Copilot Pro | Microsoft 365 Copilot |
|---|---|---|
| 主な参照元 | Web上の公開情報、接続されたMicrosoft 365アプリ内のデータ | Web上の公開情報、Microsoft Graph(組織内のデータ) |
| 組織固有データへのアクセス | 限定的(接続設定による) | 可能(Microsoft Graph経由) |
| エビデンス提示の傾向 | Web検索結果のURL、アプリ内のファイル名などを提示 | Web検索結果のURL、組織内のファイル名、SharePointサイト名などを提示 |
| セキュリティ・コンプライアンス | 個人の責任範囲、Microsoftのプライバシーポリシー準拠 | Microsoft 365のセキュリティ、コンプライアンス、プライバシー機能に準拠 |
どちらのCopilotでも、エビデンス提示を促すプロンプトは有効ですが、Microsoft 365 Copilotの方が、組織内のデータに基づいたより詳細なエビデンスを提示できる可能性があります。
まとめ
Copilotにエビデンス付きで回答させるには、「情報源を明記してください」などの具体的な指示を含むプロンプトを作成することが効果的です。
参照させたい情報源の種類を具体的に指定することで、より的確なエビデンスを得られます。
提示されたエビデンスは必ず検証し、Copilot for Microsoft 365のセキュリティ機能を理解した上で活用しましょう。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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