Copilotのプロンプトで多言語対応が必要な場面が増えています。しかし、意図した結果を正確に生成させるのは難しい課題です。
本記事では、Copilotで多言語プロンプトを効果的に設計する手順を解説します。
さらに、生成される回答の精度を向上させるための具体的なコツを紹介します。これにより、グローバルなビジネスコミュニケーションを円滑に進められます。
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目次
Copilotの多言語プロンプトの仕組みと前提
Copilotは、Microsoft 365の基盤となる大規模言語モデル(LLM)を利用しています。このLLMは、学習データに多様な言語が含まれているため、多くの言語で理解し、応答を生成できます。
プロンプトの言語が何であっても、Copilotは内部で情報を処理し、最も適切な言語で回答を試みます。ただし、プロンプトの指示が不明瞭な場合、期待通りの言語で回答が得られないことがあります。
法人契約のMicrosoft 365 Copilotでは、組織内のデータ(SharePoint、OneDriveなど)を参照して回答を生成します。この場合、参照するデータの言語も考慮する必要があります。
多言語対応プロンプトの設計手順
- 目的とターゲット言語の明確化
どのような目的で、どの言語で回答を得たいのかを具体的に定義します。例えば、「英語でビジネスメールを作成したい」や「フランス語で会議の議事録を要約したい」などです。 - 基本プロンプトの作成
まずは、目的とするタスクを日本語で具体的に記述します。この時点では、ターゲット言語は考慮せず、タスク内容に集中します。 - 言語指定の追加
基本プロンプトの末尾に、明確な言語指定を追加します。「英語で回答してください。」「フランス語で要約を作成してください。」のように記述します。 - 文脈情報の付与
必要に応じて、回答に含めたい情報や、避けてほしい情報などの文脈情報を追加します。例えば、「専門用語は避けてください。」「顧客向けなので丁寧な言葉遣いをしてください。」などです。 - プロンプトのテストと調整
作成したプロンプトをCopilotに入力し、生成された回答を確認します。期待通りの言語で、内容も正確かを確認し、必要に応じてプロンプトを修正します。
Copilotで多言語プロンプトの精度を向上させるコツ
回答言語の指定を明確にする
プロンプトの最後に「〇〇語で回答してください。」と具体的に記述することが重要です。漠然とした指示では、Copilotが言語を誤認識する可能性があります。
例えば、「Translate this document into Spanish.」のように、動詞「Translate」と目的語「this document」、そして言語「Spanish」を明確に指示します。
専門用語や固有名詞の扱いに注意する
専門用語や固有名詞は、ターゲット言語での正確な訳がない場合があります。これらの単語をそのまま使用するか、ターゲット言語での一般的な表記を確認してプロンプトに含めます。
どうしても訳が難しい場合は、「〇〇という専門用語は、そのまま〇〇としてください。」のように、Copilotに指示を出すことも有効です。
文化的なニュアンスを考慮する
言語だけでなく、文化的な背景も考慮したプロンプト設計が求められます。挨拶の仕方、敬語の使い分け、比喩表現などは文化によって大きく異なります。
「〇〇国のビジネス文化に合わせた丁寧な表現で。」のように、具体的な文化背景を指定すると、より適切な回答が得られやすくなります。
簡単なプロンプトから試す
複雑な指示を一度に与えるのではなく、簡単なタスクから始め、徐々に複雑な指示へと段階的にプロンプトを試していくことが推奨されます。
これにより、Copilotの応答を段階的に確認でき、問題箇所を特定しやすくなります。例えば、まず「この文章を英語にしてください」で試してから、「この文章を英語で、ビジネスメールとして、〇〇の件について書いてください」と詳細化していきます。
参照データの言語を意識する(法人向け)
Microsoft 365 Copilotを法人で利用する場合、CopilotはSharePointやOneDriveなどの組織内データを参照します。参照するデータに複数の言語が含まれている場合、回答の言語も影響を受ける可能性があります。
可能であれば、参照させたいデータはターゲット言語に統一するか、プロンプトで「〇〇(言語)のデータのみを参照してください。」のように指示を出すと精度が向上します。
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Copilot ProとMicrosoft 365 Copilotの言語対応の違い
【要点】Copilot ProとMicrosoft 365 Copilotの言語対応
- Copilot Pro: 個人向けのサブスクリプションであり、Web版CopilotやMicrosoft 365アプリ(Word, Excel, PowerPoint, Outlook, Teams)で利用できます。主にテキスト生成や要約など、一般的なAIアシスタント機能を提供し、多様な言語に対応しています。
- Microsoft 365 Copilot: 法人向けのサブスクリプションであり、組織内のデータ(SharePoint, OneDrive, Teamsなど)と連携して回答を生成します。こちらも多言語に対応していますが、組織内のデータ言語が回答の質に影響を与えることがあります。
- 共通点: どちらも基盤となる大規模言語モデルの能力により、多くの言語でのプロンプト理解と回答生成が可能です。プロンプトでの明確な言語指定が精度向上につながる点も共通しています。
まとめ
Copilotで多言語対応プロンプトを効果的に設計するには、目的とターゲット言語の明確化、明確な言語指定、そして文化的なニュアンスの考慮が重要です。
本記事で紹介した手順とコツを実践することで、Copilotからの回答精度が向上し、グローバルなコミュニケーションをよりスムーズに進められるようになります。
今後は、CopilotのWebアプリ版とMicrosoft 365アプリ版での、さらに詳細な言語設定オプションの活用も検討してみてください。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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