Zoomで高画質な映像を配信したいと考えたとき、OBS Studioの仮想カメラ機能を利用する方も多いでしょう。しかし、OBS Virtual CamがZoomのカメラ一覧に表示されず、困ってしまうことがあります。この記事では、OBS Virtual CamをZoomでカメラとして認識させる具体的な手順を解説します。設定を正しく行えば、OBSのフィルターやシーンを反映した映像をZoomで使えるようになります。
【要点】OBS Virtual CamをZoomで使うための3ステップ
- OBSで仮想カメラを開始: OBS Studioの「コントロール」メニューから「仮想カメラを開始」ボタンを押すことで、仮想カメラがアクティブになります。
- Zoomのカメラ設定で切り替え: Zoomの設定画面「ビデオ」タブでカメラを「OBS Virtual Camera」に変更するだけで、映像が切り替わります。
- OBSのバーチャルカメラプラグインの確認: OBSのバージョンによっては別途プラグインが必要な場合があります。公式サイトから最新版をインストールすると認識されます。
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目次
OBS Virtual CamをZoomで使うメリットと前提条件
OBS Virtual Camは、OBS Studioが出力する映像を仮想的なカメラデバイスとして他のアプリケーションに渡す機能です。Zoomでこの仮想カメラを選択すると、OBSのシーン切り替えやソース、フィルターをそのまま配信できます。例えば、テキストオーバーレイやクロマキー合成、複数のカメラ切替などがZoom会議内で実現可能です。
この機能を使うためには、いくつかの前提条件があります。まず、OBS Studioがインストールされていることです。OBS Studioは公式サイトから無料でダウンロードできます。次に、OBSのバージョンが28.0以降であることを確認してください。28.0以降では仮想カメラ機能が標準で内蔵されています。それ以前のバージョンの場合、別途「obs-virtual-cam」プラグインをインストールする必要があります。Zoom側は特に追加設定は不要で、通常のカメラデバイスとして認識されます。
OBS Virtual CamをZoomで認識させる手順
ここでは、OBS Studioで仮想カメラを開始し、Zoomでそれを選択するまでの流れを順を追って説明します。OBSのバージョン28以降を前提とします。
OBS Studioで仮想カメラを有効にする
- OBS Studioを起動する
OBS Studioを起動し、配信したいシーンとソースをあらかじめ準備しておきます。複数のシーンを設定しておくと、Zoom中に切り替えができて便利です。 - メニューの「ツール」から「仮想カメラ」を選択する
画面上部のメニューバーから「ツール」をクリックし、その中の「仮想カメラ」を選択します。このメニューがない場合は、OBSのバージョンが古い可能性があります。最新版へのアップデートを検討してください。 - 「開始」ボタンをクリックする
表示されたダイアログで「開始」ボタンをクリックします。「出力タイプ」は通常「Internal」のままで問題ありません。「開始」を押すと、仮想カメラが有効になり、デバイス名「OBS Virtual Camera」が利用可能になります。
Zoomのカメラ設定を変更する
- Zoomを起動し、設定画面を開く
Zoomアプリを起動し、画面右上の歯車アイコンをクリックして「設定」を開きます。 - 「ビデオ」タブを選択する
左側のメニューから「ビデオ」タブをクリックします。中央にカメラのプレビューが表示されます。 - カメラのドロップダウンを「OBS Virtual Camera」に変更する
「カメラ」のドロップダウンリストを開き、「OBS Virtual Camera」を選択します。プレビュー画面がOBSの出力に切り替われば成功です。もしリストに「OBS Virtual Camera」が表示されない場合は、OBS側で仮想カメラが開始されているか、またはデバイスドライバが正しくインストールされているかを確認してください。
これで設定完了です。Zoomミーティング中でも、OBS側でシーンを切り替えれば、Zoomにそのまま反映されます。ただし、OBSの仮想カメラを停止するとZoomの映像も止まりますので、必要に応じてOBSを起動したままにしておいてください。
OBS Virtual Camが認識されない場合の注意点と対処法
設定どおりに行ってもOBS Virtual CamがZoomに表示されないことがあります。以下によくあるトラブルとその解決方法をまとめます。
OBSの仮想カメラが「開始」されていない
Zoomのカメラ一覧に表示されるためには、OBSの仮想カメラがアクティブ状態である必要があります。OBSを起動しただけでは仮想カメラは開始されません。必ず「ツール」→「仮想カメラ」で「開始」ボタンを押してからZoomの設定を行ってください。
OBSのバージョンが古く、仮想カメラ機能がない
OBS 27以前のバージョンでは仮想カメラが標準搭載されていません。その場合は、別途プラグイン「obs-virtual-cam」をインストールする必要があります。最新のOBS Studioをインストールし直すことをおすすめします。公式サイト(obsproject.com)からダウンロードしてください。
Windowsのプライバシー設定でカメラがブロックされている
Windows 10/11では、システム設定でカメラへのアクセスを制限できます。ZoomとOBSの両方でカメラアクセスが許可されているか確認してください。「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「カメラ」で、ZoomとOBSがオンになっていることを確認します。
他のアプリケーションが仮想カメラを占有している
OBS Virtual Cameraは同時に一つのアプリケーションでのみ使用できます。他の会議ツール(Skype、Discordなど)が既にOBS Virtual Cameraを使用している場合、Zoomで選択できません。該当するアプリケーションを終了してからZoomの設定をやり直してください。
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OBS Virtual Cameraと他の仮想カメラソフトの比較
OBS Virtual Cameraは無料で使える優れた機能ですが、他のバーチャルカメラアプリケーションと比較してどのような特徴があるのかをまとめました。
| 項目 | OBS Virtual Camera | ManyCam | Snap Camera |
|---|---|---|---|
| 価格 | 無料 | 無料(一部有料) | 無料(2023年にサービス終了) |
| カスタマイズ性 | 非常に高い(シーン、フィルター、ソース) | 中程度(エフェクト、オーバーレイ) | 低い(フェイスフィルターのみ) |
| 負荷 | やや高い(OBS自体の負荷) | 中程度 | 低い |
| 対応プラットフォーム | Windows、Mac、Linux | Windows、Mac | Windows、Mac |
| Zoomとの互換性 | 完全互換 | 完全互換 | 互換(ただしサービス終了) |
OBS Virtual Cameraは多機能で自由なカスタマイズが可能ですが、OBS Studio自体の動作が重い場合はPCへの負荷が高くなります。軽量な仮想カメラソフトを使いたい場合はManyCamなども検討してください。ただし、OBSは配信全般に使えるため、Zoom以外でも活用できます。
まとめ
OBS Virtual CamをZoomで認識させる方法を解説しました。手順は、OBSで仮想カメラを開始し、Zoomのカメラ設定で「OBS Virtual Camera」を選ぶだけです。もしカメラ一覧に表示されない場合は、OBSのバージョンやWindowsのプライバシー設定を確認してください。この設定を覚えておけば、Zoomの会議をよりプロフェッショナルな映像で進行できます。次に、OBSのシーン切り替えをショートカットキーに割り当てると、よりスムーズな配信が可能です。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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