Copilotは、テキスト、表、箇条書きなど多様な形式で情報を出力します。しかし、開発者やデータ処理を行うビジネスマンにとって、構造化されたJSON形式での出力が不可欠な場合があります。CopilotにJSON形式で出力させるためのプロンプト作成方法を知りたい方もいるでしょう。この記事では、CopilotにJSON形式での出力を正確に指示するプロンプトの書き方を解説します。これにより、Copilotからの情報を後続のシステムで活用しやすくなります。
【要点】CopilotにJSON形式で出力させるプロンプトの書き方
- 出力形式の指定: プロンプトの末尾に「JSON形式で出力してください」と明確に指示する。
- 構造の定義: どのようなキーと値を持つJSON構造が必要かを具体的に記述する。
- 例示の活用: 期待するJSONのサンプルをプロンプトに含めることで、Copilotの理解を助ける。
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目次
CopilotがJSON形式で出力する仕組み
Copilotは、大規模言語モデル(LLM)を基盤としています。プロンプトで与えられた指示や文脈を理解し、学習データに基づいて最も適切な応答を生成します。JSON形式での出力を求める場合、Copilotはプロンプトに含まれる「JSON形式」「構造」「キー」「値」といったキーワードや、提示されたJSONのサンプルから、構造化されたデータ形式での応答を生成するように動作します。法人契約(Microsoft 365 Copilot)と個人契約(Copilot Pro)で基本的なプロンプトの書き方に違いはありませんが、利用できるモデルの性能や応答速度に差が生じる可能性があります。
CopilotにJSON形式の出力を依頼するプロンプト作成手順
- プロンプトの基本構成を理解する
Copilotへの指示は、①目的、②詳細な条件、③出力形式の指定、の順で記述すると効果的です。 - 出力形式を明示的に指示する
プロンプトの最後に「JSON形式で出力してください。」と明確に記述します。 - 必要なキーと構造を定義する
どのような情報(キー)を、どのような階層構造(バリュー)で出力してほしいかを具体的に記述します。 - 具体的な例を示す
期待するJSONの構造をサンプルとしてプロンプトに含めると、Copilotが意図を正確に理解しやすくなります。
CopilotプロンプトでJSON出力を指定する具体例
以下は、Copilotに特定の情報をJSON形式で出力させるためのプロンプト例です。
例1:会議の議事録から参加者リストをJSONで取得
以下のプロンプトは、会議の議事録テキストから、参加者の名前と所属を抽出し、JSON形式で出力させる例です。
プロンプト例:
「以下の会議議事録から、参加者の名前と所属を抽出し、JSON形式で出力してください。JSONのキーは ‘name’ と ‘affiliation’ としてください。
議事録:
[ここに議事録テキストを貼り付ける]
期待するJSON形式の例:
[
{ “name”: “山田太郎”, “affiliation”: “開発部” },
{ “name”: “佐藤花子”, “affiliation”: “営業部” }
]
」
例2:商品リストをJSON形式で生成
以下のプロンプトは、指定された条件に基づいて商品リストを生成し、JSON形式で出力させる例です。
プロンプト例:
「以下の条件で商品リストを生成し、JSON形式で出力してください。各商品は、’id'(商品ID)、’name'(商品名)、’price'(価格)、’category'(カテゴリ)のキーを持つオブジェクトとしてください。
条件:
– 商品IDは1001から1005まで連番
– 商品名は「製品A」「製品B」のように連番で指定
– 価格はランダムに1000円から5000円の間で設定
– カテゴリは「電子機器」または「雑貨」をランダムに設定
期待するJSON形式の例:
[
{ “id”: 1001, “name”: “製品A”, “price”: 2500, “category”: “電子機器” },
{ “id”: 1002, “name”: “製品B”, “price”: 1200, “category”: “雑貨” }
]
」
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CopilotでJSON出力を指定する際の注意点
複雑すぎる構造のJSON生成は難しい場合がある
Copilotは高度な言語モデルですが、非常に深くネストされたり、多数のキーを持つ複雑すぎるJSON構造の生成は、意図通りに行かないことがあります。その場合は、JSON構造をより単純にするか、段階的に生成を依頼することを検討してください。
プロンプトの明確さが重要
「JSON形式で」という指示だけでは、Copilotはどのようなキーや構造で出力すべきか判断できません。必要なキー名、値の型(文字列、数値、配列など)、オブジェクトの nesting(入れ子)構造を具体的に指示することが成功の鍵となります。
出力内容の検証が必要
Copilotが生成したJSONは、必ずしも完璧なバリデーション(正当性検証)を経ているとは限りません。生成されたJSONが期待するスキーマ(構造定義)に合致しているか、各値が正しい形式になっているかを確認するプロセスを設けてください。Webブラウザ版CopilotやCopilotアプリでは、生成されたコードやJSONをコピーして、オンラインのJSONバリデーターなどで検証できます。
Webアプリとデスクトップアプリでの挙動の違い
CopilotのWebアプリ(copilot.microsoft.com)や、Edgeブラウザに統合されたCopilot、WordやExcelなどのMicrosoft 365アプリ内のCopilot機能で、プロンプトの入力方法や出力の表示形式、コピー機能などに若干の違いが見られることがあります。しかし、JSON形式での出力指示という基本的なプロンプトの書き方自体に大きな差はありません。Microsoft 365アプリ内でCopilotを利用する場合、WordやExcelのドキュメントやシートの内容を直接参照してJSONを生成させることが可能です。
Copilot ProとMicrosoft 365 CopilotでのJSON出力
Copilot Pro
Copilot Proは、個人向けのサブスクリプションであり、Web版CopilotやMicrosoft 365アプリ(Word, Excel, PowerPoint, Outlook, OneNote)でより高度な機能を利用できます。JSON形式での出力指示も、Copilot Proで同様に可能です。特に、Microsoft 365アプリ内で利用する場合、ドキュメントの内容を基にしたJSON生成で役立ちます。
Microsoft 365 Copilot
Microsoft 365 Copilotは、法人向けのライセンスであり、組織内のデータ(メール、チャット、ドキュメントなど)を安全に活用できます。プロンプトでJSON出力の指示を出す基本的な方法はCopilot Proと同様ですが、組織内のデータ連携機能により、より広範なデータソースから構造化されたJSONを生成できる可能性があります。ただし、機密情報を含むデータに対してJSON出力を依頼する際は、組織のセキュリティポリシーを確認し、適切な権限を持つユーザーのみが行うように注意が必要です。
まとめ
CopilotにJSON形式で情報を出力させるには、プロンプトで出力形式を明示し、必要なキーや構造を具体的に定義することが重要です。期待するJSONのサンプルを示すことで、Copilotの理解をさらに深めることができます。生成されたJSONは、必ず内容を検証し、必要に応じてプロンプトを調整してください。これらの手順を踏むことで、Copilotからの構造化データを効率的に活用できるようになります。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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