Edgeで「ERR_QUIC_HANDSHAKE_FAILED」というエラーが表示され、Webサイトにアクセスできなくなることがあります。このエラーは、QUICプロトコルを使用した通信のハンドシェイクに失敗した際に発生します。本記事では、このエラーの原因を解説し、QUIC試行サイト一覧の確認方法と、QUICを無効にする手順を詳しく説明します。これらの方法を試せば、エラーを解消してスムーズにWebページを閲覧できるようになります。
【要点】ERR_QUIC_HANDSHAKE_FAILEDエラーの解決手順
- edge://net-internals/#quicの確認: 現在QUICが有効なサイトの一覧を確認できます。
- edge://flagsでのQUIC無効化: 実験用フラグからQUICプロトコルを無効にすることでエラーを回避します。
- グループポリシーでのQUIC無効化: 組織で管理されている場合はポリシー設定でQUICを無効にできます。
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目次
なぜERR_QUIC_HANDSHAKE_FAILEDが発生するのか
QUICは、Googleが開発した高速な通信プロトコルで、HTTP/2やHTTP/3の基盤として使われています。EdgeではデフォルトでQUICが有効になっており、対応サイトにはQUICで接続します。この「ERR_QUIC_HANDSHAKE_FAILED」エラーは、QUICのハンドシェイク(接続確立のためのやり取り)が途中で失敗したときに表示されます。原因としては、ファイアウォールやプロキシがQUICの通信をブロックしている、ネットワーク機器がQUICに対応していない、またはサードパーティのセキュリティソフトが干渉しているケースが考えられます。QUICを一度無効にすることで、HTTPS(HTTP/2)で通信できるようになり、エラーを回避できます。
QUIC試行サイト一覧を確認する手順
現在EdgeがどのサイトでQUICを使おうとしているかは、開発者向けツールで確認できます。以下の手順で一覧を表示します。
- Edgeのアドレスバーに「edge://net-internals/#quic」と入力する
Enterキーを押すと、QUICに関する詳細情報が表示されます。 - 「QUIC Sessions」セクションを確認する
現在QUICで通信中のセッションと、そのホスト名が一覧表示されます。 - 「Alternate Protocol」セクションも参照する
ここには、QUICが試行されたが接続に至らなかったサイトの履歴が表示される場合があります。
この一覧を確認することで、どのサイトでエラーが発生しているのかを特定する手がかりになります。ただし一覧はリアルタイムに更新されるため、エラーが再現しているタイミングで見ることをおすすめします。
QUICを無効にしてエラーを解決する手順
QUICの無効化には、主に2つの方法があります。1つはEdgeの実験フラグを使う方法、もう1つはグループポリシーを使う方法です。それぞれの手順を説明します。
edge://flagsからQUICを無効にする方法
- Edgeのアドレスバーに「edge://flags」と入力する
実験用機能の一覧が表示されます。 - 検索ボックスに「QUIC」と入力する
「Experimental QUIC protocol」という項目が表示されます。 - 「Experimental QUIC protocol」のプルダウンを「Disabled」に変更する
デフォルトは「Default」ですが、「Disabled」を選択します。 - 画面下部の「Relaunch」ボタンをクリックする
Edgeが再起動し、QUICが無効になります。
グループポリシーからQUICを無効にする方法
組織内のデバイスで統一してQUICを無効にしたい場合は、グループポリシーが適しています。この方法はWindows 11 ProまたはEnterpriseエディションでのみ利用できます。
- キーボードのWindowsキーを押して「gpedit.msc」と入力し、Enterキーを押す
ローカルグループポリシーエディターが開きます。 - 左側のツリーから「コンピューターの構成」→「管理用テンプレート」→「Windowsコンポーネント」→「Microsoft Edge」の順に移動する
Edgeのポリシー一覧が表示されます。 - 右側の一覧から「QUICプロトコルを有効にする」をダブルクリックする
設定画面が開きます。 - 「未構成」から「無効」に変更し、「OK」をクリックする
ポリシーが適用され、QUICが無効になります。 - コマンドプロンプトを管理者として開き、「gpupdate /force」を実行する
ポリシーが即座に反映されます。Edgeを再起動すれば完了です。
レジストリを直接編集する方法もありますが、誤った操作はシステムに影響を与えるため、ここでは説明を省略します。どうしても必要な場合は、事前にレジストリのバックアップを取ってから行ってください。
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QUIC無効化後に注意すべきポイント
一部のWebサイトで読み込みが遅くなる場合がある
QUICは高速な通信を実現するため、無効にすると特にGoogle関連サイト(YouTubeやGmailなど)で読み込みが遅くなる可能性があります。ただし、エラーが解消されるメリットの方が大きい場合がほとんどです。必要であれば、後から再度有効に戻すこともできます。
エラーが再発する場合は他の原因を疑う
QUICを無効にしてもエラーが続く場合、原因は別にあります。ファイアウォールやプロキシの設定、またはネットワークドライバーの問題を確認してください。また、セキュリティソフトが通信を遮断していないかもチェックしましょう。
QUICを再度有効にする方法
フラグで無効にした場合は、再度「edge://flags」から「Experimental QUIC protocol」を「Default」または「Enabled」に変更して再起動します。グループポリシーの場合は、ポリシーを「未構成」に戻して「gpupdate /force」を実行します。
QUIC有効時と無効時の比較表
| 項目 | QUIC有効時 | QUIC無効時 |
|---|---|---|
| 通信速度 | 高速(特に初回接続) | 標準(TCPベース) |
| 互換性 | 一部のネットワーク環境でエラーが発生 | ほとんどの環境で安定 |
| セキュリティ | TLS 1.3相当 | TLS 1.2または1.3 |
| エラー発生リスク | ファイアウォールなどで阻害されやすい | 低い |
| 設定の容易さ | デフォルトで有効 | フラグまたはポリシーで無効化可能 |
まとめ
この記事では、ERR_QUIC_HANDSHAKE_FAILEDエラーの原因と、QUIC試行サイト一覧の確認方法、QUICを無効にする手順を解説しました。まずはedge://net-internals/#quicでどのサイトが影響を受けているか確認し、その後edge://flagsまたはグループポリシーでQUICを無効にすることで、多くの場合エラーを解決できます。もしエラーが改善しない場合は、ネットワーク機器やセキュリティソフトの設定も見直してみましょう。QUICの有効/無効を状況に応じて切り替えられるようになれば、快適なブラウジング環境を維持できます。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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