EdgeのPDFビューアで開いた文書から、必要な部分だけをWord形式で保存したい場面は多いです。しかし、EdgeにはPDFの選択範囲を直接Wordファイルとして書き出す機能はありません。この記事では、コピー&ペーストと印刷機能を利用した2つの方法を解説します。
【要点】EdgeでPDFの選択範囲をWordに書き出す2つの方法
- コピー&ペースト: 選択したテキストをクリップボード経由でWordに貼り付け、手動で整形して保存します。
- 印刷機能とMicrosoft Word仮想プリンター: 選択範囲を印刷キューに送り、直接Word文書として生成します。
- Microsoft Print to PDF: 選択範囲を一旦PDF化し、Wordで開いて編集します。
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目次
EdgeのPDFビューアでテキスト選択とWord書き出しの基本
Edgeには標準のPDFビューアが組み込まれており、テキストの選択やコピーが可能です。ただし、Word形式への直接変換機能は備わっていません。そのため、ユーザーは自分でデータを移す必要があります。Word形式で書き出す主な目的は、選択した部分のテキストを編集可能な状態で再利用することです。以下の手順では、少ない手間で目的を達成する方法を紹介します。
方法1:コピー&ペーストでWordに書き出す
最もシンプルな方法は、Edgeからテキストをコピーし、Wordに貼り付けて保存することです。この方法は特別な設定を必要とせず、短時間で完了します。以下に手順を示します。
手順1:Edgeでテキストを選択してコピーする
- PDFをEdgeで開く
対象のPDFファイルをEdgeで開きます。ファイルをダブルクリックするか、Edgeのメニューから「ファイルを開く」を選びます。 - テキストを選択する
マウスで書き出したいテキスト範囲をドラッグして選択します。矩形選択ではなく、テキスト選択モードになっていることを確認します。 - コピーする
選択したテキスト上で右クリックし、メニューから「コピー」を選びます。またはキーボードショートカットのCtrl+Cを使います。
手順2:Wordに貼り付けて保存する
- Wordを起動する
WindowsのスタートメニューからWordを開きます。新しい空白の文書を作成します。 - テキストを貼り付ける
リボンの「ホーム」タブにある「貼り付け」をクリックするか、Ctrl+Vを押します。貼り付けオプションは「テキストのみ保持」が便利ですが、必要に応じて「元の書式を保持」も選べます。 - 必要に応じて整形する
貼り付け後、レイアウトが崩れている場合は手動で修正します。フォントや段落設定を整えてください。 - Word文書として保存する
左上の「ファイル」タブをクリックし、「名前を付けて保存」を選択します。保存場所を決め、ファイルの種類を「Word文書(*.docx)」に設定して保存します。
方法2:印刷機能を使って選択範囲をWord文書として書き出す
Windowsには「Microsoft Word」という仮想プリンターが用意されています。Edgeの印刷ダイアログで選択範囲を指定し、このプリンターに出力すると、Word文書が自動生成されます。この方法は書式をある程度保持できる利点があります。
手順1:印刷ダイアログを開き、選択範囲を指定する
- EdgeでPDFを開く
先ほどと同じようにPDFをEdgeで開きます。 - 印刷ダイアログを表示する
キーボードのCtrl+Pを押すか、右上のメニューから「印刷」を選択します。 - ページ範囲を「選択範囲」に変更する
印刷ダイアログの「ページ」セクションで、「選択したもののみ印刷」のチェックボックスをオンにします。このオプションが表示されない場合は、事前にPDF上でテキストを選択しておく必要があります。
手順2:プリンターを「Microsoft Word」に設定して印刷する
- プリンターを変更する
印刷ダイアログの「プリンター」ドロップダウンから「Microsoft Word」を選びます。このプリンターが表示されない場合は、Windowsの「プリンターとスキャナー」設定で追加できます。 - 「印刷」ボタンをクリックする
その他の設定はデフォルトのままで構いません。「印刷」ボタンを押すと、Wordが起動し、選択範囲の内容が新しい文書として表示されます。 - Word文書を保存する
生成されたWord文書を確認し、必要に応じて修正します。その後「ファイル」→「名前を付けて保存」で.docx形式で保存します。
補足:Microsoft Print to PDFを使う方法
「Microsoft Word」仮想プリンターが利用できない場合は、「Microsoft Print to PDF」で一旦PDFを作成し、そのPDFをWordで開いて編集する方法もあります。手順は上記と同様に印刷ダイアログで「Microsoft Print to PDF」を選び、選択範囲をPDF化します。その後、WordでそのPDFファイルを開き、「ファイル」→「名前を付けて保存」でWord文書として保存します。この方法は選択範囲のレイアウトが忠実に再現されるメリットがあります。
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注意点とよくあるトラブル
二つの方法にはそれぞれ注意点があります。ここでは、よく直面する問題とその対処法を説明します。
コピー&ペーストで書式が崩れる
Edgeからコピーしたテキストは、改行やタブの情報が失われることがあります。Wordに貼り付けた後、段落やインデントを手動で調整してください。また、表や画像はコピーされないため、別途対応が必要です。
印刷ダイアログに「選択したもののみ印刷」が表示されない
このオプションはPDF上でテキストを選択していないとグレーアウトします。事前にマウスで選択範囲を指定してから印刷ダイアログを開いてください。また、一部のPDF(スキャン画像など)ではテキスト選択ができないため、この方法は使えません。
「Microsoft Word」仮想プリンターが見つからない
このプリンターはMicrosoft Officeのインストール時に追加されます。Officeがインストールされていない環境では表示されません。その場合は「Microsoft Print to PDF」で代用するか、直接コピー&ペーストを行います。
コピー&ペーストと印刷機能の比較
| 項目 | コピー&ペースト | 印刷→Microsoft Word |
|---|---|---|
| 手軽さ | 非常に簡単で追加ツール不要 | 印刷の設定が必要やや複雑 |
| レイアウト保持 | 書式が失われやすい | 比較的忠実に再現される |
| 画像・表の対応 | テキストのみ(画像は非対応) | 画像や表も含めて出力可能 |
| 必要な環境 | WordとEdgeのみ | WordとEdgeに加えMicrosoft Word仮想プリンターが必要 |
| 編集のしやすさ | 貼り付け後すぐに編集可能 | 生成後の文書はやや編集しにくい場合がある |
まとめ
EdgeのPDFビューアでは、直接Word形式で書き出す機能はありませんが、コピー&ペーストと印刷機能を利用することで対応できます。短時間で手軽にテキストだけを取り出したい場合はコピー&ペーストが適しています。レイアウトを保って画像や表も含めたい場合は、印刷機能を使ってMicrosoft Word仮想プリンターに出力する方法をお勧めします。環境に応じてMicrosoft Print to PDFを仲介させる方法も有効です。これらの手順を使い分けて、PDFからの情報抽出を効率化してください。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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