WebSocket接続中にEdgeで「ERR_WS_UPGRADE_FAILED」というエラーが表示されると、リアルタイム通信ができない状態になります。このエラーはWebSocketのアップグレードリクエストが失敗したことを意味します。原因は主にサーバー側の設定やプロキシ、セキュリティソフトの影響です。この記事ではヘッダー確認の方法と具体的な対処手順を解説します。
【要点】EdgeのWebSocketエラーをヘッダー確認で解決するポイント
- 開発者ツールのネットワークタブ: WebSocket接続のリクエストとレスポンスヘッダーを確認します。
- プロキシ設定の見直し: システムプロキシがWebSocketを妨害していないかチェックします。
- サーバー側の設定確認: サーバーがWebSocketアップグレードを正しく処理しているか検証します。
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EdgeでERR_WS_UPGRADE_FAILEDが発生する主な原因
WebSocket接続はHTTPリクエストからプロトコルをアップグレードすることで確立します。Edgeがサーバーに送信する「Upgrade: websocket」と「Connection: Upgrade」というヘッダーに対して、サーバーが適切に「101 Switching Protocols」を返さない場合にエラーが起きます。原因としては、プロキシやファイアウォールがアップグレードヘッダーを削除する、サーバー側のWebSocket実装が不完全、またはセキュリティソフトが接続を遮断するケースが考えられます。
ヘッダー確認と対処の手順
開発者ツールでWebSocketリクエストを確認する
- F12キーで開発者ツールを開く
Edgeで対象のWebページを開き、F12キーを押して開発者ツールを起動します。 - 「ネットワーク」タブを選択する
上部メニューから「ネットワーク」タブをクリックし、ページを再読み込みします。 - WebSocket接続をフィルタする
フィルターバーで「WS」または「WebSocket」をクリックすると、WebSocketの通信だけが表示されます。 - 該当のリクエストをクリックしてヘッダーを確認する
表示されたWebSocketリクエストを選択し、「ヘッダー」タブでリクエストヘッダーとレスポンスヘッダーを確認します。特に「Upgrade: websocket」と「Connection: Upgrade」が送信されているか、レスポンスに「101 Switching Protocols」が返ってきているかをチェックします。
プロキシ設定を無効にしてテストする
- Edgeの設定を開く
右上の三点メニューから「設定」を選択します。 - 「システムとパフォーマンス」を選ぶ
左メニューから「システムとパフォーマンス」をクリックします。 - プロキシ設定を開く
「プロキシを開く」ボタンをクリックし、Windowsのプロキシ設定を表示します。 - プロキシを一時的にオフにする
「自動的に設定を検出する」をオンにし、「プロキシサーバーを使う」をオフにします。再度WebSocket接続を試してエラーが解消するか確認します。
セキュリティソフトとファイアウォールを一時停止する
- セキュリティソフトの設定を開く
お使いのセキュリティソフトの設定画面を開きます。 - リアルタイム保護を一時的に無効にする
リアルタイムスキャンやWeb保護機能を一時停止します。 - EdgeとWebSocket通信を許可する
セキュリティソフトの例外リストにEdgeと接続先サーバーを追加します。 - Windows Defenderファイアウォールを確認する
「Windowsセキュリティ」→「ファイアウォールとネットワーク保護」→「詳細設定」で、Edgeのインバウンド・アウトバウンドルールが許可されているか確認します。必要に応じて新しい規則を作成します。
サーバー側のWebSocket設定を確認する
- サーバーのログを調べる
サーバー管理者であれば、WebサーバーのアクセスログやエラーログでWebSocketリクエストのステータスを確認します。 - WebSocketハンドシェイクの実装をチェックする
サーバーが正しく「101 Switching Protocols」を返しているか、また「Sec-WebSocket-Accept」ヘッダーが適切に生成されているかを確認します。 - プロキシやリバースプロキシの設定
NginxやApacheなどのリバースプロキシを使っている場合、WebSocketのプロキシパススルー設定が必要です。例えばNginxでは「proxy_set_header Upgrade $http_upgrade;」と「proxy_set_header Connection upgrade;」を設定します。
対処しても直らない場合の追加チェック
Edgeのバージョンとプロファイルが原因の場合
古いバージョンのEdgeにはWebSocket関連のバグが存在する場合があります。Edgeを最新版にアップデートし、プロファイルをリセットすることで問題が解決することがあります。また、シークレットウィンドウで接続を試して拡張機能の影響を切り分けることも有効です。
拡張機能がWebSocketをブロックしている場合
広告ブロッカーやセキュリティ系拡張機能がWebSocket接続を妨害することがあります。拡張機能を一時的にすべて無効にして、問題が再現するか確認します。
ネットワーク環境の問題
企業ネットワークやVPNを使用している場合、ポリシーでWebSocketが制限されている可能性があります。ネットワーク管理者に確認し、必要に応じてVPNを切断してテストします。
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原因別の症状と対処法の比較
| 原因 | 症状 | 対処法 |
|---|---|---|
| プロキシによるヘッダー改変 | リクエストヘッダーにUpgradeが含まれない | プロキシ設定を無効化またはWebSocketパススルーを設定 |
| サーバーが101を返さない | レスポンスコードが200などになる | サーバーのWebSocket実装を修正 |
| セキュリティソフトによる遮断 | 接続がタイムアウトする | 例外リストに追加または一時無効化 |
| 拡張機能による干渉 | 特定の拡張機能有効時のみ発生 | 拡張機能を無効にして確認 |
まとめ
この記事ではEdgeで発生するWebSocketエラー「ERR_WS_UPGRADE_FAILED」の原因と対処法を解説しました。開発者ツールでヘッダーを確認することで、プロキシやサーバー設定の問題を特定できます。またプロキシの無効化やセキュリティソフトの例外設定も効果的です。次に同様のエラーが発生した場合は、まず開発者ツールのネットワークタブでWebSocketリクエストを確認してみてください。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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