テーブル名が重複する時は、先に新しいテーブルへ別の名前を付けられるか確認します。既存の名前を削除すると数式や集計に影響する場合があるため、名前を空ける目的で一括削除しないでください。
ここではWindowsのデスクトップ版Excelを対象に、テーブルと定義名を確認します。作業前に元ブックのコピーを残します。
ADVERTISEMENT
1. 大文字と小文字だけでは別名にならない
Excelの名前は大文字と小文字を区別しません。Salesが使われているブックでSALESへ変えても、別の名前としては扱われません。売上_2026や売上_支店別など、用途を区別できる名前を検討します。
ほかのシートにテーブルがある場合もあります。見えているシートだけを探して、名前が存在しないと判断しないでください。名前ボックスから既存テーブルへ移動すると、置かれている場所を確認できます。
2. 名前の管理で参照先と範囲を見る
「数式」→「名前の管理」を開き、同名や似た名前を探します。「参照範囲」に何が入っているか、範囲がブック全体か特定シートかを確認してください。定義名にはシート単位の範囲もあり、すべての名前が必ずブック内で1つという説明は正確ではありません。
名前は数式、入力規則、グラフなどで使われる場合があります。見覚えがないことや、参照先に#REF!が出ることだけでは不要と決められません。使用箇所を確認し、参照先の修復が必要か判断します。
3. 新しいテーブルへ別の名前を付ける
- 変更したいテーブル内のセルを選択します。
- 「テーブルデザイン」タブの「テーブル名」を確認します。
- 既存の名前と重ならない名前を入力し、Enterで確定します。
- そのテーブルを使う数式や更新処理を確認します。
名前には空白やセル番地と同じ文字列を使えません。CやRのように参照に使う名前も避けます。操作対象が本当に新しいテーブルか確かめ、既存の集計用テーブルを誤って変更しないようにします。
4. 一覧に見当たらない時は用途を調べる
名前の管理に表示されない非表示名などもあります。シートを別ブックからコピーした後に警告が出た場合は、コピー元とコピー先の名前の扱いを確認します。
隠れた名前を消すマクロを一律に実行する必要はありません。まず別名で作業を進められるか検討し、特定の名前を使う必要がある場合は作成者へ確認してください。#REF!だけを抽出して一括削除する方法は使いません。
5. テーブル名と定義名を使い分ける
テーブル名は、見出しを含む表を数式から参照する時に使います。定義名はセル範囲だけでなく、定数や数式にも付けられます。似た名前でも役割が異なるため、置き換える前に参照先を見て判断します。
例えば売上明細のテーブルと税率の定義名は別の用途です。整理のために同じ名前へ統一すると、かえって用途を区別しにくくなります。対象と期間が分かる命名にしておくと、次の担当者も確認しやすくなります。
6. 変更後は集計と更新を試す
名前が受け付けられただけで終わらず、そのテーブルを使う合計式、ピボットテーブル、データの更新を試します。問題があれば、変更した名前と元の名前を照合して戻せるようにしてください。
名前の制約はMicrosoftのテーブル名の説明、表示される定義名の範囲は名前の管理の説明を参照できます。
超解決 Excel・Word研究班
企業のDX支援や業務効率化を専門とする技術者チーム。20年以上のExcel・Word運用改善実績に基づき、不具合の根本原因と最短の解決策を監修しています。ExcelとWordを使った「やりたいこと」「困っていること」「より便利な使い方」をクライアントの視点で丁寧に提供します。
Office・仕事術の人気記事ランキング
- 【Excel】オートフィル(右下の+)が効かない!ドラッグできない時のオプション有効化設定
- 【Outlook】添付ファイルが「Winmail.dat」に化ける!受信側が困らない送信設定
- 【PDF】EdgeでPDFを開くと印刷できない・プリンタ一覧が出ない時のブラウザ再起動とシステムダイアログ
- 【Word】差し込み印刷の金額にカンマを付ける方法|小数・0・空欄の確認
- 【Outlook】祝日が表示されない・重複する時の対処|追加方法と対象年の確認
- 【Outlook】メールの受信が数分遅れる!リアルタイムで届かない時の同期設定と送受信グループ設定
- 保存せずに閉じたExcel・Wordを復元する方法|自動回復・未保存ファイル・履歴の確認
- 【Excel】COUNTAでセルの個数を数える方法|空文字・空白・COUNTとの違い
- 【Word】校閲機能の基本!赤字(変更履歴)とコメントで修正を見える化する
- 【PDF】入力した文字のフォント・サイズ・色を変更する方法|注釈とフォームの違い
