Microsoft Teamsで、特定のチャンネルにアップロードできるファイル容量に上限を設けたいと思ったことはありませんか?
チャンネルごとにファイル容量の上限を設定できれば、ストレージの無駄遣いを防いだり、重要なファイルが容量オーバーでアップロードできなくなる事態を避けられます。
この記事では、Teamsのチャンネル単位でファイルアップロード容量制限を設定する具体的な手順を、管理者向けに分かりやすく解説します。
この手順を理解すれば、組織のストレージ管理を効率化し、Teamsのファイル共有をより計画的に行えるようになります。
【要点】Teamsチャンネル単位でのファイルアップロード容量制限設定
- SharePointサイトのストレージ容量設定: TeamsのファイルはSharePointに保存されるため、SharePointサイトのストレージ容量を管理することで、間接的にTeamsのファイルアップロード容量を制限します。
- サイトコレクションのストレージ管理: Teamsのチームごとに紐づくSharePointサイトコレクションのストレージ上限を設定・確認する手順を解説します。
- 容量制限の確認と調整: 現在のストレージ使用量を確認し、必要に応じて上限を引き上げる、または組織全体のストレージポリシーを検討します。
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目次
Microsoft Teamsで共有されるファイルは、実は各チームに紐づくSharePointサイトのドキュメントライブラリに保存されています。
そのため、Teamsのチャンネル単位で直接ファイルアップロード容量を設定する機能は提供されていません。容量制限を管理するには、基盤となるSharePointサイトのストレージ設定を調整する必要があります。
SharePointサイトコレクションには、組織のMicrosoft 365サブスクリプションによって定められたデフォルトのストレージ容量があります。この容量を超えないように管理することが、Teamsのファイル共有における容量管理の基本となります。
Teamsのファイルアップロード容量を管理するには、各チームに紐づくSharePointサイトのストレージ上限を確認し、必要に応じて調整します。この操作は、Microsoft 365の管理者権限を持つユーザーのみ実行できます。
Teamsのチームは、作成時に自動的にSharePointサイトコレクションがプロビジョニングされます。このサイトコレクションのストレージ容量は、組織全体のMicrosoft 365ストレージプールから割り当てられます。
個別のTeamsチャンネルごとに容量制限を細かく設定するのではなく、チーム全体のストレージ上限を管理するという考え方になります。容量が逼迫している場合は、組織全体のストレージ容量を増やすか、不要なファイルを削除するなどの対応が必要になります。
まず、Microsoft 365管理センターからSharePoint管理センターにアクセスします。
- Microsoft 365管理センターにサインインする
Webブラウザを開き、Microsoft 365管理センター(admin.microsoft.com)にグローバル管理者またはSharePoint管理者としてサインインします。 - 「管理センター」メニューを開く
左側のナビゲーションメニューで「管理センター」を展開します。 - 「SharePoint」を選択する
表示される管理センターの一覧から「SharePoint」をクリックします。
サイトコレクションのストレージ容量を確認する
SharePoint管理センターで、Teamsチームのファイルが保存されているサイトコレクションのストレージ使用量を確認します。
- 「アクティブなサイト」に移動する
SharePoint管理センターの左側メニューで「サイト」を展開し、「アクティブなサイト」をクリックします。 - Teamsチームに対応するサイトを探す
サイトの一覧が表示されます。通常、Teamsのチーム名と同じ名前のサイトコレクションがTeamsのファイル保存場所に対応します。サイト名やURLを確認して該当するサイトを見つけます。 - ストレージ使用量を確認する
サイト一覧の「ストレージ使用量」列で、各サイトコレクションの現在のストレージ使用量を確認できます。
ストレージ上限の調整(必要に応じて)
もし、特定のTeamsチーム(SharePointサイト)のストレージ使用量が上限に近づいている、または超えている場合は、ストレージ上限の調整を検討します。ただし、これは組織全体のストレージプールからの割り当てに影響します。
- ストレージ上限を調整したいサイトを選択する
「アクティブなサイト」一覧で、該当するサイトのチェックボックスをオンにします。 - 「ストレージを管理する」を選択する
画面上部のメニューバーにある「ストレージを管理する」をクリックします。 - 新しいストレージ上限を設定する
「ストレージ上限」の項目で、現在の値が表示されます。必要に応じて、ドロップダウンリストから新しい上限値を選択するか、カスタム値を入力します。 - 「保存」をクリックする
設定した内容を確認し、「保存」ボタンをクリックして変更を適用します。
注意点: SharePointサイトのストレージ上限を増やすには、組織全体のMicrosoft 365ストレージ容量に空きが必要です。組織全体のストレージ容量が不足している場合は、Microsoft 365のライセンス追加やストレージプランのアップグレードを検討する必要があります。
組織全体のストレージ容量を確認する
個別のサイトコレクションのストレージ上限を調整する前に、組織全体のストレージ使用量を確認することが重要です。
- Microsoft 365管理センターに戻る
SharePoint管理センターからMicrosoft 365管理センターに戻ります。 - 「課金情報」メニューを開く
左側のナビゲーションメニューで「課金情報」を展開します。 - 「購入サービス」を選択する
「購入サービス」をクリックします。 - 「SharePoint Online」または「Microsoft 365」のプランを確認する
契約しているサービスの一覧が表示されます。SharePoint OnlineまたはMicrosoft 365のプランの項目で、総ストレージ容量と使用済み容量を確認できます。
この全体容量が、組織内のすべてのSharePointサイト(Teamsのファイル保存場所を含む)で共有される容量プールとなります。
新しいTeams(v2)と従来Teamsでの違い
新しいTeams (v2) には、ファイル管理やストレージ設定に関する根本的な変更はありません。
Teamsのファイルは引き続きSharePointに保存されるため、ストレージ容量の管理もSharePoint管理センターで行います。
UIや一部の機能の配置は変更される可能性がありますが、ファイルアップロード容量制限を設定する基本的な仕組みは、従来Teamsから変更されていません。
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新しいOutlookと従来Outlookでの違い
この機能はMicrosoft Teamsに関連するものであり、Microsoft Outlookの操作とは直接関係ありません。
したがって、新しいOutlookまたは従来Outlookのどちらを使用しているかによって、Teamsのファイルアップロード容量制限の設定方法に違いはありません。
容量制限設定に関する注意点とよくある質問
Teamsのファイルアップロード容量制限は、SharePointのストレージ管理に依存するため、いくつか注意点や確認しておきたい事項があります。
チャンネル単位で細かく容量制限を設定できない
Teamsのチャンネルごとに「このチャンネルは1GBまで」といった個別の容量制限を設定する機能は、現時点では提供されていません。
容量制限は、チーム全体に紐づくSharePointサイトコレクション単位で管理されます。つまり、チーム内の全チャンネルで共有されるストレージ容量の上限ということになります。
もし、特定のチャンネルで大量のファイルを扱う必要があるが、他のチャンネルでは容量を抑えたい場合は、チームを分割するなどの運用上の工夫が必要になります。
組織全体のストレージ容量が不足している場合
SharePoint管理センターで個別のサイトコレクションのストレージ上限を増やそうとしても、「現在のストレージ容量を超えています」といったメッセージが表示され、それ以上増やせない場合があります。
これは、組織全体のMicrosoft 365ストレージプールに空き容量がないことを示しています。この場合は、以下のいずれかの対応が必要です。
- 不要なファイルの削除: SharePointやOneDrive、Teamsから古いファイルや重複したファイルを削除し、空き容量を確保します。
- ストレージ容量の追加購入: Microsoft 365のライセンスを追加購入するか、追加のストレージ容量を購入します。
組織全体のストレージ容量の管理は、IT管理者またはIT部門が行う必要があります。
ファイルアップロード容量制限とファイルサイズ制限の違い
SharePointおよびTeamsでは、個々のファイルに対してもサイズの上限が設定されています。これは、サイトコレクションのストレージ容量とは別の制限です。
デフォルトでは、1ファイルあたりの最大サイズは250GBですが、組織のポリシーによって変更されている可能性もあります。このファイルサイズ上限は、チャンネル単位の容量制限とは異なる概念です。
もし、特定のファイルがアップロードできない場合は、ファイルサイズの上限に達していないか確認してください。
管理者権限がない場合
SharePoint管理センターでのストレージ容量設定や組織全体のストレージ管理は、Microsoft 365のグローバル管理者またはSharePoint管理者権限が必要です。
もし、ご自身が管理者権限を持っていない場合は、社内のIT管理者またはヘルプデスクに相談してください。ファイルアップロード容量に関する要望や、ストレージ使用状況の確認などを依頼できます。
Mac版・モバイル版・Web版での違い
Teamsのファイルアップロード容量制限の設定は、SharePoint管理センターで行われるため、クライアントアプリケーション(Windows版、Mac版)やモバイルアプリ(iOS版、Android版)、Webブラウザ版のTeamsの操作とは直接関係ありません。
容量制限の設定・管理は、管理者権限を持つユーザーがWebブラウザ経由でMicrosoft 365管理センターおよびSharePoint管理センターにアクセスして行う必要があります。
Teamsの各クライアントやアプリからは、現在のストレージ使用量を確認する機能は提供されていません。確認するには、上記の手順でSharePoint管理センターにアクセスする必要があります。
この記事で解説したSharePointサイトのストレージ容量管理は、Teamsのファイル共有における容量をコントロールするための重要な手段です。
チャンネル単位での直接的な容量制限はできませんが、チーム全体のストレージ上限を把握し、適切に管理することで、ストレージの効率的な利用と円滑なファイル共有が可能になります。
IT管理者の方は、組織のストレージポリシーを確認し、必要に応じてSharePointのストレージ上限を調整してください。もし管理者権限がない場合は、IT部門に相談し、ストレージ管理について連携を取りましょう。
これにより、Teamsでのファイル共有がより安全かつ効率的になります。
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超解決 リモートワーク研究班
Microsoft 365の導入・保守を専門とするエンジニアグループ。通信障害やサインイン不具合など、ビジネスインフラのトラブル対応に精通しています。
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