Microsoft TeamsでPSTN(公衆交換電話網)への発信履歴を確認したいですか?
会議や通話の際に、Teamsの電話機能を使って社外へ発信した際の料金や履歴を把握しておきたい場面は多いでしょう。
しかし、どこでその情報を見られるのか、どのように確認すれば良いのか分からない方もいるかもしれません。
この記事では、TeamsのPSTN発信履歴を通話料金レポートで確認する具体的な手順を解説します。
組織の通話料金を適切に管理し、コストを把握するための第一歩を踏み出しましょう。
【要点】TeamsのPSTN発信履歴を通話料金レポートで確認する
- 通話料金レポートの表示: Microsoft 365 管理センターから通話料金レポートを表示する手順。
- レポートの期間指定: 確認したい期間を選択し、PSTN発信履歴を絞り込む方法。
- 発信者・宛先・料金の確認: レポートから個別の通話の詳細情報を確認する手順。
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目次
通話料金レポートでPSTN発信履歴を確認する背景
Microsoft Teamsの電話機能を利用すると、ユーザーはTeamsクライアントから直接、公衆交換電話網(PSTN)へ発信できます。これは、外部の固定電話や携帯電話へ連絡を取る際に非常に便利な機能です。
このPSTN通話には、利用に応じた料金が発生します。組織によっては、これらの通話料金を把握し、コストを管理することが重要になります。
通話料金レポートは、Teamsの電話機能を利用したPSTNへの発信に関する詳細な履歴と料金情報を提供するものです。これにより、誰が、いつ、どこへ、どれだけの時間通話したか、そしてそれに伴う料金はいくらか、といった情報を把握できます。
通話料金レポートの表示と確認手順
PSTNへの発信履歴を確認するには、Microsoft 365 管理センターにアクセスし、通話料金レポートを生成・表示する必要があります。
この操作は、Microsoft 365 テナントの全体管理者または課金情報の閲覧権限を持つユーザーのみが実行できます。組織ポリシーによっては、アクセス権限が制限されている場合があります。
- Microsoft 365 管理センターへサインイン
Webブラウザを開き、Microsoft 365 管理センター(admin.microsoft.com)にアクセスします。 - ナビゲーションメニューを開く
左側のナビゲーションメニューで、「請求」を展開し、「請求書と支払い」を選択します。 - 「請求書」タブを選択
表示された画面で、「請求書」タブをクリックします。 - 通話とメッセージング レポートを探す
請求書の一覧の中から、「通話とメッセージング レポート」を探します。 - レポートを生成する
「通話とメッセージング レポート」の項目で、「レポートを生成」ボタンをクリックします。 - レポートの種類を選択
レポートの種類として「通話料金」を選択します。 - 期間を指定する
レポートを生成したい期間を選択します。直近の請求期間や、特定の月を指定できます。 - レポートを生成
「レポートを生成」ボタンをクリックして、レポートを作成します。 - レポートを表示・ダウンロード
レポートが生成されると、一覧に表示されます。レポート名をクリックすると詳細が表示されるか、ダウンロードボタンからCSVファイルなどでダウンロードできます。
レポート内容の詳細確認
生成された通話料金レポートには、PSTNへの発信に関する様々な情報が含まれています。これらの情報を分析することで、通話コストの傾向や利用状況を把握できます。
レポートは通常、CSV形式でダウンロードできるため、Microsoft Excelなどの表計算ソフトで開いて詳細を確認するのが一般的です。以下のような項目が含まれています。
各項目の確認方法
発信者 (Caller)
PSTNへ発信したユーザーのユーザー名またはメールアドレスが表示されます。誰が発信したかを確認できます。
宛先 (Called Number)
発信先の電話番号が表示されます。国コードや市外局番も含まれるため、どこの地域への発信か特定できます。
通話開始日時 (Start Time)
通話が開始された正確な日時が表示されます。タイムゾーンに注意して確認してください。
通話終了日時 (End Time)
通話が終了した正確な日時が表示されます。これにより、通話時間を確認できます。
通話時間 (Duration)
通話の合計時間(秒または分単位)が表示されます。料金計算の基準となります。
料金 (Cost)
その通話にかかった料金が表示されます。通貨単位も確認してください。
発信国・宛先国 (Calling Country/Called Country)
発信元と発信先の国が表示されます。国際電話の料金を把握するのに役立ちます。
課金単位 (Billing Unit)
料金がどのように計算されたかを示す単位です(例: 分、秒)。
課金レート (Billing Rate)
1課金単位あたりの料金レートが表示されます。
通話の種類 (Call Type)
通話の種類が示されます。PSTN発信、PSTN着信、内部通話などがあります。ここではPSTN発信に注目します。
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新しいTeams (v2) と従来Teamsでの違い
通話料金レポートの確認方法は、Teamsのクライアントインターフェースではなく、Microsoft 365 管理センターで行われます。そのため、新しいTeams (v2) と従来Teamsの間で、このレポートの確認方法に直接的な違いはありません。
TeamsクライアントのUI変更は、通話機能の利用体験に影響を与える可能性はありますが、管理センターでのレポート生成・閲覧プロセスは、Microsoft 365 の管理機能に依存するため、基盤となる仕組みは変わりません。
新しいOutlook と従来Outlookでの違い
Outlookはメールや予定表の管理ツールであり、TeamsのPSTN発信履歴や通話料金レポートの確認機能とは直接関係ありません。
したがって、新しいOutlook (New Outlook) と従来Outlookの間で、Teamsの通話料金レポートを確認する手順に違いはありません。
管理者権限について
通話料金レポートを表示するには、Microsoft 365 管理センターへのアクセス権限が必要です。
具体的には、以下のいずれかのロールを持つユーザーがレポートを確認できます。
- 全体管理者 (Global Administrator): テナント全体に対するフルアクセス権を持ちます。
- 課金管理者 (Billing Administrator): 請求書、サブスクリプション、支払いに関する管理権限を持ちます。
- レポート読者 (Report Reader): レポートの表示権限を持ちますが、設定変更などはできません。
これらの権限がない場合は、組織のIT管理者やヘルプデスクに連絡して、レポートの閲覧を依頼してください。
組織ポリシー・テナント設定による影響
通話料金レポートの利用可能性や表示される内容は、テナントの設定や契約内容によって影響を受けることがあります。
例えば、Teamsの電話機能(Teams Phone)が有効になっていない場合、PSTNへの発信履歴は記録されません。
また、通話料金プラン(例: Pay-As-You-Go、コミットメントプラン)によって、レポートに表示される課金レートや詳細情報が異なる場合があります。
一部の国や地域では、PSTN通話に関するデータ保持ポリシーが適用されることもあります。これらの設定は、Microsoft 365 管理センターの「通話ポリシー」や「ライセンス」設定で確認・変更できる場合があります。
Mac版・モバイル版・Web版での違い
今回解説した通話料金レポートの確認手順は、Microsoft 365 管理センターで行うため、使用するデバイス(Windows PC、Mac、スマートフォン、タブレット)や、Webブラウザの種類(Chrome, Edge, Safariなど)による違いはありません。
ただし、Microsoft 365 管理センターにアクセスするには、Webブラウザが必要です。モバイルデバイスからアクセスする場合は、専用のMicrosoft 365 管理アプリを利用することも可能ですが、レポートの表示や操作性はWebブラウザ版とほぼ同等です。
よくある質問とトラブルシューティング
通話料金レポートが表示されない
原因: 必要な管理者権限がない、またはTeams Phoneライセンスが割り当てられていない可能性があります。
対処法:
- 管理者権限の確認
ご自身のMicrosoft 365 アカウントに、全体管理者、課金管理者、またはレポート読者のロールが付与されているか確認してください。不明な場合はIT管理者に問い合わせてください。 - ライセンスの確認
Teams Phoneライセンス(例: Microsoft 365 E5、またはAudio ConferencingとCalling Planの組み合わせ)がユーザーに割り当てられているか確認してください。 - テナント設定の確認
PSTN通話がテナント全体で有効になっているか、IT管理者に確認を依頼してください。
レポートに過去のデータが含まれていない
原因: レポート生成時に選択した期間が短すぎる、またはデータがまだ処理されていない可能性があります。また、PSTN通話自体が行われていない場合もあります。
対処法:
- 期間を拡張する
レポート生成時に、より広い期間(例: 過去1ヶ月、過去3ヶ月)を選択して再度試してください。 - データ処理の待機
通話後、レポートに反映されるまでに時間がかかる場合があります。数時間から1日程度待ってから確認してください。 - PSTN通話の実施
対象期間中に実際にPSTNへの発信が行われたか確認してください。
特定のユーザーの通話履歴が見つからない
原因: ユーザーがPSTN発信機能を利用していない、またはレポートのフィルタリング設定が誤っている可能性があります。
対処法:
- 発信者名の確認
レポートの「発信者」列で、対象ユーザーの氏名やメールアドレスが正確に入力されているか確認してください。大文字・小文字の違いやスペルミスがないか注意しましょう。 - ユーザーへの確認
対象のユーザーに、実際にPSTNへ発信したか、いつ発信したかを確認してください。 - CSVでのフィルタリング
CSVファイルをExcelなどで開き、「発信者」列で対象ユーザーをフィルタリングして検索してください。
料金が想定より高い・低い
原因: 国際電話、長距離電話、特定の国への通話は料金レートが高い場合があります。また、契約している通話料金プランによってレートが異なります。
対処法:
- 課金レートと通話時間の確認
レポートの「課金レート」と「通話時間」を確認し、料金がどのように計算されているか照合してください。 - 通話先国と料金プランの確認
発信先の国が、料金レートの高い地域ではないか確認してください。また、組織が契約しているTeams Phoneの通話料金プラン(コミットメントプランかPay-As-You-Goかなど)を確認し、そのプランの料金体系を理解してください。 - Microsoft 365 管理センターの料金情報確認
Microsoft 365 管理センターの「請求」>「請求書」セクションで、Teams Phoneに関連する料金プランの詳細や、通話料金に関するヘルプドキュメントを確認してください。
まとめ
この記事では、Microsoft TeamsのPSTN発信履歴を通話料金レポートで確認する手順を解説しました。
Microsoft 365 管理センターの「請求書と支払い」から「通話とメッセージング レポート」を生成することで、発信者、宛先、通話時間、料金などの詳細情報を把握できます。
このレポートを活用し、組織の通話コスト管理や利用状況の分析に役立ててください。
今後は、レポートで把握したコストを基に、通話ポリシーの見直しや、より効率的なコミュニケーション手段の検討を進めることをお勧めします。
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超解決 リモートワーク研究班
Microsoft 365の導入・保守を専門とするエンジニアグループ。通信障害やサインイン不具合など、ビジネスインフラのトラブル対応に精通しています。
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