Wordの画面が2つ開いていても、手前にない文書が消えたわけではありません。タスクバー、Alt + Tab、Wordの「ウィンドウの切り替え」から、編集したい画面を選べます。
先に確かめたいのは、別々のファイルなのか、同じ文書を2つのウィンドウで表示しているのかという点です。Windowsのデスクトップ版Wordを中心に、切り替え、比較、閉じるときの確認を説明します。
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1. 2つの画面が別ファイルとは限らない
資料を開いた後にもう一つの文書を開くと、それぞれの編集ウィンドウが重なって表示されます。また、「表示」→「新しいウィンドウを開く」を使うと、同じ文書を別のウィンドウでも表示できます。この場合は2つの独立したコピーではなく、一方の編集が同じ文書へ反映されます。
【要点】切り替えたら、画面上部の文書名と本文を確認してから入力します。同じ文書の複数表示では、文書名に「:1」「:2」などの番号が付く場合があります。番号だけで別版だと思わず、どの操作で開いた画面かを確認してください。
逆に、別フォルダーに同じ名前で保存されたファイルは、タイトルが似ていても別物です。提出版と作業版を見分ける場合は、名前に加えて「ファイル」の情報などで保存場所も調べます。切り替え操作そのものは、ファイルの統合や複製を行うものではありません。
2. タスクバーのプレビューから目的の文書を選ぶ
WindowsのタスクバーにあるWordのアイコンへマウスポインターを合わせます。複数のウィンドウがまとめられている場合は、開いている文書のプレビューが表示されます。目的の文書名や内容を確かめ、そのプレビューをクリックしてください。
アイコンをクリックすると候補が出る構成もあります。タスクバーの設定や開いている数によって表示は変わり、必ず横一列の画像になるとは限りません。文書名が一覧として見える場合も、その名前を選べば切り替えられます。
プレビューの右上などにある「×」は閉じるボタンです。切り替えるつもりでここを押さないよう、文書のプレビュー中央や名前を選びます。画面が背面に回っただけなら、ファイルをもう一度探して開く必要はありません。
タスクバーが自動的に隠れている設定なら、画面の端へポインターを動かして表示します。マウスで探しにくい場合は、次のAlt + Tabに切り替える方が早いこともあります。
3. Alt + Tabで開いている画面を順に選ぶ
- Altキーを押したまま、Tabキーを一度押します。
- 候補が表示されたら、Altを押したままTabを押して選択を進めます。
- 目的のWord文書が選ばれたところでAltを離します。
- 手前に出た文書名を確認し、編集を再開します。
Alt + TabはWord専用ではありません。Excelやブラウザーなども候補に入るため、Wordのアイコンだけでなく文書名を見て選びます。Windowsの設定によっては、ブラウザーの最近使ったタブも候補に表示されます。
直前の画面へ戻るだけなら、Alt + Tabを一度押して離すと行き来しやすくなります。3つ以上開いているときは、途中でAltを離すたびに画面が切り替わるので、目的の候補までAltを保ったまま進めます。
キーを押し続ける操作が難しい場合はWindows + Tabでタスクビューを開き、マウスで対象を選べます。別の仮想デスクトップにWordがある場合も、タスクビューでデスクトップを確認して探せます。
4. Wordの「ウィンドウの切り替え」で名前から選ぶ
Wordの「表示」タブを開き、「ウィンドウ」グループの「ウィンドウの切り替え」を選びます。開いているWordウィンドウの一覧から、編集したい文書をクリックしてください。現在のウィンドウにはチェックが付きますが、必ず一覧の一番上にあるわけではありません。
この方法は、ほかのアプリが多数開いているときにもWordの文書を探しやすいのが利点です。リボンの幅が狭い場合は、グループやボタンが折りたたまれているので、ウィンドウを広げるか該当グループを開きます。
「文書1」「文書2」では見分けにくい場合は、必要な文書をそれぞれ保存して内容の分かる名前を付けます。「会議メモ」と「提案書」のように目的を名前へ含めると、プレビューを細かく読む手間が減ります。
5. 隠れた画面を戻し、必要な文書だけ閉じる
切り替えても画面が小さいときは、対象をアクティブにしてWindows + 上矢印で最大化を試します。通常のウィンドウなら、右上の最大化ボタンも使えます。タスクバーのWordアイコンを普通に右クリックすると最近使ったファイルなどが出ることがあり、そこに必ず「最大化」があるわけではありません。
外部モニターを外した後など、別画面に残っている場合は、対象へ切り替えてWindows + Shift + 左右矢印でモニター間の移動を試します。どの画面が選ばれているか分からないままキーを繰り返さず、タスクビューでも位置を確認してください。
不要な文書を閉じる際は、その文書を手前に出し、保存状態を確認してから閉じます。1つ閉じると後ろの別文書が見えるため、「まだ閉じていない」と思って×を連打しないでください。保存確認が出たら、表示されている名前に対して保存するかを判断します。
同じ文書を複数表示している場合は、一つの表示を閉じても別の表示が残ることがあります。それをファイルが増え続ける不具合とは考えず、残っている文書名とウィンドウ数を確認します。
6. 画面の数と使う目的で切り替え方法を選ぶ
| 方法 | 選びやすい対象 | 使う場面 |
|---|---|---|
| タスクバー | 文書のプレビュー | 見た目で資料を探す |
| Alt + Tab | 開いているアプリの画面 | 入力中に素早く往復する |
| ウィンドウの切り替え | Wordの文書名 | 多数のアプリからWordだけ探す |
| Windows + Tab | ウィンドウとデスクトップ | 画面の所在をまとめて確認する |
同じ操作を毎回使う必要はありません。2つの画面を往復するならAlt + Tab、似た資料を数個開いているならWordの一覧、と使い分けます。どの方法でも、選択後に編集対象を確認する一手間は共通です。
7. 2つの文書を並べて見比べる
行き来せず同時に見たいときは、2つの文書を開いて「表示」→「並べて比較」を選びます。3つ以上開いている場合は、比較する相手を選ぶ画面が出ることがあります。必要なら「同時にスクロール」をオンにすると、一方の移動に合わせてもう一方もスクロールします。
片方だけ別の箇所を見たいときは「同時にスクロール」をオフにします。この機能は対応する文章を自動で探すものではないので、ページ数や編集量が違う文書では、見たい位置をそれぞれ調整してください。
左右に配置したいだけなら、Windows + 左矢印、Windows + 右矢印によるスナップも使えます。比較表示を終了するには「並べて比較」を再度選び、必要に応じてウィンドウを最大化します。終了後のサイズや位置が希望どおりでなければ、自分で整えます。
8. 切り替えた後に「どの文書か」を確認する
複数のWord画面は、資料を参照しながら書くときに役立ちます。最初に別ファイルか同一文書の複数表示かを確かめ、使いやすい操作で切り替えましょう。
作業の最後は文書ごとに保存を確認し、必要な画面だけ閉じます。画面が一つ見えていることと、文書を一つしか開いていないことは同じではありません。名前と保存先を確認してから操作すれば、似た資料への書き込み間違いを防ぎやすくなります。
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