ブレイクアウトルームを使ったミーティングでは、各グループのチャットが個別に送信されます。しかし会議終了後にその内容を見ようとしても、デフォルトでは保存されないため困ることがあります。この記事では、ブレイクアウトルーム中のチャットを自動保存する設定方法と、後から確認する手順を詳しく解説します。設定を変更すれば、重要なやり取りを失う心配がなくなります。
【要点】ブレイクアウトルームのチャットを確実に保存する設定
- Zoom Webポータル→設定→チャット自動保存: クラウドにチャットを自動保存するスイッチをオンにすると、ミーティング後のチャットが自動保存されます。
- ミーティング中の手動保存: チャットパネルから「チャットを保存」ボタンをクリックすれば、その時点の全チャットをローカルに保存できます。
- ブレイクアウトルームチャットの保存場所: 自動保存されたチャットは、Zoom Webポータルの「過去のミーティング」からミーティング単位でダウンロードできます。
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目次
ブレイクアウトルームチャットが保存されない理由
Zoomのデフォルト設定では、ブレイクアウトルーム内のチャットはミーティング終了後にホストのローカルにもクラウドにも残りません。これはプライバシー保護のためですが、後で内容を振り返りたい場合には不便です。チャットを保存するには、ミーティング前にZoom Webポータルで設定を変更するか、ミーティング中に手動保存する必要があります。このセクションでは、そもそもなぜ保存されないのかと、自動保存の仕組みを説明します。
ブレイクアウトルームチャットを自動保存する設定手順
チャットを自動保存するには、Zoom Webポータルで設定を有効にします。以下の手順に従ってください。
- Zoom Webポータルにサインインする
ブラウザでZoomのウェブサイト(zoom.us)にアクセスし、アカウントにログインします。管理者権限があるアカウントを使用してください。 - 設定→録画に進む
左側のメニューから「設定」をクリックし、次に「録画」タブを開きます。 - 「自動的にチャットを保存」を有効にする
「自動的にチャットを保存」という項目を探し、トグルスイッチをオンにします。この設定をオンにすると、すべてのミーティング(ブレイクアウトルームを含む)のチャットがクラウドに自動保存されるようになります。 - 設定を保存する
設定は自動的に保存されます。これで次回以降のミーティングから適用されます。
注意:この設定はホストアカウントに対して適用され、そのホストが主催するすべてのミーティングに影響します。既存のミーティングには適用されないため、設定後に新しくミーティングを開始する必要があります。
ミーティング中に手動でチャットを保存する方法
自動保存が有効でない場合でも、ミーティング中に手動でチャット全文をローカルに保存できます。ブレイクアウトルームごとのチャットも、その部屋にいる間に保存すれば個別に取得可能です。
- チャットパネルを開く
Zoomミーティング画面下部の「チャット」アイコンをクリックしてチャットパネルを表示します。 - 「チャットを保存」ボタンをクリックする
チャットパネル右下の「…(その他)」メニューから「チャットを保存」を選びます。ファイルはテキスト形式(.txt)でダウンロードされます。 - 保存したファイルを確認する
ダウンロードフォルダに「zoom_chat_[ミーティングID]_[タイムスタンプ].txt」という名前で保存されます。このファイルには、その時点までの全チャットメッセージが時系列で記録されています。
ブレイクアウトルームでは、メインルームとブレイクアウトルームでチャットパネルが独立しています。各ルームで別々に保存操作を行う必要があります。メインルームに戻ると、ブレイクアウトルームのチャットは取得できません。
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保存されたチャットを後で確認する方法
自動保存されたチャットは、Zoom Webポータルの「過去のミーティング」からダウンロードできます。手動保存したファイルはローカルで開くだけです。ここでは自動保存のチャットを確認する手順を説明します。
- Zoom Webポータルにサインインする
先ほどと同じアカウントでログインします。 - 「過去のミーティング」を開く
左メニューから「過去のミーティング」をクリックします。一覧に過去のミーティングが表示されます。 - 該当ミーティングを見つけて「チャットファイル」をダウンロードする
目的のミーティングの行にある「チャットファイル」リンクをクリックすると、チャットのテキストファイル(.txt)がダウンロードされます。ブレイクアウトルームのチャットは、メインチャットとまとめて1つのファイルに保存されます。 - ファイルを開いて内容を確認する
テキストエディタで開くと、すべてのチャットメッセージがタイムスタンプとともに表示されます。ブレイクアウトルームのメッセージは「(Breakout Room)」などのラベルが付くことがあります。
注意:過去のミーティングに表示されるのは、自動保存が有効になった後に開始されたミーティングのみです。クラウド録画と同様に、保存期間はアカウントのプランによります(無料版は30日間、有料版は1年以上など)。
自動保存に関する注意点と制限
自動保存の設定を使う際に、いくつかの注意点があります。これを理解しておかないと、期待通りに保存されないことがあります。
設定はホストアカウントごとで、参加者には影響しない
自動保存の設定はホストのアカウントに対して行われます。参加者側のアカウント設定では保存されません。参加者は自分で手動保存するか、ホストが保存したファイルを共有してもらう必要があります。
ブレイクアウトルームチャットはメインチャットと統合されて保存される
自動保存では、メインルームとブレイクアウトルームのチャットが1つのファイルにまとめられます。それぞれを個別のファイルとして取得することはできません。ブレイクアウトルームのメッセージには「(BR: ルーム名)」のような接頭辞が付く場合がありますが、すべてのバージョンで保証されているわけではありません。
チャット保存はテキストのみで、ファイル添付は含まれない
保存されるのはテキストメッセージのみで、チャットで送信された画像やファイルの添付は含まれません。添付ファイルを後で確認したい場合は、別途保存する必要があります。
無料版では自動保存が利用できない
Zoomの無料(Basic)プランでは、クラウド録画および自動チャット保存機能は利用できません。手動保存のみ可能です。自動保存を使うには、Proプラン以上の有料ライセンスが必要です。
手動保存と自動保存の比較
チャットの保存方法には手動と自動の2種類があります。それぞれの特徴を比較します。
| 項目 | 手動保存 | 自動保存 |
|---|---|---|
| 保存タイミング | ミーティング中にボタン操作が必要 | ミーティング終了時に自動実行 |
| 保存場所 | ローカルPCのダウンロードフォルダ | Zoomクラウド(Webポータルから取得) |
| ブレイクアウトルーム対応 | 各ルームで個別に保存が必要 | 自動的に統合保存される |
| ファイル形式 | テキスト(.txt) | テキスト(.txt) |
| 保存期間 | 永続(ローカルに残す限り) | クラウド保存期間に依存(プランにより異なる) |
| 利用条件 | 全プランで利用可能 | 有料プランのみ |
まとめ
ブレイクアウトルーム中のチャットを後で確認するには、Zoom Webポータルで「自動的にチャットを保存」を有効にするのが最も確実な方法です。この設定をオンにすれば、ミーティング終了後に自動保存されたチャットを過去のミーティング一覧からダウンロードできます。無料版の場合は手動保存で対応しましょう。各ブレイクアウトルームで忘れずに「チャットを保存」ボタンを押してください。また、チャットに添付されたファイルは保存されないため、別途保存する習慣をつけることをおすすめします。これらの設定を活用して、会議の内容を効率的に記録・管理してください。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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