Zoomで開催中のミーティング画面をOBS StudioやStreamlabsなどのライブ配信用ソフトに中継したいと考えたことはありませんか。配信画面にZoomの参加者表示や共有資料を組み込みたい場合、単純な画面キャプチャでは品質や操作性に課題が残ります。この記事では、Zoomと配信ソフトを連携する代表的な方法を3つ紹介します。手順に沿って設定すれば、Zoomの映像と音声を自在に配信できるようになります。
【要点】Zoom画面を配信ソフトに中継する3つの方法
- 仮想カメラ機能(Zoom内蔵): Zoomのビデオ出力を仮想カメラとして配信ソフトで認識させ、手軽に高品質な映像を送信できます。
- NDIプラグイン: 同じネットワーク内で低遅延・高画質の映像転送が可能で、複数カメラ的な運用も実現できます。
- 画面キャプチャ(ウィンドウ/ディスプレイ): 追加設定不要で簡単ですが、画質や操作性で劣るため注意が必要です。
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目次
Zoomの画面を外部配信ソフトに送る3つの方法
Zoomの映像と音声をライブ配信用ソフトで利用するには、大きく分けて3つの方法があります。それぞれに特徴があるため、自分の環境や目的に合った方式を選ぶことが重要です。
方法1: Zoom内蔵の仮想カメラ機能を使う
Zoomは標準で仮想カメラ出力に対応しています。Zoomのビデオ設定で「Zoomビデオデバイス」を有効にすると、配信ソフトの映像ソースとして選択できるようになります。手順は以下の通りです。
- Zoomの設定を開く
Zoomのトップ画面右上にある歯車アイコンをクリックし、「設定」ウィンドウを開きます。 - 「ビデオ」タブを選択
左メニューから「ビデオ」をクリックし、下の方にある「Zoomビデオデバイス」の項目を探します。 - 仮想カメラを有効にする
「Zoomビデオデバイス」のチェックボックスにチェックを入れます。これでZoomが仮想カメラとして認識されるようになります。 - 配信ソフトでソースを追加
OBS Studioの場合、ソース欄の「+」ボタンから「ビデオキャプチャデバイス」を選択し、デバイスで「Zoomビデオデバイス」を選びます。これでZoomのビデオ映像がOBSに表示されます。
この方法のメリットは、追加のソフトウェアが不要で、Zoomだけで設定が完結することです。ただし、音声は別途ルーティングする必要があります。
方法2: NDIプラグインを使う
NDI(Network Device Interface)は、ネットワーク経由で映像と音声をリアルタイム転送する技術です。ZoomにNDIプラグインをインストールすると、配信ソフトでZoomの映像と音声を個別に受信できます。手順は以下の通りです。
- NDIプラグインをダウンロードする
Zoom用NDIプラグインは公式サイトから無料で入手できます。自分のOS(Windows/macOS)に合ったインストーラをダウンロードします。 - プラグインをインストールする
ダウンロードしたファイルを実行してインストールします。このときZoomは終了しておいてください。 - Zoomの設定でNDIを有効にする
Zoomを起動し、設定→「ビデオ」→「詳細設定」を開きます。「NDIを有効にする」にチェックを入れます。 - 配信ソフトでNDIソースを追加する
OBS Studioの場合、ソースの「+」から「NDIソース」を選び、ソース名に「Zoom-NDI」などの名称が表示されるので選択します。映像と音声が個別に受信できるため、音声の同期も容易です。
NDIを使うと、画質劣化が少なく、遅延も非常に小さいため、本格的な配信に適しています。ただし、同じネットワークに複数のNDIソースがあると帯域を消費するので注意が必要です。
方法3: 画面キャプチャ(ウィンドウ/ディスプレイ)
特別なプラグインを使わず、配信ソフトの画面キャプチャ機能でZoomウィンドウやディスプレイ全体をキャプチャする方法です。手順は以下の通りです。
- 配信ソフトでキャプチャソースを追加する
OBS Studioの場合、ソースの「+」から「ウィンドウキャプチャ」または「ディスプレイキャプチャ」を選びます。 - キャプチャ対象を選択する
ウィンドウキャプチャの場合は「ウィンドウ」のプルダウンからZoomのウィンドウ(「Zoom Meetings」など)を選びます。 - 必要に応じて音声をルーティングする
画面キャプチャでは音声も一緒にキャプチャされる場合がありますが、別途「音声出力キャプチャ」でZoomの音声を個別に取ることもできます。ただし、エコーやハウリングを防ぐため、Zoom側のスピーカーとマイクの設定に注意してください。
この方法は最も簡単ですが、画質がZoomの解像度に依存し、他のウィンドウが重なると映り込むなどの欠点があります。
連携時の注意点とよくあるトラブル
音声が二重になる・ハウリングが起きる
配信ソフトでZoomの音声を再キャプチャすると、Zoom参加者に自分の声が二重に聞こえる場合があります。対策として、Zoomのスピーカーを「スピーカーフォン(Virtual Audio Cableなど)」に変更し、配信ソフトではその仮想デバイスのみをキャプチャする方法が有効です。また、Zoomのマイクをミュートにして、配信ソフトのマイクで直接話す方法もあります。
遅延が大きくて操作がしにくい
画面キャプチャや仮想カメラでも遅延が発生することがあります。NDIは比較的遅延が少ないですが、ネットワーク環境によっては遅れが目立つこともあります。設定で「低遅延モード」や「ハードウェアエンコード」を試してみてください。
Zoomの映像が配信ソフトに表示されない
仮想カメラやNDIが認識されない場合、Zoomと配信ソフトの両方を再起動してみてください。また、Zoomのバージョンが古いとNDIプラグインが動作しないことがあるため、最新版にアップデートしましょう。管理者によってはZoomの仮想カメラ機能が制限されている場合もあります。
各連携方式の比較
| 方式 | 画質 | 遅延 | 音声分離 | セットアップ難易度 |
|---|---|---|---|---|
| 仮想カメラ | 良い | ややあり | 別途必要 | 簡単 |
| NDI | 非常に良い | ほぼなし | 自動 | やや難しい |
| 画面キャプチャ | 環境依存 | ややあり | 可能だが手間 | とても簡単 |
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まとめ
この記事では、Zoomの画面をライブ配信用ソフトに中継する3つの方法を解説しました。内蔵の仮想カメラは手軽で、NDIは高品質な連携に優れており、画面キャプチャは緊急時の簡易手段として活用できます。まずは仮想カメラを試し、必要に応じてNDIプラグインを導入してみてください。音声ルーティングや遅延対策を踏まえることで、より安定した配信環境を構築できます。ぜひ実際に設定して、Zoomを使ったオンライン配信の可能性を広げてみてください。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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