Zoomでのオンラインミーティングは、今や業務に欠かせないツールです。特にExcelなどで作成した資料を画面共有で説明する機会は非常に多いでしょう。しかし、うっかり他のファイルやプライベートな通知が映り込んでしまうリスクは常に潜んでいます。機密情報を扱う企業では、このようなちょっとしたミスが大きな損失に繋がりかねません。本記事では、Zoomで画面共有を行う際に最低限確認しておくべき安全設定を、手順付きでわかりやすく解説します。この記事を読めば、情報漏洩の不安から解放され、安心して会議に臨めるようになります。
【要点】Zoomで機密情報を守る3つの設定
- 画面共有→アプリケーションウィンドウの選択: デスクトップ全体ではなく共有したいExcelのウィンドウだけを選ぶことで、不要な情報の映り込みを防止できます。
- セキュリティ→参加者の画面共有を制限: ホストのみが共有できるように設定し、参加者による意図しない画面共有を防ぎます。
- 設定→一般→画面共有中の通知を非表示: メールやスケジュールの通知が参加者に見られるリスクを排除します。
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なぜ画面共有で機密情報が漏れるリスクがあるのか
Zoomの画面共有は非常に便利な機能ですが、注意しないと思わぬ情報が参加者の目に触れてしまいます。特に多いのが、デスクトップ全体を共有したまま別の作業をしようとして、開いていた顧客情報のファイルや、パスワードが書かれたメモ帳が映り込むケースです。また、共有中に届いたプライベートなメールの通知や、ブラウザのブックマークバーに表示された社内システムのURLが露出するリスクもあります。これらのリスクを理解した上で、適切な設定を行うことが重要です。
機密情報を安全に共有するための具体的な設定手順
アプリケーションウィンドウ単位で共有する手順
- 画面共有ボタンをクリックする
ミーティング画面下部のツールバーにある「画面の共有」ボタンをクリックします。 - Excelのウィンドウを選択する
表示されたポップアップで、「デスクトップ」ではなく、共有したいExcelのウィンドウをクリックします。選択すると青い枠線で囲まれるので、範囲をよく確認してください。 - 画面共有の最適化を設定する
ポップアップ右下の「画面共有の最適化」にチェックを入れると、文字やグラフがより鮮明に映ります。ビデオを再生する場合はチェックを外した方がスムーズです。 - 共有ボタンをクリックする
右下の青色の「共有」ボタンをクリックして、共有を開始します。
ホスト以外の画面共有を禁止する手順
- セキュリティボタンをクリックする
ミーティング画面上部のツールバーにある盾のアイコン「セキュリティ」をクリックします。 - 参加者の画面共有を許可のチェックを外す
表示されたメニューから「参加者の画面共有を許可」のチェックを外します。これで、ホストと共同ホスト以外の参加者は画面を共有できなくなります。
共有画面から通知を隠す設定手順
- Zoomクライアントの設定を開く
Zoomデスクトップクライアントを起動し、右上の自分のアイコンをクリックして「設定」を選択します。 - 一般タブを開く
左メニューの「一般」タブをクリックします。 - 画面共有中の通知非表示にチェックを入れる
「画面共有中にデスクトップ通知を非表示にする」にチェックを入れます。これで、メールの着信やリマインダーが参加者に映り込むリスクを防げます。
録画ファイルをパスワードで保護する設定(Webポータル)
- Zoom Webポータルにログインする
WebブラウザでZoomの公式サイトにアクセスし、アカウントにログインします。 - 設定を開く
左メニューの「設定」をクリックします。 - 録画タブを開く
画面上部の「録画」タブをクリックします。 - ローカル録画のパスワード設定を有効にする
「ローカル録画」セクションにある「録画ファイルにパスワードを要求する」トグルをONにします。これを設定しておけば、録画ファイルが流出した場合でも、パスワードを知らない人は開けません。
ホワイトボード機能を使った安全な共有方法
画面共有ではなく、Zoomのホワイトボード機能を使う方法もあります。元のExcelファイルを直接共有せず、必要な部分だけを画像として貼り付けるため、ファイルそのものにアクセスされるリスクを排除できます。
- ホワイトボードを選択する
「画面の共有」ボタンをクリックし、「ホワイトボード」を選択して「共有」をクリックします。 - Excelの内容を貼り付ける
事前にコピーしておいたExcelのセル範囲やグラフを、ホワイトボード上に貼り付けます。 - 参加者の書き込みを制限する
ホワイトボードツールバーの設定から、参加者による書き込みを禁止することも可能です。資料を読ませるだけの場合は、この設定を推奨します。
共有時にやりがちな失敗と対処法
共有を開始した直後に操作してしまう
画面共有を始めた直後は、自分では気づきにくいですが、参加者には一瞬画面が切り替わる様子や、デスクトップ上のアイコンが見えていることがあります。共有する前に、余計なウィンドウを最小化する癖をつけましょう。
共有中にプライベートなアプリの通知が届く
Zoomの設定で通知を非表示にしていても、Zoom外のアプリの通知が画面にポップアップすることがあります。重要な共有の前には、念のためメールソフトやチャットアプリを終了しておくことをおすすめします。
Excelのシート見出しや非表示行が映り込む
アプリケーションウィンドウ全体を共有していると、今見ているセル以外のシート見出しや、非表示にしていた行・列の内容が写り込むことがあります。共有前に、シートの見出しを非表示にしたり、不要な列を非表示にするなどの準備を行ってください。
共有を停止するのを忘れてしまう
資料の説明が終わった後も共有を続けてしまい、次の資料を開く過程が参加者に見えてしまうことがあります。説明が終わったら、すぐに「共有を停止」ボタンをクリックする習慣をつけましょう。
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情報漏洩リスクを減らす共有方法の比較表
| 共有方法 | メリット | デメリット | 推奨シーン |
|---|---|---|---|
| デスクトップ全体の共有 | 操作が最も簡単です | 全ての画面が映るためリスクが高いです | 避けるべきです |
| アプリケーションウィンドウの共有 | 選択したウィンドウだけを表示します | 複数ウィンドウの同時表示が難しいです | 最も基本的な安全な方法です |
| 部分共有(領域指定) | 必要な範囲だけを表示できます | 範囲がずれると別の場所が映り込みます | Excelの特定セルだけを見せたい場合に最適です |
| ホワイトボードへの貼り付け | 元ファイルを開く必要がなく、安全です | リアルタイム編集はできません | 読み上げ専用の資料に適しています |
まとめ
Zoomで機密情報を共有する際は、「アプリケーションウィンドウ単位の共有」「参加者の画面共有を制限」「画面共有中の通知を非表示」の3つを必ず設定しましょう。また、録画機能を使う場合はパスワード設定も忘れずに行います。必要に応じてホワイトボード機能を活用するのも効果的な方法です。これらの設定を日常的に徹底することで、情報漏洩のリスクを大幅に減らせます。まずは次回の会議で「アプリケーションウィンドウ単位の共有」から試してみてください。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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