Edgeでウェブページを印刷する際、標準のヘッダー・フッター情報が業務資料として不適切だと感じたことはないでしょうか。
日付やURL、ページ番号が自動的に挿入されるものの、これを必要な情報に限定したい場面は多く存在します。
この記事では、Edgeの印刷プレビュー機能を使って、ヘッダー・フッターの内容を詳細にカスタマイズする手順を解説します。
これにより、ビジネス文書として最適な印刷結果を得ることができます。
【要点】Edgeの印刷プレビューを最大限に活用し、ビジネス文書に最適な印刷設定を行う
- ヘッダーとフッターのオン/オフ: 不要な自動挿入情報を非表示に設定できます。
- カスタムテキストの入力: 会社名や資料タイトルなど、必要な情報を手動で追加できます。
- その他の印刷設定調整: 用紙サイズや余白など、印刷全体のレイアウトを細かく制御できます。
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目次
Edgeの印刷機能におけるヘッダー・フッターの役割とカスタマイズの重要性
Edgeの印刷機能は、ウェブページを紙媒体やPDFファイルとして出力する際に利用されます。標準設定では、印刷日、ページタイトル、URL、ページ番号がヘッダーとフッターに自動で挿入されます。これらの情報は、ウェブページの情報源を特定する上で有用ですが、ビジネス文書や報告書など、特定のフォーマットが求められる場面では、不必要な情報となる場合があります。
たとえば、社内資料としてウェブページを印刷する場合、会社のロゴや資料のバージョン番号、作成者名をヘッダー・フッターに含めたいと考えるでしょう。しかし、自動挿入されるURLや印刷日時がこれを妨げることもあります。Edgeの印刷プレビュー画面では、これらのヘッダー・フッター情報の表示を切り替えたり、完全にカスタムなテキストに置き換えたりする機能が提供されています。
このカスタマイズ機能を使うことで、ウェブページの内容を損なうことなく、印刷物の体裁をビジネス要件に合わせて整えることが可能になります。特に、複数のページにわたる資料を印刷する際には、一貫したヘッダー・フッター情報が資料全体の品質を高めることにつながります。
Edgeの印刷プレビューでヘッダー・フッターをカスタマイズする手順
Edgeの印刷プレビュー画面では、ヘッダー・フッターだけでなく、用紙サイズや余白などの詳細な印刷設定を一元的に管理できます。ここでは、各設定項目を順に確認し、ビジネス文書に最適な印刷設定を行う手順を解説します。
印刷プレビューを開く
- 印刷したいウェブページを表示する
Edgeで印刷したいウェブページを開きます。 - 印刷ダイアログを開く
キーボードのCtrl + Pキーを押すか、Edgeの右上に表示される「設定など」メニュー(三点リーダーアイコン)をクリックし、表示されるメニューから「印刷」を選択します。 - 印刷プレビュー画面を確認する
印刷プレビュー画面が表示されます。この画面の左側に印刷に関する各種設定項目が表示されます。
ヘッダー・フッターの表示を制御する
- 「ヘッダーとフッター」オプションを見つける
印刷プレビュー画面の左側にある設定項目の中から「ヘッダーとフッター」のチェックボックスを探します。 - 表示を切り替える
チェックボックスをオンまたはオフにして、ヘッダー・フッターの表示を切り替えます。オフにすると、日付やURL、ページタイトル、ページ番号などの標準情報が非表示になります。ビジネス文書では、このオプションをオフにしてカスタム情報を設定することが一般的です。
カスタムヘッダー・フッターを設定する
- 「その他の設定」を展開する
印刷プレビュー画面の左側にある「その他の設定」をクリックして展開します。 - 「カスタムヘッダーとフッター」を選択する
展開されたオプションの中に「カスタムヘッダーとフッター」の項目があります。この項目をクリックします。 - カスタムテキストを入力する
「カスタムヘッダーとフッター」を選択すると、ヘッダーとフッターの各セクションにカスタムテキストを入力できるフィールドが表示されます。具体的には、「左ヘッダー」「中央ヘッダー」「右ヘッダー」「左フッター」「中央フッター」「右フッター」の6つの入力欄があります。例えば、「左ヘッダー」に「株式会社〇〇 企画資料」と入力し、「右フッター」に「2024年5月作成」と入力できます。 - プレビューで確認する
入力したテキストがプレビュー画面にリアルタイムで反映されていることを確認します。必要に応じて調整してください。
その他の印刷設定を調整する
ヘッダー・フッターのカスタマイズと合わせて、以下の設定も調整することで、より完成度の高い印刷物を作成できます。
- 「用紙サイズ」を設定する
「用紙サイズ」のドロップダウンメニューから、A4、B5、レターサイズなど、使用する用紙のサイズを選択します。 - 「ページ」の範囲を指定する
特定のページのみを印刷したい場合は、「ページ」の項目で「カスタム」を選択し、印刷したいページの範囲を「1-3, 5」のように入力します。 - 印刷の「向き」を変更する
「向き」のドロップダウンメニューから「縦」または「横」を選択し、印刷の方向を調整します。 - 「余白」を調整する
「余白」のドロップダウンメニューから「既定」「なし」「最小」または「カスタム」を選択し、ページの余白を調整します。「カスタム」を選択すると、上下左右の余白を数値で細かく設定できます。内容が切れないよう、適切な余白を設定することが重要です。 - 「拡大/縮小」を設定する
ウェブページの内容を拡大または縮小して印刷したい場合は、「拡大/縮小」の項目でパーセンテージを入力するか、ドロップダウンメニューから選択します。 - 「背景グラフィック」を含めるか選択する
「背景グラフィック」のチェックボックスをオンにすると、ウェブページに表示されている背景色や画像が印刷されます。ウェブサイトのデザインを忠実に再現したい場合に利用します。 - 「システムダイアログを使用して印刷」を選択する
Edgeの印刷ダイアログではなく、Windows標準の印刷ダイアログやプリンター固有の機能を使いたい場合は、「システムダイアログを使用して印刷」をクリックします。これにより、プリンターの詳細設定にアクセスできます。
印刷を実行する
- 設定を最終確認する
すべての設定が意図通りに適用されているか、プレビュー画面で最終確認します。 - 「印刷」ボタンをクリックする
問題がなければ、画面下部の「印刷」ボタンをクリックして印刷を開始します。PDFとして保存する場合は、プリンターの選択肢で「Microsoft Print to PDF」を選択し、「印刷」ボタンをクリックすることで、指定したファイル名でPDFとして保存できます。
Edgeの印刷設定で発生しやすい問題と対処法
Edgeの印刷機能は非常に柔軟ですが、意図しない結果になることもあります。ここでは、よくある問題とその対処法を解説します。
カスタムヘッダー・フッターが反映されない
原因: 「ヘッダーとフッター」オプションがオフになっているか、「カスタムヘッダーとフッター」が正しく設定されていない可能性があります。また、ウェブページのJavaScriptやCSSが印刷時のレイアウトに影響を与えている場合もあります。
対処法:
- 印刷プレビュー画面で「ヘッダーとフッター」のチェックボックスがオンになっているか確認します。
- 「その他の設定」を展開し、「カスタムヘッダーとフッター」の入力欄に意図したテキストが入力されているか、誤字脱字がないかを確認します。
- 一部のウェブページでは、ページ自体に印刷用のスタイルが定義されており、Edgeの設定が優先されないことがあります。その場合は、ウェブページの内容をコピーしてWordなどの文書作成ソフトに貼り付け、そこで編集・印刷することを検討してください。
余白の設定が意図しない結果になる、内容が切れてしまう
原因: 「カスタム」余白設定で数値が小さすぎると、内容が切れてしまうことがあります。また、プリンター側の余白設定がEdgeの設定に優先される場合もあります。特に、プリンターには「印刷できない領域」が設けられているため、Edgeで設定した余白が無視されることがあります。
対処法:
- 「カスタム」で設定した余白の数値を見直し、少し大きめの値を試します。
- 「システムダイアログを使用して印刷」を選択し、プリンター固有の印刷設定ダイアログを開きます。そこで、プリンター側の余白設定や「フチなし印刷」などのオプションを確認・調整してください。
- ウェブページによっては、コンテンツが固定幅でデザインされており、余白を広げると内容がはみ出すことがあります。その場合は「拡大/縮小」で全体を縮小することも有効です。
印刷物の背景色や画像が印刷されない
原因: 「背景グラフィック」オプションがオフになっている可能性があります。また、プリンターのインク節約設定や、ウェブページのCSS設定によって背景が印刷されないように指定されていることも考えられます。
対処法:
- 印刷プレビュー画面の「その他の設定」を展開し、「背景グラフィック」のチェックボックスがオンになっていることを確認してください。
- 「システムダイアログを使用して印刷」からプリンターの設定を開き、プリンター側の「背景印刷」や「グラフィック印刷」に関する設定が有効になっているかを確認します。
- ウェブページ自体が印刷時に背景を表示しないようCSSで設定されている場合、Edgeの設定では変更できないことがあります。この場合は、スクリーンショットを撮って画像として印刷するなどの代替手段を検討してください。
「Microsoft Print to PDF」で保存したPDFの品質が低い
原因: Edgeの印刷機能は、表示されているウェブページを画像としてPDFに変換するため、元のウェブページの解像度が低い場合や、複雑なレイアウトのページでは、PDFの品質が低下することがあります。特に、テキストが画像化されるため、テキストの選択や検索ができない場合があります。
対処法:
- ウェブページを印刷する前に、Edgeの「拡大/縮小」設定で表示を拡大し、高解像度で印刷されるように試します。
- より高品質なPDFが必要な場合は、専用のPDF作成ソフトウェアや、ウェブページをPDFに変換するオンラインサービスを利用することも検討してください。これらのツールは、テキスト情報を保持したままPDFを作成できる場合があります。
- Windows 11では、Edge以外のブラウザでも同様にPDF出力が可能です。他のブラウザでの出力結果と比較してみるのも良いでしょう。
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Edgeの標準印刷とカスタム印刷の違い
| 項目 | 標準印刷(既定設定) | カスタム印刷(本記事で解説) |
|---|---|---|
| ヘッダー・フッターの内容 | ページタイトル、URL、印刷日付、ページ番号が自動で挿入される | ユーザーが自由に設定したテキスト(会社名、資料タイトル、バージョンなど)を挿入できる |
| 適用範囲 | 特別な設定をしない限り、全てのウェブページ印刷に自動で適用される | ユーザーが印刷プレビュー画面で個別に設定した印刷に適用される |
| 設定の手間 | 設定不要で手軽に印刷できる | 印刷プレビュー画面で複数の設定項目を調整する手間がかかる |
| 用紙サイズ・余白 | 既定の設定が適用されるか、プリンターの既定設定に従う | A4、B5、レターサイズなどの用紙サイズや、上下左右の余白を数値で細かく設定できる |
| 背景グラフィック | 通常はオフで、背景色や画像は印刷されない | オンにすることで、ウェブページのデザインを忠実に再現して印刷できる |
| 主な用途 | 情報源の記録、簡易的な資料作成、個人的な利用 | ビジネス文書、報告書、公式な提出物など、体裁や情報管理を重視する出力 |
この記事では、Edgeの印刷プレビュー機能を利用して、ヘッダー・フッターの内容を詳細にカスタマイズする手順を解説しました。
標準設定では難しい、ビジネスシーンに合わせた印刷物の作成が可能になったはずです。
会社のロゴや資料のバージョン情報など、必要な情報を正確に反映させることで、印刷物の品質を高めることができます。
ぜひこの機能を活用し、Edgeでの印刷作業をより効率的でプロフェッショナルなものにしてください。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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