Notion Calendarで終日予定を作成したのに、同僚や別の端末で見ると前日や翌日にずれて表示される現象が起こることがあります。特に、チームで共有しているカレンダーや、複数のタイムゾーンをまたぐプロジェクトで顕著です。この問題の多くは、カレンダーやアカウントのタイムゾーン設定に起因します。本記事では、終日予定が別日に見える原因を特定し、正しく表示するための確認手順を解説します。
【要点】この記事で確認すること
- 最初に見る場所: Notion Calendarの設定画面「Calendar Settings」内のタイムゾーン設定です。そこがUTCや他のタイムゾーンになっていないか確認します。
- 切り分けの軸: 端末側のシステムタイムゾーン、Notionアカウントのタイムゾーン、個別のカレンダー設定の3つで問題を切り分けてください。
- 注意点: 会社PCでシステムの日時を変更すると他のアプリに影響が出るため、まずはNotion内の設定から確認・変更することをおすすめします。
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目次
1. 原因:終日予定とタイムゾーンの関係
Notion Calendarでは、終日予定は内部的にUTC(協定世界時)の0時~24時として保存されます。そのため、表示時にカレンダーのタイムゾーンがUTCや別のタイムゾーンに設定されていると、実際の日付からずれて見えることがあります。例えば、東京(UTC+9)のユーザーが9月1日の終日予定を作成すると、カレンダーがUTC設定のままの場合、その予定は8月31日の15時(UTC)として認識され、他のユーザーの画面では8月31日の終日予定のように表示される可能性があります。
終日予定の保存と表示の仕組み
Notion Calendarは、終日予定を「その日の開始時刻(現地時刻0時)から24時間後まで」という時間帯として扱います。この時間帯は、作成したユーザーのタイムゾーンに基づいてUTCに変換されて保存されます。表示する際には、各ユーザーのカレンダー設定や端末のタイムゾーンで再度変換されるため、タイムゾーンの差が日付のずれとして表れます。
なぜ別日に見えるのか
具体的なシナリオとして、日本のユーザーAさんが「2025年5月10日 終日」の予定を作成したとします。Aさんのカレンダーが日本時間(UTC+9)の場合、予定はUTCで「2025-05-09 15:00:00Z」から「2025-05-10 14:59:59Z」として保存されます。アメリカ東海岸(UTC-4)の同僚Bさんが同じカレンダーを自分のタイムゾーンで見ると、UTCの開始時刻がBさんの現地時刻では「2025-05-09 11:00」となり、終日予定として5月9日に表示されてしまいます。このように、作成者と閲覧者のタイムゾーンが異なると、日付が前後するのが原因です。
2. 確認手順:カレンダーとアカウントのタイムゾーン
以下の手順で、現在のタイムゾーン設定を確認し、必要に応じて変更してください。
- Notion Calendarを開き、画面右上の歯車アイコン(設定)をクリックします。
- 左メニューから「Calendar Settings」を選択します。ここに「Time zone」という項目があります。
- 「Time zone」の横に表示されているタイムゾーンを確認します。日本の場合は「(UTC+09:00) Asia/Tokyo」が正しい設定です。
- 設定が異なる場合は、ドロップダウンから正しいタイムゾーンを選択し、変更を保存します。
- 次に、Web版のNotion(カレンダー以外の画面)でもタイムゾーンを確認します。右上のアカウントアイコンから「Settings」→「Language & region」→「Time zone」で設定を統一してください。
- 最後に、PCのシステムタイムゾーンが正しいか確認します。Windowsの場合、設定の「時刻と言語」→「日付と時刻」→「タイムゾーン」が「(UTC+09:00) 大阪、札幌、東京」になっていることを確認します。
共有カレンダーの場合の追加確認
チームで共有しているカレンダーの場合、カレンダー自体に個別のタイムゾーン設定はありませんが、各メンバーが自分のカレンダー設定でタイムゾーンを正しく指定する必要があります。管理者側で強制できる設定ではないため、チーム内で正しいタイムゾーンを共有するルールを決めてください。
3. 失敗パターン:よくある設定ミス
多くのユーザーが陥りがちな失敗パターンを以下にまとめました。自分の状況と照らし合わせて確認してください。
パターン1:カレンダーのタイムゾーンがUTCのまま
Notion Calendarの初期設定では、タイムゾーンが「UTC」になっている場合があります。そのまま終日予定を作成すると、UTC基準で保存されるため、日本のユーザーが作成した予定は実際の日付より前日に表示されることが多いです。この設定は「Calendar Settings」で変更可能ですが、変更後も既存のイベントの表示は変わらないため、古い予定がずれたままになる点に注意してください。
パターン2:デバイスのシステムタイムゾーンを変更してしまった
会社のPCでは、管理者によってシステムのタイムゾーンが固定されている場合があります。勝手に変更すると、OutlookやTeamsなど他のアプリケーションにも影響が出るため、許可なく変更しないでください。代わりに、Notion内のカレンダー設定だけでタイムゾーンを調整するようにしましょう。
パターン3:イベント作成時にタイムゾーンを間違えた
Notion Calendarでイベントを作成する際、開始時刻を入力するときにタイムゾーンが指定できます。終日予定であっても、うっかり特定の時刻を設定してしまい、その時刻にタイムゾーンが適用されると、予期せぬ日付になることがあります。終日予定を作成するときは、必ず「終日」オプションをオンにし、時間入力を避けてください。
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4. 状況別の比較表
以下の表で、タイムゾーン設定ごとの表示の違いをまとめました。自分の環境と照らし合わせて、どの設定が問題かを特定してください。
| 設定状態 | 作成者(東京) | 閲覧者(東京) | 閲覧者(ニューヨーク) |
|---|---|---|---|
| カレンダー設定:UTC | 予定が前日(8/31)に表示 | 前日(8/31)に表示 | 前日(8/31)に表示 |
| カレンダー設定:Asia/Tokyo | 正しく9/1に表示 | 正しく9/1に表示 | 前日(8/31)に表示 |
| カレンダー設定:America/New_York | 翌日(9/2)に表示 | 翌日(9/2)に表示 | 正しく9/1に表示 |
この表から分かるように、全員が同じタイムゾーン設定でない限り、終日予定の日付は閲覧者ごとに異なります。共有カレンダーでは、参加者全員が同一タイムゾーンに設定するか、終日予定の利用を避けて時刻指定のイベントにするなどの対策が必要です。
5. 管理者への確認事項
会社のNotionワークスペースでこの問題が頻発する場合、管理者は以下の点を確認してください。
- ワークスペース全体のデフォルトタイムゾーン設定は、Notionの管理コンソールで確認できます。会社の所在地に合わせて設定されているか確認してください。
- メンバー個別のタイムゾーン設定は強制できないため、ガイドラインを作成して周知することをおすすめします。
- 外部ゲストが参加する共有カレンダーでは、ゲストのタイムゾーンが適切に設定されているか、個別に依頼する必要があります。
6. よくある質問(FAQ)
Q1. 既存の終日予定がずれて表示されます。どう修正すればよいですか?
既存の予定は、カレンダーのタイムゾーンを変更しても表示が自動的に修正されません。予定を開き、開始日時を改めて設定し直す必要があります。その際、タイムゾーンを明示的に指定して保存してください。
Q2. スマートフォンのNotionアプリでも同じ現象が起きます。対処法は?
スマートフォンアプリでも、カレンダー設定のタイムゾーンはWeb版と連動しています。アプリ内の設定メニューから「Calendar Settings」を開き、タイムゾーンを確認してください。また、端末のシステムタイムゾーンが自動設定になっているかも併せて確認しましょう。
Q3. 終日予定ではなく、時間指定のイベントにすれば問題は解決しますか?
時間指定のイベントの場合、各閲覧者のタイムゾーンに応じて時刻が変換されますが、日付がずれることはありません。開始時刻と終了時刻を明示することで、タイムゾーンの影響を受けにくくなります。ただし、開始時刻が深夜になると前日の日付になる可能性があるため、終日予定を使わずに午前0時から翌日0時までの時間指定イベントを作成する方法もあります。
Q4. OutlookやGoogle Calendarと同期している場合も影響しますか?
Notion Calendarを他のカレンダーと同期している場合、それぞれのカレンダーアプリのタイムゾーン設定も影響します。OutlookやGoogle Calendar側でもタイムゾーンを正しく設定し、Notionと統一してください。同期の仕様上、終日予定がUTCでやり取りされるため、各アプリでの表示が異なる可能性があります。
Q5. チームメンバー全員に同じタイムゾーン設定を強制できますか?
Notionには、ワークスペース全体でタイムゾーンを強制する機能はありません。各メンバーが個別に設定する必要があります。ただし、会社のポリシーとして「カレンダーのタイムゾーンは日本時間に統一する」といったガイドラインを設け、周知することでトラブルを減らせます。
7. まとめ
Notion Calendarで終日予定が別日に見える問題は、ほとんどの場合、カレンダーのタイムゾーン設定が原因です。まずは自身の「Calendar Settings」のタイムゾーンを確認し、必要に応じて正しいタイムゾーンに変更してください。既存の予定は手動で修正する必要がありますが、新規作成時には終日オプションを正しく使うことで再発を防止できます。チーム全体で統一したタイムゾーン運用を心がけ、どうしても解決しない場合は、時間指定のイベントに切り替えることも検討しましょう。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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