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【SharePoint】保持設定の例外を相談する前に確認したいこと

2026年7月15日
Office・仕事術
【SharePoint】保持設定の例外を相談する前に確認したいこと
🛡️ 超解決

SharePointの保持設定で「例外」という言葉を耳にしたことはありませんか。管理者に「このアイテムだけ保持を解除してほしい」「特定のドキュメントを削除できるようにしてほしい」と相談する前に、まずは自分で確認できる項目があります。保持設定の例外は、管理者側で特別な設定を追加する必要があるケースと、単にユーザー側の誤解や操作不足で解決できるケースに分かれます。この記事では、相談前に必ずチェックすべきポイントを整理し、正しい切り分けができるようになることを目指します。

【要点】この記事で確認すること

  • 最初に見る場所: 対象アイテムのプロパティにある「保持ラベル」と「保持状態」の欄です。保留中のアイテムがどれかを把握しましょう。
  • 切り分けの軸: 端末側の操作ミスなのか、アカウントの権限不足なのか、それともテナント全体の保持ポリシーによるものなのかを整理します。
  • 注意点: 会社PCの保持設定を自分で変更することはできません。管理者に相談する前に、この記事の確認手順を実施し、必要な情報をまとめてから連絡してください。

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目次

  • 1 保持設定の例外とは何か
  • 2 相談前に確認すべき3つのポイント
    • 2.1 ポイント1:適用されている保持ラベルの確認
    • 2.2 ポイント2:アイテムの保留状態の確認
    • 2.3 ポイント3:保持ポリシーのスコープの確認
  • 3 確認手順(具体的な操作手順)
  • 4 失敗パターンと判断基準
  • 5 管理者に伝えるべき情報
  • 6 よくある質問
    • 6.1 Q1. 保持ラベルを自分で変更できますか?
    • 6.2 Q2. 保持ポリシーと保持ラベルの違いは何ですか?
    • 6.3 Q3. eDiscovery保留と保持ポリシーの保留はどう見分けますか?
    • 6.4 Q4. 例外申請が通らない場合、どうすればよいですか?
  • 7 まとめ
    • 7.1 解決 関連記事でさらに詳しく
    • 7.2 Office・仕事術の人気記事ランキング

保持設定の例外とは何か

SharePointの保持設定は、Microsoft 365のコンプライアンスポータルで設定される「保持ポリシー」または「保持ラベル」によって制御されます。通常、組織全体のルールとして一定期間アイテムを保持し、その後削除または保持継続するという設定が行われます。しかし、業務上どうしても早期に削除したい、または逆にもっと長く残したいというアイテムが発生することがあります。そのような場合に、特定のアイテムだけルールから外すことを「例外」と呼びます。

例外を実現する方法としては、保持ラベルの手動適用、保持ポリシーの除外範囲の設定、アイテムの保留解除などがあります。ただし、多くのケースではユーザー側で対応できる範囲が限られており、管理者によるポリシー変更が必要かどうかを事前に見極めることが重要です。間違った手順で例外を申請すると、承認までに時間がかかったり、却下されたりする原因になります。

※ お探しの解決策が見つからない場合は、こちらの「OneDrive・SharePointトラブル完全解決データベース」で他のエラー原因や解決策をチェックしてみてください。

相談前に確認すべき3つのポイント

ポイント1:適用されている保持ラベルの確認

まずは、対象のアイテムにどの保持ラベルが適用されているかを確認しましょう。SharePointのドキュメントライブラリでアイテムを選択し、情報パネルを開くと「保持ラベル」の項目が表示されます。ここに「なし」と表示されている場合は保持ラベルによる制限はありませんが、組織の保持ポリシーが自動的に適用されている可能性があります。

保持ラベルが設定されている場合、そのラベルに定義された保持期間とアクションが適用されます。もし自分でラベルを変更できる権限があるなら、別のラベルを選ぶことで例外に対応できるかもしれません。ただし、通常は管理者だけがラベルの発行と変更を許可しているため、変更できない場合はそのまま管理者に伝えてください。

ポイント2:アイテムの保留状態の確認

アイテムが「保留」状態になっているかどうかを確認します。保留とは、訴訟や監査などの理由で削除や編集を禁止するロックのようなものです。SharePointでは、電子情報開示(eDiscovery)で保留が設定されていると、保持ポリシーとは別にアイテムが保持されます。この保留は通常の保持設定の例外では解除できません。

対象アイテムのプロパティで「保留状態」を確認します。保持状態が「オン」または「保留中」と表示されている場合、それは保持ポリシーではなくeDiscovery保留が原因かもしれません。この場合は、コンプライアンス管理者に問い合わせる必要があります。

ポイント3:保持ポリシーのスコープの確認

保持ポリシーがどの範囲に適用されているかを把握します。ポリシーはサイト全体、特定のライブラリ、またはフォルダー単位で設定されることがあります。自分が操作しているサイトがどのポリシーの対象になっているかは、SharePoint管理センターやコンプライアンスポータルで確認できますが、一般ユーザーには見えない場合が多いです。そのため、管理者に確認する際に「サイトURL」や「ライブラリ名」を伝えられるように準備しておきましょう。

また、保持ポリシーには「アイテムの最終更新日」や「作成日」を基準にした期間が設定されているため、単に日付が経過していないだけという可能性もあります。その場合は例外を申請するのではなく、自然に削除されるのを待つか、管理者にポリシー期間の短縮を依頼する方が適切です。

確認手順(具体的な操作手順)

以下の手順で、対象アイテムの保持設定に関する情報を取得してください。

  1. ShareOnline上で対象のドキュメントライブラリを開きます。
  2. 該当するアイテムの左側のチェックボックスをオンにし、上部のメニューから「情報」アイコン(i)をクリックします。
  3. 情報パネルが開きます。「プロパティ」タブの中に「保持ラベル」という項目があります。ここにラベル名が表示されている場合は、そのラベルが適用されています。
  4. 同じパネルの下部にある「保持状態」を確認します。「オン」または「保留中」と表示されたら、eDiscovery保留の可能性があります。
  5. アイテムのバージョン履歴を確認します。過去のバージョンが保持されている場合も削除できない原因となります。
  6. これらの情報をスクリーンショットまたはメモに記録し、管理者への連絡時に活用します。

上記の手順で「保持ラベル」が表示されない場合、組織全体の保持ポリシーのみが適用されている可能性があります。その場合は管理者に「サイトの保持ポリシー設定」を確認してもらう必要があります。

失敗パターンと判断基準

状況 よくある誤解 正しい判断
アイテムが削除できない 「保持設定の例外が必要だ」と思い込む まずは保持ラベルと保留状態を確認。自分でラベルを変更できるか試す。
保持ラベルが「なし」なのに削除できない 「ラベルがないので問題ない」と考える 組織の保持ポリシーが自動適用されている可能性が高い。ポリシー詳細を管理者に問い合わせる。
保持状態が「オン」になっている 「保持ポリシーが原因だ」と断定する 実際はeDiscovery保留の可能性が高い。コンプライアンス管理者に連絡が必要。
「このアイテムは保持されています」と表示される 「すぐに例外申請すればOK」 表示されたメッセージの詳細を読み、保持期間の残り日数を確認する。期間切れまで待てるなら例外不要。

この表のように、まずは自分で確認できる項目をチェックすることで、無駄な相談を減らせます。特に「保持状態」の確認は見落としがちなので注意してください。

管理者に伝えるべき情報

それでも例外の相談が必要だと判断したら、管理者に以下の情報を整理して伝えましょう。

  • 対象アイテムのURL: 共有リンクでなく、直接のアイテムURLをコピーします。
  • 保持ラベルの有無と名前: 確認手順で得た情報をそのまま伝えます。
  • 保持状態のスクリーンショット: 「保持状態」がどのように表示されているか画像で示すと確実です。
  • 希望するアクション: 単に削除したいのか、編集を許可してほしいのか、保持期間を短縮したいのかを明確にします。
  • ビジネス理由: なぜ例外が必要なのか、具体的な業務上の理由を簡潔に書きます。

これらの情報があれば、管理者はポリシーの変更が必要かどうかを迅速に判断できます。特に「保持状態」の情報は、eDiscovery保留が原因の場合にコンプライアンス部門と連携する必要があるため、必ず含めてください。

よくある質問

Q1. 保持ラベルを自分で変更できますか?

ユーザーの権限によります。SharePointのサイト所有者やメンバーで、ラベルの発行が許可されている場合は変更できます。それ以外の場合はできません。まずはアイテムの情報パネルでラベルが編集可能か試してみてください。

Q2. 保持ポリシーと保持ラベルの違いは何ですか?

保持ポリシーはサイトやライブラリ全体に自動適用されるルールで、ユーザーは変更できません。保持ラベルは個々のアイテムに手動または自動で適用されるタグで、権限があればユーザーも変更できます。例外申請の際は、どちらが原因かを切り分けることが重要です。

Q3. eDiscovery保留と保持ポリシーの保留はどう見分けますか?

アイテムのプロパティで「保持状態」が「オン」の場合、eDiscovery保留の可能性が高いです。保持ポリシーによる保留は「保持状態」の表示が異なる場合があります(特にカスタム列が設定されていないと区別しにくい)。正確には管理者がコンプライアンスポータルで確認する必要がありますが、ユーザー側では「保持状態」がアクティブならeDiscovery保留を疑ってください。

Q4. 例外申請が通らない場合、どうすればよいですか?

申請が却下された理由を管理者に確認してください。例えば、法的な保留がかかっている場合は解除できません。また、ポリシーが組織全体のコンプライアンス要件に基づいている場合は、代替案として別のサイトへの移動やコピーを検討するとよいでしょう。

まとめ

保持設定の例外を相談する前に、まずは自分で保持ラベルと保持状態を確認することが重要です。多くの場合、ユーザー側の操作や理解不足が原因で、実際には例外が必要ないケースも少なくありません。確認手順を実施しても解決しない場合にのみ、管理者に必要な情報を整理して連絡しましょう。

特にeDiscovery保留が原因の場合は、通常の保持設定の例外では対応できないため、早めにコンプライアンス部門へエスカレーションする必要があります。この記事の手順を参考に、効率的に問題を切り分けてください。


この記事の監修者
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超解決 リモートワーク研究班

Microsoft 365の導入・保守を専門とするエンジニアグループ。通信障害やサインイン不具合など、ビジネスインフラのトラブル対応に精通しています。

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