Wordで脚注を別の脚注に変換したい場合があります。
例えば、参考文献リストからの引用を脚注にしたいときなどです。
しかし、Wordの標準機能では脚注を直接別の脚注に変換する操作はありません。
この記事では、脚注を別の脚注に変換する具体的な手順を解説します。
これにより、参考文献からの引用を効率的に脚注として挿入できるようになります。
【要点】脚注を別の脚注に変換して引用を変更する
- 脚注のコピー&ペーストと書式設定: 既存の脚注をコピーし、新しい脚注として貼り付けます。
- フィールドコードの編集と参照の更新: 参照番号をフィールドコードで管理し、更新します。
- 参考文献リストの参照番号を脚注に置き換える: 参考文献リストの項目を脚注に変換します。
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目次
脚注の参照番号が崩れる仕組み
Wordで脚注や交差参照の番号が意図せず変わる原因は、文書の編集による参照番号の自動更新機能にあります。
脚注は、文書の末尾に連番で表示されるものです。一方、交差参照は、文書内の他の箇所を参照する機能です。
これらの番号は、文書の追加や削除、移動によって変動します。Wordは、これらの変更を検知して自動的に番号を振り直します。
しかし、脚注を別の脚注に単純にコピー&ペーストしただけでは、参照番号が連動して更新されないことがあります。
そのため、手動で番号を調整したり、フィールドコードを利用したりする必要が出てきます。
脚注を別の脚注に変換する手順
既存の脚注をコピーして新しい脚注として挿入する
- 脚注のテキストをコピーする
変換したい脚注のテキスト部分を選択し、Ctrl+Cでコピーします。 - 脚注の挿入位置にカーソルを置く
新しい脚注として挿入したい場所(通常は文書の末尾)にカーソルを移動します。 - 脚注を貼り付ける
Ctrl+Vでコピーした脚注テキストを貼り付けます。 - 脚注の書式を整える
貼り付けたテキストが脚注として認識されない場合は、Wordの「参照」タブから「脚注の挿入」を選択し、再度挿入することで脚注書式になります。
交差参照機能を使って脚注番号を管理する
脚注番号を正確に管理するためには、交差参照機能が役立ちます。
交差参照を挿入する手順
- 交差参照を挿入したい場所を選択する
文書の中で、脚注番号を挿入したい箇所にカーソルを置きます。 - 「参照」タブを開く
Wordのリボンメニューから「参照」タブをクリックします。 - 「交差参照」ボタンをクリックする
「脚注と હતો」グループにある「交差参照」ボタンを選択します。 - 「参照の種類」と「参照先」を選択する
ダイアログボックスが表示されたら、「参照の種類」で「脚注」を選択します。「参照する見出し」または「参照する脚注」のリストから、挿入したい脚注番号を選びます。 - 「番号のみを挿入」を選択する
「番号のみを挿入」にチェックが入っていることを確認します。 - 「挿入」ボタンをクリックする
選択した脚注番号がカーソル位置に挿入されます。
交差参照を更新する手順
- 文書全体を選択する
Ctrl+Aで文書全体を選択します。 - フィールドを更新する
F9キーを押します。 - 「フィールドコードの更新」ダイアログが表示された場合
「ページ番号のみを更新」または「フィールド全体を更新」を選択し、「OK」をクリックします。
参考文献リストの項目を脚注に変換する
参考文献リストの項目を脚注として利用したい場合、以下の手順で変換できます。
参考文献リストの項目をコピー&ペーストする
- 参考文献リストを開く
Word文書で、参考文献リストが表示されているセクションを開きます。 - 変換したい項目を選択する
脚注にしたい参考文献の項目全体を選択します。 - 項目をコピーする
Ctrl+Cで選択した項目をコピーします。 - 脚注挿入位置にカーソルを置く
文書の末尾など、脚注として挿入したい場所にカーソルを移動します。 - 脚注として貼り付ける
Ctrl+Vでコピーした項目を貼り付けます。 - 脚注書式に整える
貼り付けたテキストが通常のテキストとして表示される場合は、脚注書式に変換する必要があります。 - 「参照」タブから脚注を挿入する
カーソルを脚注挿入位置に置いたまま、「参照」タブの「脚注の挿入」をクリックします。 - 脚注のテキストを編集する
新しく挿入された空の脚注に、コピーしておいた参考文献の項目を貼り付けます。 - 参照番号を調整する
必要に応じて、脚注番号を連番になるように調整します。
交差参照で参考文献項目を参照する
- 脚注の番号を交差参照で挿入する
上記「交差参照機能を使って脚注番号を管理する」の手順に従い、挿入した脚注番号を交差参照で挿入します。 - フィールドを更新する
Ctrl+Aで文書全体を選択し、F9キーを押してフィールドを更新します。
脚注の書式が崩れる場合のチェックポイント
脚注番号が連番にならない
脚注番号が連番にならない場合、脚注の挿入方法に問題がある可能性があります。
Wordの「参照」タブから「脚注の挿入」機能を使って挿入されているか確認してください。
手動で番号を入力したり、コピー&ペーストしたテキストを脚注として認識させていない場合、番号が連番になりません。
また、セクション区切りがある場合、セクションごとに脚注の番号設定がリセットされていることがあります。
その場合は、脚注の書式設定で「連続番号」または「セクションごとに開始」を選択し、必要に応じて「再開しない」を設定してください。
参照番号が正しく更新されない
交差参照や脚注番号が更新されない場合、フィールドが更新されていない可能性があります。
文書全体を選択(Ctrl+A)してからF9キーを押して、フィールドの更新を行ってください。
それでも更新されない場合は、フィールドコードの表示(Alt+F9)で、フィールドにエラーがないか確認します。
フィールドコードが表示されている状態でF9キーを押すと、より詳細な更新が行われることがあります。
脚注の内容が他の脚注と重複する
脚注の内容が意図せず重複してしまう場合、コピー&ペーストの際に誤って同じ内容を複数回貼り付けている可能性があります。
また、交差参照の設定が正しく行われていない場合も、意図しない箇所に同じ脚注番号が表示されることがあります。
挿入した交差参照が、正しい脚注を参照しているか再度確認してください。
脚注の内容を編集した際は、必ずフィールドの更新を行ってください。
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脚注と参考文献リストの比較
Wordにおける脚注と参考文献リストは、どちらも出典を示すための機能ですが、用途や表示場所が異なります。
| 項目 | 脚注 | 参考文献リスト |
|---|---|---|
| 表示場所 | 各ページの末尾 | 文書の末尾 |
| 番号付け | ページごとに連番または文書全体で連続 | 文書全体で連続または特定の書式 |
| 用途 | 本文中の補足説明や簡単な出典 | 詳細な出典情報、引用元の一覧 |
| 挿入方法 | 「参照」タブから挿入 | 「参照」タブの「参考文献」機能を使用 |
| 編集 | 手動または交差参照 | 手動または「参考文献」機能で管理 |
脚注は、本文の流れを中断させずに補足情報を提供したい場合に便利です。
参考文献リストは、文書全体で使用した出典を一覧でまとめたい場合に適しています。
それぞれの特性を理解し、目的に応じて使い分けることが重要です。
まとめ
この記事では、Wordで脚注を別の脚注に変換する手順を解説しました。
交差参照機能を利用することで、脚注番号の管理が容易になり、参考文献からの引用変更も効率的に行えます。
次回は、Wordのスタイルセットを活用して、文書全体の書式を統一する方法について解説します。
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