Wordで文書を共同編集する際、コメント機能は非常に便利です。しかし、コメントのやり取りが完了しても、画面上に残ったままでは煩雑に感じることもあります。この記事では、Wordコメントを「解決済み」として処理し、表示を整理する方法を解説します。これにより、作業中の文書がすっきりと見やすくなります。
コメントの解決済み機能を使えば、不要なコメントを一時的に非表示にできます。また、後から必要になった場合でも、簡単に再表示できるため安心です。この機能で、スムーズな文書レビューを実現しましょう。
【要点】Wordコメントの解決済み処理と再表示
- コメントの「解決済み」への変更: コメントのやり取りが完了した際に、吹き出しをグレーアウトさせ、表示を整理します。
- 「解決済みコメントの表示」の切り替え: 非表示にしたコメントを必要に応じて一覧表示または個別に再表示させます。
- コメントの再表示: 解決済みとして処理したコメントを、元の状態に戻して再編集・確認できるようにします。
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目次
コメントが解決済みになるとどうなるか
Wordのコメント機能には、「解決済み」というステータスがあります。コメントを解決済みにすると、コメントの吹き出しが薄いグレーで表示され、編集中の文書内での存在感が小さくなります。これは、コメントのやり取りが一段落したことを示します。未解決のコメントは通常通り表示されるため、対応が必要なコメントと完了したコメントを区別しやすくなります。
この機能は、複数人で文書をレビューする際に特に有効です。担当者がコメントを確認し、対応が完了したら「解決済み」にすることで、他のレビュアーも進捗を把握しやすくなります。これにより、コミュニケーションの無駄が減り、効率的な共同作業が可能になります。
コメントを解決済みにする手順
コメントを解決済みにするのは、非常に簡単な操作です。
- コメント吹き出しの選択
解決済みにしたいコメントの吹き出しをクリックして選択します。 - 「解決済み」ボタンのクリック
コメントツールバーに表示される「解決済み」ボタンをクリックします。
これで、選択したコメントの吹き出しがグレーアウトし、「解決済み」として扱われます。文書全体で解決済みにしたいコメントがある場合は、それぞれのコメントに対してこの操作を行います。
解決済みのコメントを表示・非表示する手順
解決済みにしたコメントは、必要に応じて表示・非表示を切り替えられます。
解決済みコメントの表示・非表示の切り替え
文書の右側にある「コメント」ウィンドウで、解決済みのコメントの表示を制御できます。
- 「コメント」ウィンドウを開く
「校閲」タブの「コメント」グループにある「コメントの表示」をクリックし、「すべて」または「コメント」を選択してコメントウィンドウを開きます。 - 「解決済みコメントの表示」の切り替え
コメントウィンドウの上部にある「…」メニューをクリックし、「解決済みコメントの表示」のチェックボックスをオンまたはオフにします。
チェックをオンにすると、解決済みのコメントもコメントウィンドウに一覧表示されます。チェックをオフにすると、解決済みのコメントは非表示になります。文書内の吹き出し表示にも連動します。
個別の解決済みコメントを再表示する
コメントウィンドウに表示されている解決済みのコメントを、個別に再表示させることも可能です。
- コメントウィンドウで解決済みコメントを選択
「解決済みコメントの表示」がオンになっている状態で、コメントウィンドウから再表示したいコメントをクリックします。 - 「再表示」ボタンのクリック
コメントの横に表示される「再表示」ボタンをクリックします。
これにより、そのコメントは「未解決」の状態に戻り、文書内の吹き出しも通常通り表示されるようになります。必要に応じて、再度コメントの編集や返信が可能です。
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解決済みコメントでよくある疑問と対処法
解決済みボタンが見当たらない
コメントの吹き出しを選択しても、「解決済み」ボタンが表示されない場合があります。これは、コメントの表示設定が原因である可能性があります。
- 表示モードの確認
「校閲」タブの「変更履歴」グループにある「表示モード」が「変更履歴の記録」または「変更箇所の修正」になっているか確認してください。 - 「最終版(変更箇所を表示)」または「最終版」で確認
表示モードを「最終版(変更箇所を表示)」または「最終版」に変更すると、コメントのツールバーが表示されるようになります。
解決済みにしたコメントをすべて元に戻したい
一度解決済みにしたコメントを、すべて未解決の状態に戻したい場合があるかもしれません。Wordには、すべての解決済みコメントを一度に未解決に戻す直接的な機能はありません。
- コメントウィンドウで手動で再表示
「解決済みコメントの表示」をオンにし、コメントウィンドウに表示された各コメントの「再表示」ボタンをクリックします。 - 「すべて解決」を解除する(Wordのバージョンによる)
一部のWordバージョンでは、「校閲」タブの「コメント」グループにある「すべて解決」ボタンの横に、未解決に戻すオプションがある場合があります。ない場合は、上記の手動操作が必要です。
コメントの解決済みステータスが保存されない
解決済みにしたはずのコメントが、文書を保存して再度開くと未解決に戻ってしまうことがあります。これは、ファイルの破損やWordの不具合が原因である可能性があります。
- Wordの再起動と文書の再保存
Wordを一度終了し、再度起動してから文書を開き直し、コメントの解決済みステータスを確認・再設定してみてください。 - 別の場所にコピーして貼り付け
問題の文書を新規文書にコピー&ペーストすることで、問題が解消されることがあります。 - Officeの修復
それでも解決しない場合は、Windowsの「アプリと機能」からMicrosoft Officeを選択し、「変更」→「修復」を実行してみてください。
コメントの解決済み機能と「変更履歴」機能の違い
Wordのコメント機能と「変更履歴」機能は、どちらも文書の共同編集や校正に役立ちますが、役割が異なります。
コメントは、特定の箇所に対する意見や質問、指示などを記録するために使用されます。返信機能もあり、対話形式でのやり取りが可能です。コメントを「解決済み」にすることは、その対話が完了したことを示します。
一方、「変更履歴」は、文書に加わったすべての編集(追加、削除、書式変更など)を記録する機能です。編集者は、加筆・修正した箇所を赤字などで確認でき、他の編集者はそれらを承認または却下できます。変更履歴は、文書の変更プロセスを追跡・管理するために使われます。
コメントの解決済みは「対話の完了」を示すのに対し、変更履歴の承認は「編集内容の確定」を示す、という違いがあります。
まとめ
この記事では、Wordコメントを「解決済み」にして表示を整理し、必要に応じて再表示する手順を解説しました。コメントを解決済みにすることで、文書内のコメントがすっきりと見やすくなり、作業効率が向上します。文書レビューの進捗管理にも役立ちます。
今後は、コメントのやり取りが完了したら積極的に「解決済み」に設定してみてください。また、変更履歴機能と組み合わせることで、より高度な文書校正プロセスを構築できます。
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