Zoomの注釈ツールは画面共有中にホストや参加者が線や図形を書き込める機能ですが、起動時の初期色は赤が選択されており、毎回別の色を選び直す手間が発生します。
背景色との相性で赤が読みにくいスライドや、複数人で書き込み色を分担したい運用では、デフォルト色を別の色に変える設定があると効率が上がります。Zoomクライアントには既定色そのものを変える項目はありませんが、最後に選んだ色を会議をまたいで保持する設定があり、実質的なデフォルト色変更として活用できます。
本記事では注釈ツールの色設定の保持方法、ホストが既定色を強制する手順、共同編集向けの色運用ルール、参加者全員が同じ書き込み色を使う場合のテクニックまで解説します。
【要点】Zoom注釈ツールの色を効率よくカスタマイズする3つの操作
- 注釈ツールの色パレットで使いたい色を選択: その選択は会議終了後も次回の起動まで保持されるため、実質的なデフォルト変更として機能します。
- 設定→画面共有→「共有開始時に注釈ツールを自動表示」をオフ: 不要な初期表示を抑え、必要な人だけ手動で開く運用に切り替えられます。
- ホストが「参加者の注釈を無効化」を選択: 参加者ごとの色乱用を抑制し、特定の色運用ルールを徹底できます。
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目次
Zoom注釈ツールの色仕様と保持の仕組み
Zoomの注釈ツールには赤・橙・黄・緑・青・紫・黒・白のプリセット色が用意されています。各色は描画ツールバー上に並び、クリックひとつで切替可能です。線の太さも選べるため、強調表現の幅は広めに確保されています。
最後に選んだ色は次回会議の起動まで保存されるため、初回に好みの色を選んでおくとそれ以降はデフォルト色として継続されます。設定としての項目はありませんが、実質的に変更できる仕掛けになっています。
クライアントを完全終了した場合や、別PCでログインした場合は赤に戻ります。デバイス間で色設定を同期する公式機能は提供されていない点が現状の制約です。会社支給端末を持ち歩くケースでは、設定を再度行う手間が発生します。
注釈ツールの初期色を変更する操作手順
- 会議で画面共有を開始します
共有を実行すると上部に注釈ツールバーが表示されます。共有開始は「画面の共有」→「画面」または「ホワイトボード」を選びます。 - ツールバーで「描画」または「フリーハンド」を選びます
線色を変える対象のツールを最初に選択します。テキスト・図形・矢印など他のツールも個別に色設定が記憶されます。 - カラーパレットから使いたい色をクリックします
例えば青を選ぶと、それ以降の描画は青で実行されます。線の太さも同時に選んでおくと運用が安定します。 - 会議を終了せずクライアントを終了せずにその色のまま使い続けます
次回の会議でもその色が初期選択として保持されます。 - 必要に応じて線の太さも初回に設定します
太さも色と同じく次回まで保持されるため、運用色と組み合わせて統一感を出せます。スライドの細い文字には細線、強調マーカーには太線が読みやすい組み合わせです。
ホストが参加者の注釈色をコントロールする手順
- ホストとして会議で画面共有を開始します
共有開始後にツールバー右端の「詳細」を開きます。 - 「参加者の注釈を無効化」を選択します
参加者がランダムな色で書き込みすることを止められます。再度許可するときは同じメニューから選び直せます。 - 「注釈者の名前を表示」を有効化します
誰がどの色で書いたかを把握しやすくなります。レビュー会議で誰の指摘かを記録するのに便利です。 - 運用ルールとして色分担を会議冒頭に共有します
例として赤=指摘・青=同意・緑=代替案などのルールがチームで共有できます。事前にスライドの先頭に色凡例を入れる方法もあります。
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注釈ツールの自動表示と権限設定の手順
- Zoom設定の「画面共有」を開きます
右上のプロフィール画像→「設定」→「画面共有」と進みます。 - 「共有開始時に注釈ツールを自動表示」のチェックを必要に応じて切り替えます
毎回出てくる注釈ツールバーが邪魔な場合はオフ、すぐ書き込みたいタイプの会議が多い場合はオンが向きます。 - 管理者ポータルで組織全体の注釈ポリシーを確認します
https://zoom.us/profile から「アカウント設定」→「会議中(基本)」→「注釈」の項目で組織全体のオン・オフを切り替えられます。 - ロック設定で個別ホストの上書きを禁止します
運用ポリシーを徹底したい場合は「ロック」アイコンで個別ユーザーが設定を変更できないようにします。
注釈の色設定でつまずきやすいパターン
会議再参加で色がリセットされる
クライアントを完全終了したか、別端末で会議参加した場合は色設定がリセットされます。同じPC・同じセッションで連続使用するとデフォルト色が保持されます。Zoomの再起動を挟んでも持続する場合がある一方、OSの再起動を挟むとリセットされる傾向です。
カラーパレットに白が見当たらない
背景が白だと白の選択肢が薄く見えるためです。パレット下部に8色目として配置されており、クリック自体は可能です。背景画像との対比でグレーや黒の利用も検討してください。
参加者全員に色を強制したい
公式には参加者ごとの色強制機能はありません。注釈無効化で書き込みを禁止する、もしくは事前ルールで色を分担する運用で代替してください。
共有を切るとせっかく書いた注釈が消える
共有終了時に注釈は自動的に消えます。残したい内容があれば共有中にツールバーの「保存」ボタンでスクリーンショットとしてローカルに保存しておくと、後から振り返り資料として使えます。
レビュー会議で色運用を効率化するコツ
設計レビューやデザイン検討では、参加者が同時に書き込むと画面が混乱します。冒頭に「赤=必須修正・橙=推奨修正・緑=同意・青=質問」のような色凡例をスライドの先頭ページに入れておくと、書き込みを見ただけで意図が伝わります。
複数ラウンドで議論する場合は、ラウンドごとに色を変える運用も効果的です。第1ラウンドは赤、第2ラウンドは青、第3ラウンドは緑のように分けると、修正履歴が視覚的に追えます。
ホワイトボード機能を併用すると注釈が消えずに残るため、検討経緯の記録としても機能します。重要な会議は注釈ツールの「保存」ボタンで毎ラウンド画像保存しておく運用が安全です。
注釈ツールの色運用パターン比較
| 運用パターン | 適合シーン | 必要な操作 |
|---|---|---|
| 個人デフォルト色保持 | 毎日同じ会議 | 初回に好みの色を選択 |
| 役割別色分担 | レビュー会議 | 参加者全員にルール周知 |
| ホスト書き込みのみ | 講義・セミナー | 参加者の注釈を無効化 |
| 名前付き多色併用 | ブレストワークショップ | 注釈者の名前を表示をオン |
| 注釈完全禁止 | 守秘性の高い会議 | 管理者でロック設定 |
まとめ
Zoomの注釈ツールにはデフォルト色を直接変える設定はありませんが、最後に選んだ色がクライアントを終了するまで保持される仕様を活用すると、実質的にデフォルト色を変えた感覚で運用できます。レビュー用途では役割別の色分担をホストが冒頭で周知し、講義型の会議ではホストが参加者の注釈を無効化することで、注釈の混乱を防げます。重要な書き込みはツールバーの「保存」ボタンでスクリーンショット化しておくと振り返り資料としても活用できます。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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