Zoomで組織のSSO経由のサインイン時に「エラーコード 100006」が表示されてログインできない経験はありませんか。エラー 100006 はSSOプロビジョニング段階で失敗する大数値エラーで、初回SSOログイン時にZoom側でアカウント自動作成が成立しない状態を示します。
本記事ではエラー 100006 の発生原因、SAML JIT(Just-In-Time)プロビジョニングの仕組み、解消の手順をまとめます。1025(SCIM/JIT全般失敗)とほぼ同じ領域ですが、SSO初回ログイン時のJIT特有のエラーパターンを示します。
個人ユーザーで解消できる範囲は限定的で、IT部門・SSO管理者の対応が必要なケースがほとんどです。
【要点】エラー 100006 解消の3つの基本
- SAML属性の必須項目確認: JITプロビジョニングに必要な属性(email・firstName・lastName等)が揃っているか確認します。
- Zoom管理者ポータルでJIT設定有効化: 組織のZoomでJIT自動プロビジョニングが有効化されているか確認します。
- 手動ユーザー追加で代替: JITが解消困難な場合は管理者がZoom管理画面で手動でアカウント作成します。
ADVERTISEMENT
目次
エラーコード 100006 が発生する原因
エラーコード 100006 はZoomのSSOプロビジョニングフローで、SAML JITによるユーザーアカウント自動作成が失敗した時に発生します。組織のIDPがSAML応答をZoomに送り、Zoomが受信した属性をもとに自動的にアカウント作成しようとした際に問題が起きた状態です。
具体的な原因は、SAML応答に必須属性(email・firstName・lastName・displayName等)が含まれていない、Zoom管理者ポータルでJIT自動プロビジョニング設定がオフになっている、組織のZoomライセンス枠が不足していて新規ユーザー作成不可、IDP側でユーザーがZoomアプリへのアサインから外れている、IDPとZoom間のSCIM/JIT連携設定が不整合のいずれかです。
SSOへの初回ログイン時に最も発生する典型的なエラーで、組織のIT基盤構築期に頻発します。
エラー 100006 解消の手順
- IT部門に連絡
「Zoom SSO初回ログイン時にエラー 100006 が出る」と組織のIT部門・SSO管理者に連絡します。エラー番号と発生時刻、できればSAMLログを添えると調査がスムーズです。 - Zoom管理者ポータルでJIT設定確認
管理者は zoom.us/account → SSO → 「Auto-provision new users」がオンになっているか確認します。オフなら新規ユーザー自動作成は機能しません。 - SAML属性の確認
SAMLレスポンスの内容を「SAML-tracer」拡張機能等で確認し、Zoomが必須要求する属性(email・firstName・lastName)が含まれているか確認します。欠けているならIDP側で属性マッピング追加します。 - ライセンス確認
組織のZoomライセンス使用状況を管理画面で確認します。上限到達なら新ユーザー作成が拒否されるため、追加ライセンス購入か未使用ユーザーからの再割当てが必要です。 - 手動でアカウント作成
JIT自動プロビジョニングが解消困難な場合、Zoom管理者ポータル → ユーザー管理 → ユーザー追加 で手動でアカウント作成します。即時に利用可能になります。
エラー 100006 関連のよくあるトラブル
新入社員の初回ログインで失敗
新入社員のオンボーディング初日にZoom初回ログインで 100006 が出るパターンが頻発します。事前にIT部門でSCIM同期確認・JIT設定確認・手動アカウント作成のいずれかで先行プロビジョニングしておくと初日トラブルを防げます。
SAML属性のNameID形式不一致
Zoomは「emailAddress」形式のNameIDを期待しますが、IDP側で別形式(unspecified等)で送信していると JIT 失敗します。IDP側のSAML設定でNameID形式を「emailAddress」に統一します。
displayName属性が空
IDP側でユーザーのdisplayName・firstName・lastName が空欄のまま登録されているとJIT 失敗します。IDP管理画面で当該ユーザーのプロファイル情報を補完します。
同名ユーザー重複
過去に個人Zoomアカウントが同じemailで作成されている場合、組織アカウントの自動プロビジョニングが衝突します。Zoomサポートに連絡して個人アカウント側の譲渡または削除を依頼します。
ADVERTISEMENT
SSO関連エラーコードの相関
| コード | 段階 | 主原因 |
|---|---|---|
| 1020 | SSO ログインフロー | Vanity URL等の問題 |
| 1021 | SAML 属性検証 | 属性マッピング・証明書 |
| 1025 | プロビジョニング全般 | SCIM/JIT 包括的失敗 |
| 100006 | JIT初回プロビジョニング | 初回ログイン時の自動作成失敗 |
まとめ
エラーコード 100006 はZoomのSSO初回ログイン時のJIT(Just-In-Time)プロビジョニングが失敗するエラーです。原因の多くはSAML属性の必須項目欠落・JIT設定オフ・ライセンス不足で、組織のIT部門・SSO管理者の対応で解消できます。Zoom管理者ポータルで「Auto-provision new users」設定確認、IDP側でSAML属性マッピング確認、ライセンス枠確認の順で切り分けます。JIT自動プロビジョニングが解消困難な場合は管理者が手動でアカウント作成して即時利用可能にできます。新入社員のオンボーディング時に発生しやすいので、入社手続きのチェックリストにZoomアカウント先行プロビジョニングを含めると初日トラブルを防げます。
ADVERTISEMENT
超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
Zoomの人気記事ランキング
- 【Zoom】Zoomデスクトップアプリのインストールと初期設定手順
- 【Zoom】Zoomの言語表示を日本語に切り替える方法
- 【Zoom】Zoomを最新バージョンに更新する手順と自動更新の設定
- 【Zoom】会議に参加できないときの原因と直し方!URLや認証エラーの対処
- 【Zoom】Outlook予定表とZoomを連携してワンクリックで会議作成
- 【Zoom】画面共有ができないときの権限確認と再接続手順
- 【Zoom】SSOでサインインできないときの設定確認と再試行手順
- 【Zoom】iPhoneやiPadの画面をZoomで共有する手順
- 【Zoom】ブレイクアウトを自動・手動・自由選択で割り当てる手順
- 【Zoom】チャット内容を保存する設定と保存先の確認方法
