Zoom WebinarでQ&Aを活用する際、質問を特定のパネリストに振り分けたい場面はありませんか。参加者からの質問が多岐にわたる場合、適切な専門家が回答するためには振り分けが必要です。この記事では、Zoom WebinarのQ&A機能を使って回答者ごとに質問を割り振る方法を詳しく解説します。設定手順から運用のコツまで、実務に即した情報をお届けします。
【要点】Q&Aを回答者ごとに振り分ける運用のポイント
- Q&Aタブの「振り分け先」プルダウン: 各質問に特定のパネリストを割り当てることで、回答の責任者を明確にできます。
- パネリストの事前招待と役割設定: すべてのパネリストをWebinarに招待し、共同ホスト権限を与えることで振り分け操作が可能になります。
- Q&Aレポートの活用: 振り分け結果は詳細レポートで確認でき、事後のフォローアップに役立ちます。
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目次
Zoom WebinarのQ&A振り分け機能とは
Zoom Webinarには、参加者から寄せられた質問をホストまたはパネリストが回答できるQ&A機能が備わっています。この機能の中でも「振り分け先(Assign to)」を使うと、質問を特定の回答者に割り当てられます。振り分けられたパネリストだけがその質問を編集・回答できるようになり、複数分野の専門家がいるWebinarで効率的な運用が実現します。
この機能を利用するには、いくつかの前提条件があります。まず、ホストアカウントが有料ライセンス(またはアドオン)であることです。無料のZoomアカウントではWebinarを開催できません。また、主催者とパネリストはZoomデスクトップクライアント(バージョン5.0.0以降)を使用することをおすすめします。ブラウザ版からでも基本的な操作は可能ですが、一部の管理機能が制限される場合があります。
回答者ごとにQ&Aを振り分ける設定手順
ここでは、Webinar開催中にQ&Aを振り分ける手順を2つの方法に分けて説明します。いずれもホストまたは共同ホストのみが実行できます。
方法1:ホスト・共同ホストがリアルタイムで振り分ける
- Q&Aパネルを開く
Webinar画面下部のコントロールバーから「Q&A」アイコンをクリックして、Q&Aパネルを表示します。 - 振り分けたい質問を選択する
Q&Aパネルに表示された質問一覧から、特定のパネリストに割り当てたい質問をクリックして選択します。 - 「振り分け先」プルダウンを使う
選択した質問の詳細エリアにある「振り分け先(Assign to)」プルダウンをクリックし、表示されるパネリスト一覧から該当者を選びます。振り分け後、その質問には選択したパネリストの名前が表示されます。 - 振り分けの変更・解除
同じプルダウンから「未割り当て」を選ぶと振り分けを解除できます。別のパネリストに変更することも可能です。
方法2:Webinar開催前にQ&A設定を準備する
- Webinarのスケジュール画面を開く
Zoomウェブポータルにサインインし、「Webinar」→「Webinarをスケジュール」をクリックして詳細設定画面を開きます。 - Q&A設定を有効にする
「Q&A」セクションで「Q&Aを有効にする」にチェックを入れます。さらに「匿名で質問を許可」などの詳細オプションを必要に応じて設定します。 - パネリストを追加する
「パネリスト」セクションで、あらかじめ回答を担当させるパネリストのメールアドレスを追加します。追加されたパネリストはWebinarに招待され、Q&Aの振り分け先として表示されるようになります。 - 振り分け操作の権限を与える
パネリストに「共同ホスト」の権限を付与すると、そのパネリスト自身も他の質問を振り分けられるようになります。権限付与は「ユーザー」→「ロール管理」から行えます。
設定を保存した後、実際のWebinarでは方法1の手順で振り分けを実行します。事前設定だけでは質問が自動で振り分けられるわけではなく、リアルタイムの操作が必要です。
運用時の注意点と制限
Q&A振り分け機能を使いこなすには、いくつかの注意点を押さえておく必要があります。
パネリストに共同ホスト権限がないと振り分けできない
ホスト以外のパネリストがQ&Aの振り分け操作を行うには、共同ホスト権限が必要です。権限がないパネリストは、自分に割り当てられた質問に回答することはできますが、他の質問を振り分けることはできません。権限付与はWebinar開始前に行うか、開催中にホストが「参加者」パネルから変更できます。
振り分けられた質問は他のパネリストから見えなくなる
一度「振り分け先」が設定された質問は、割り当てられたパネリストとホスト・共同ホストのみが内容を確認できます。他のパネリストには「非公開」として表示されず、回答権もありません。この仕様により、回答の重複を防げますが、情報共有が必要な場合は別途チャットなどを利用してください。
振り分け操作は元に戻せるが履歴は残らない
振り分けを解除しても、誰がいつ振り分けたかの操作履歴はQ&Aパネル上では確認できません。ただし、Webinar終了後にダウンロードする「Q&Aレポート」には、各質問の割り当て状況が記録されます。振り分けの追跡が必要な場合は、レポートを活用しましょう。
匿名質問がある場合の注意
設定で「匿名で質問を許可」にしていると、参加者の名前が非表示になります。その場合でも振り分け機能は問題なく使えますが、回答者は質問者を特定できないため、フォローアップが必要なら別途連絡手段を用意してください。
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Q&A振り分けと関連機能の比較
| 機能 | 概要 | 振り分け操作の可否 |
|---|---|---|
| Q&A(デフォルト) | すべての質問が全パネリストに表示され、誰でも回答可能 | 振り分け不可(回答者指定なし) |
| Q&A振り分け(本記事) | 質問を特定のパネリストに割り当て、回答を一元管理 | ホスト・共同ホストがリアルタイムで振り分け可能 |
| Q&A+チャット連携 | チャットで質問をパネリストに送ることで振り分けを代替 | 間接的に振り分け可能だがQ&Aとして記録されない |
振り分け機能は、特に複数分野の専門家が同時に参加するパネルディスカッションや、技術サポート用のWebinarで威力を発揮します。単一の回答者しかいない場合は、振り分けの必要性は低いでしょう。
まとめ
この記事では、Zoom WebinarのQ&Aを回答者ごとに振り分ける運用方法を解説しました。Q&Aパネルの「振り分け先」プルダウンを使うことで、質問を特定のパネリストに割り当てられ、回答の質と効率が向上します。次に実際のWebinarでテストを行い、パネリストの権限設定や事前準備を確認してみてください。さらに、Q&Aレポートを活用して振り分けの記録を残すと、イベント後の分析にも役立ちます。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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