Zoomでミーティング中に自分の声が途切れたり、相手に「声が聞こえにくい」と言われたりした経験はありませんか。特に静かな自宅やオフィスでも発生する場合、ノイズ抑制機能が原因かもしれません。ノイズ抑制は周囲の雑音を除去する便利な機能ですが、強すぎると声の一部まで削ってしまいます。この記事では、その原因と対策をわかりやすく解説します。設定を少し変更するだけで、声が途切れるストレスから解放されます。
【要点】ノイズ抑制のレベルを下げて声の途切れを防ぐ方法
- 設定→オーディオ→抑制レベル: 「自動」から「低」または「オフ」に変更することで、声の途切れを軽減できます。
- ミーティング中のオーディオ設定: 画面共有や設定アイコンから直接オーディオ設定を開き、即座に抑制レベルを調整できます。
- マイクのテスト機能: 設定画面内の「マイクのテスト」で声が正常に届くか確認しながら調整できます。
- オリジナルサウンド機能: ミーティング中に「オリジナルサウンドを有効にする」をオンにすると、ノイズ抑制がバイパスされ、声がそのまま届きます。
ADVERTISEMENT
目次
ノイズ抑制で声が途切れる仕組みと原因
Zoomのノイズ抑制は、機械学習を用いた高度なアルゴリズムで動作します。マイクが拾った音声データを分析し、背景ノイズ(エアコン、キーボード、交通音など)を自動的に除去します。この処理は、周波数帯域ごとにノイズと音声を分離することで実現します。しかし、話者の声の周波数がノイズの周波数と近い場合、ノイズ抑制は両者を区別できず、声の一部もノイズとみなして削除してしまいます。特に、子音(「さ」「た」「か」など)は高周波成分が多く、ノイズと重なりやすいため、途切れの原因になりやすいです。例えば、「すみません」の「す」の部分が聞こえなくなるという症状が報告されています。また、声の音量が小さい場合や、マイクから離れている場合も同様の現象が起こります。「自動」モードでは環境に応じて動的に抑制レベルが変化するため、状況によって突然声が途切れることもあります。この問題は、静かな部屋で小声で話すときや、ヘッドセットではなくノートPCの内蔵マイクを使用するときに特に発生しやすいです。
ノイズ抑制レベルを下げて声の途切れを改善する手順
Windows/Mac版の場合
- Zoomの設定を開く
Zoomアプリを起動し、右上の歯車アイコンをクリックします。ミーティング中の場合は、画面下部の「^」アイコンから「オーディオ設定」を選択しても同じ画面が開きます。 - オーディオタブを選択
左側メニューから「オーディオ」をクリックします。マイクとスピーカーの設定が表示されます。 - 抑制レベルを変更
「マイク設定」内の「抑制」ドロップダウンを開き、「自動」から「低」または「オフ」に変更します。途中で声を出しながらテストすると効果を確認できます。 - マイクテストで確認
「テスト」ボタンをクリックし、声を出して入力レベルが正常に動くか確認します。レベルバーが緑色の範囲で安定していれば問題ありません。 - 設定を保存
設定は自動的に保存されます。ミーティングに戻って相手の反応を確認してください。
Android/iOS版の場合
- 設定を開く
Zoomアプリを起動し、右下の「設定」タブをタップします。ミーティング中の場合は、画面をタップして表示されるメニューから「設定」を選びます。 - 「ミーティング」を選択
設定画面で「ミーティング」をタップし、その中の「オーディオ」を開きます。 - 「ノイズ抑制」を変更
「ノイズ抑制」のオプションをタップし、「オフ」または「低」を選択します。機種によっては「自動」しかない場合もありますが、その場合は「自動」のままでも問題は少ないです。 - テスト通話を利用
設定内の「テスト通話」機能を使って、実際に声が途切れないか確認します。
オリジナルサウンドを有効にする別の方法
- ミーティング画面の「…」をクリック
ミーティングツールバーの「その他」ボタン(…)をクリックします。 - 「オリジナルサウンドを有効にする」をオン
表示されたメニューから「オリジナルサウンドを有効にする」を選択し、トグルをオンにします。 - ノイズ抑制がバイパスされる
これでZoomのノイズ抑制が無効になり、マイクの生の音声がそのまま相手に届きます。声の途切れは解消されますが、背景ノイズもそのまま届く点に注意してください。
ノイズ抑制で起こりやすいトラブルとその解決策
声が途切れるだけでなく、全く聞こえなくなる
抑制レベルを「高」に設定していると、静かな場面で発言の最初の数単語が完全にカットされることがあります。この場合、抑制レベルを「低」または「オフ」に変更することで改善します。それでも改善しない場合は、マイクのドライバやZoomのバージョンを確認してください。
自分の声が相手にエコーのように聞こえる
ノイズ抑制を強くすると、逆に音声処理の遅延が発生してエコーが生じる場合があります。特にスピーカーフォンを使用しているときは要注意です。抑制レベルを下げるか、イヤホンを使用してエコーを防止できます。
特定のマイクだけ問題が出る
ノイズ抑制の挙動はマイクの特性によって異なります。一部のマイクは特定の周波数帯域で感度が高く、ノイズ抑制が過剰に反応することがあります。別のマイクを試すか、マイクの位置を変えてみてください。また、USBマイクやヘッドセットの場合は、専用ドライバを最新に更新すると改善することがあります。
設定を変更しても次回ミーティングで戻ってしまう
ノイズ抑制の設定はZoomアプリ全体の設定であり、一度変更すれば次回以降も保持されます。ただし、企業アカウントで管理者が強制設定している場合などは変更できないことがあります。その場合は管理者に連絡するか、ミーティング中にオリジナルサウンドを使う方法を検討してください。また、新しいバージョンにアップデートすると設定が初期化されることもあるので、アップデート後は確認しましょう。
Zoomのバージョンが古い
Zoomは定期的にアップデートされ、ノイズ抑制アルゴリズムも改善されています。古いバージョンでは抑制レベルが調整できなかったり、挙動が不安定な場合があります。最新バージョンにアップデートすることで、問題が解決する可能性があります。Zoomアプリ内の「設定」→「ヘルプ」→「アップデートを確認」から最新版に更新できます。
ADVERTISEMENT
ノイズ抑制レベルの比較と推奨シーン
| 抑制レベル | ノイズ除去効果 | 声の途切れリスク | 推奨環境 | 設定変更の目安 |
|---|---|---|---|---|
| オフ | なし | ほとんどなし | 静かな部屋 | 声の途切れが深刻な場合 |
| 低 | 軽度 | 低い | オフィス | まずはここから試す |
| 中 | 中程度 | 中程度 | やや騒がしい | 低で不十分な場合 |
| 高 | 非常に強い | 高い | カフェなど | どうしてもノイズを消したい場合のみ |
本記事では、Zoomのノイズ抑制が強すぎて声が途切れる問題の原因と、その対策として抑制レベルを下げる手順を解説しました。具体的には、設定のオーディオ画面で抑制レベルを「自動」から「低」または「オフ」に変更することで改善できます。また、マイクテストで声の入力を確認しながら調整するとより確実です。この設定はいつでも元に戻せるため、環境に応じて自由に切り替えられます。もしそれでも問題が解決しない場合は、マイクの位置やドライバの更新も検討してください。
ADVERTISEMENT
超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
Zoomの人気記事ランキング
- 【Zoom】画面共有ができないときの権限確認と再接続手順
- 【Zoom】カメラが映らないときの原因と直し方!権限と機器の確認手順
- 【Zoom】チャット機能の使い方とファイル送信の制限
- 【Zoom】共有画面の操作権を相手に渡すリモートコントロール手順
- 【Zoom】ブレイクアウト中に全員にメッセージを送る方法
- 【Zoom】Zoomを最新バージョンに更新する手順と自動更新の設定
- 【Zoom】Zoomアプリが起動しないときの再インストールと修復手順
- 【Zoom】Bluetoothヘッドセットの音声がZoomで使えないときの対処
- 【Zoom】「ホストが画面共有を無効にしています」と出る対処法
- 【Zoom】iPhoneやiPadの画面をZoomで共有する手順
