【2026年9月】Acrobat・Readerの脆弱性対策|APSB26-141の修正版と更新方法

【2026年9月】Acrobat・Readerの脆弱性対策|APSB26-141の修正版と更新方法
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Adobe AcrobatとAcrobat Readerに、2026年9月のセキュリティ更新が公開されています。IPAも9月9日に注意喚起を行いました。PDFを読むだけに使っている無料のReaderも対象なので、有料の編集機能を使っていない方も確認が必要です。

対象はWindows・macOS向けのAcrobat製品です。Adobeのセキュリティ情報「APSB26-141」で、影響を受ける製品と修正バージョンが案内されています。PDFが普段どおり開けることと、修正済みのアプリを使っていることは別です。

【要点】Continuous版のAcrobat・Readerは26.002.21901、Acrobat 2024のClassic版は24.001.30429が今回の修正版です。製品の系列を確かめて更新し、再起動後のバージョンまで確認してください。

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9月のAcrobat・Reader更新で対象となるバージョン

AdobeのAPSB26-141とIPAの注意喚起では、次のバージョンが示されています。

製品・系列 影響を受けるバージョン 今回の修正版
Acrobat / Acrobat ReaderのContinuous版 26.002.21900以前 26.002.21901
Acrobat 2024のClassic版 24.001.30383以前 24.001.30429

「26」で始まる製品と「24」で始まる製品は、同じ系列の新旧として比較するものではありません。会社でAcrobat 2024を配布している場合、修正版が24から始まっていても、それを理由に未更新と判断しないでください。

修正には任意のコード実行などにつながる脆弱性への対策が含まれます。これはアプリのセキュリティ更新であり、Adobeのサービス全体が停止しているという案内ではありません。

まず、PDFを開いているアプリを確認する

同じPDFファイルでも、ブラウザー内で表示している場合と、AcrobatやReaderを起動している場合があります。PDFのアイコンだけでは判断せず、開いているウィンドウのアプリ名を確認してください。

AcrobatまたはReaderを開き、ヘルプやアプリの情報画面で製品名とバージョンを確認します。新旧の画面構成、WindowsとmacOSではメニューの配置が異なります。番号を控える際は、先頭の年に当たる数字だけでなく、末尾まで記録してください。

会社PCに複数のPDFアプリが入っている場合、普段使うものだけを調べて終わらないようにします。メールの添付から開いたときと、ブラウザーからダウンロードして開いたときで、起動するアプリが違うこともあります。

ブラウザー内のPDF表示が正常でも、別にインストールされているReaderが更新済みとは限りません。反対に、今回のAdobeの注意喚起を、すべてのPDF閲覧ソフトに同じ更新が必要という意味で受け取る必要もありません。

Acrobat・Readerを手動で更新する手順

作業中のPDFを保存してから、アプリの更新機能を使います。Adobeの手動更新の案内では、ヘルプからアップデートの有無を確認する手順が示されています。

  1. AcrobatまたはReaderを起動します。
  2. 「ヘルプ」から「アップデートの有無をチェック」を選びます。新しい画面構成では、先に「メニュー」を開きます。
  3. 更新が見つかったら、画面の案内に従って適用します。
  4. アプリの終了や再起動を求められたら、未保存の内容がないことを確認して実行します。
  5. 再び製品情報を開き、該当系列の修正版になったかを確認します。

自動更新を利用している場合でも、今回の修正版がすでに適用されたかを確認します。ダウンロード済みでも終了・再起動が必要な状態と、適用が完了した状態は区別してください。

会社PCで更新できない場合に管理者へ伝えること

更新メニューが表示されない、管理者権限を要求される、組織で管理されていると表示される場合は、社内の配布設定を確認してもらいます。制限を解除するために管理ツールやセキュリティソフトを止める必要はありません。

問い合わせには「Acrobatの更新をお願いします」だけでなく、製品名、現在のバージョン、WindowsかmacOSか、端末の管理番号、APSB26-141を添えます。Classic版かContinuous版か分からなければ、製品情報の画面を社内の連絡方法で共有します。

管理者側では、日常的にPDFを扱うPCに加え、共有PCや使用頻度の低い端末も確認対象になります。更新結果を番号で照合し、配布済みという記録だけでなく適用の完了を確認すると、取り残された端末を見つけやすくなります。

業務システムとの互換性確認が必要な場合は、修正の適用予定と、それまでPDFを扱う方法を担当者と決めてください。利用者の判断で別サイトから古いインストーラーを探して入れ直すことは避けます。

更新までの間、不審なPDFを開かない

請求書や配送通知の形をしたメールでも、予定のない添付PDFは急いで開かないようにします。取引先の名前が表示されているだけで安心せず、必要であれば既知の連絡先から送付の事実を確かめてください。

PDFの中で保護機能の解除や別ソフトの導入を求められても、その指示には従わないでください。更新プログラムはAcrobatの正規の更新機能、Adobe公式の配布元、または会社の管理手段から取得します。

すでに不審なPDFを開き、外部サイトへの誘導やソフトの実行などが起きた場合は、単に更新して終わりにせず、操作した内容と時刻を社内の担当者へ伝えます。メールやファイルを他の人へ転送して検証させるのではなく、指定された報告手順を使ってください。

まとめ

9月のAcrobat・Reader更新は、PDFを閲覧するだけのPCにも関係します。製品の系列に合う修正版を照合し、更新後の番号まで確認してください。会社が管理する端末では、権限や設定を勝手に変えず、現在のバージョンと公式の識別番号を添えて対応を依頼しましょう。

この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。