Windows Updateの後から、外付けドライブを接続しているのにファイル履歴のバックアップが進まない場合、9月の更新に伴う既知の不具合に該当する可能性があります。Microsoftは米国日付2026年9月19日、Windows 11 24H2・25H2向けのKB5124008について、ファイル履歴で新しいバックアップを作成・更新できない問題を追記しました。
9月20日確認時点で、修正は今後のWindows更新で提供する予定です。バックアップ先の初期化や保存済みの履歴削除を急がず、元のファイルを残したまま、最後に成功したバックアップの日時を確認してください。
【要点】対象はWindowsの「ファイル履歴」です。バックアップの失敗だけで、元ファイルや過去のバックアップがすべて消えたと判断することはできません。更新の適用状況、保存先への接続、バックアップ日時を分けて調べます。
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KB5124008適用後に確認されている症状
Microsoftの案内では、外付けドライブやネットワーク上の保存先を使うファイル履歴に影響します。ドライブを接続し直すよう求められる、最後のバックアップ日時が更新されない、復元時に以前のバージョンが見つからない、といった症状です。
| 画面や操作で気付くこと | 最初に確認すること |
|---|---|
| 接続済みなのに再接続を求められる | エクスプローラーで保存先を開けるか |
| 最終バックアップ日時が古いまま | 更新の適用日と、最後に成功した日時 |
| 以前のバージョンが表示されない | 対象ファイルと保存先が従来と同じか |
| 会社の共有フォルダーに保存できない | 社内ネットワーク・VPN接続とアクセス権 |
公式の対象環境と最新の修正状況は、KB5124008の既知の問題で確認できます。同じ画面表示でも、容量不足や接続切れなど別の原因はあり得ます。
Windowsのバージョンと更新履歴を照合する
まず、この不具合の対象に当てはまるかを確かめます。「ファイル履歴が止まった」という症状だけで、更新プログラムの削除に進む必要はありません。
- 「Windows」キーと「R」キーを押し、
winverを入力して実行します。表示されたWindowsのバージョンとOSビルドを控えます。 - 「設定」から「Windows Update」へ進み、「更新の履歴」を開きます。
- KB5124008の適用日と、バックアップが最後に成功した日時を比較します。後続の更新が入っている場合は、その番号も併記します。
- バックアップ先が外付けドライブなのか、会社の共有フォルダーなのかを記録します。
更新直後から発生していても、それだけで原因は確定しません。ただし、管理者へ「9月の更新以降、毎日動いていた履歴がこの日時から止まった」と伝えられれば、別のPCとの比較がしやすくなります。
元ファイルを消さずに保存先とバックアップ日時を確認する
コントロールパネルの「システムとセキュリティ」から、ファイル履歴の画面を開きます。設定手順と復元機能は、Microsoftのファイル履歴の説明でも確認できます。
画面では、選択されている保存先と最後にバックアップされた日時を見ます。ドライブが接続されていることと、新しいデータが保存されていることは別です。「オン」と表示されていても、日時が進んでいなければ確認が必要です。
続いてエクスプローラーから保存先を開きます。外付けドライブ自体が表示されない場合はケーブルや接続を確認し、共有フォルダーなら社内ネットワーク・VPNと権限を確認します。ファイル履歴の保存フォルダー内を、修復のつもりで移動・削除しないでください。
復元できるか試すときも、業務中の元ファイルを上書きする必要はありません。復元先を選べる操作では別のフォルダーに出し、必要な日時の内容かを確認します。元ファイルとバックアップのどちらも残すことを優先してください。
修正を待つ間、重要な変更分をどう保護するか
当面の問題は、バックアップが止まってから編集した内容が保護されていないおそれがあることです。原稿、集計表、見積書など、最後の成功日時より後に更新した重要ファイルを確認し、会社が許可した別の保存先へコピーできるかを管理者に相談してください。
コピー後は、保存したファイルを開けるか、更新日時や内容が合っているかを確認します。単に保存先のアイコンが表示されたことだけで完了とせず、必要なデータを取り出せる状態かを見ることが大切です。
このコピーは、ファイル履歴の故障を直す操作ではありません。また、PC本体と同じドライブ内にコピーしただけでは、そのドライブ自体の故障に備えることはできません。個人用クラウドや私物USBへ業務資料を移すのではなく、社内の保存ルールに従います。
初期化や更新の削除を先に行わない
再接続の案内が出ていても、保存先を初期化すれば直るという公式の対処ではありません。既存の履歴を消すと、問題発生前に作られた復元候補まで失うおそれがあります。
セキュリティ更新の削除、レジストリ変更、バックアップ設定の作り直しも、最初に試す操作としては勧めません。別の不具合向けの修正や手順が、そのままファイル履歴にも有効とは限らないためです。
会社PCで相談するときは、Windowsのバージョン、更新番号、保存先、エラー表示、最後に成功した日時をまとめます。複数台で同じ時期に止まっているかも確認できれば、端末固有の問題との切り分けに役立ちます。
まとめ
今回のファイル履歴の不具合は、Windows 11 24H2・25H2の9月更新に関連して公表されたものです。対象環境を照合し、保存先の接続とバックアップの成功日時を別々に確認してください。修正待ちの間は元データと過去の履歴を保護し、重要な変更分を承認済みの方法で保管します。
超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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