Zoom Webinarでライブ字幕を提供したい場合、Zoom標準の字幕機能だけでは限界を感じることがあります。特に専門用語や多言語対応が必要な場面では、サードパーティの字幕サービスが役立ちます。この記事では、Zoom Webinarでサードパーティ字幕サービスを設定する手順を解説します。事前に必要な準備から実際の連携手順までを網羅しますので、初めての方でも安心して導入できます。
【要点】サードパーティ字幕サービスをWebinarで使うための3ステップ
- Webinarの設定で字幕を有効化: Zoom Webポータルの「Webinar設定」で「字幕」をオンにし、サードパーティの字幕APIを許可します。
- 字幕サービスのAPIエンドポイントを登録: 使用する字幕サービスから提供されるAPIエンドポイントURLと認証情報をZoomに入力します。
- Webinar開催中に字幕配信を開始: ホストまたは字幕プロバイダーが字幕配信を開始し、参加者が字幕を表示できるようになります。
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目次
サードパーティ字幕サービスの概要と前提条件
サードパーティ字幕サービスとは、Zoom以外の専門業者が提供する字幕生成・配信サービスのことです。これらのサービスは、人間の字幕作成者による高精度な字幕や、AIによるリアルタイム翻訳、カスタマイズ可能なスタイルなどを提供します。Zoom Webinarで連携するために必要な前提条件は次の通りです。
- ZoomアカウントがWebinarアドオン付きの有料プランであること(Pro以上)。
- 使用する字幕サービスがZoomとの連携に対応していること(例:CaptionHub、VITAC、3Play Media、Revなど)。
- 字幕サービス側でAPIエンドポイントと認証情報(トークンなど)を取得していること。
- Webinar設定で「字幕」機能が有効になっていること。
Zoom Webinarでサードパーティ字幕サービスを設定する手順
手順1:Webinar設定で字幕を有効にする
- Zoom Webポータルにログインします
ブラウザでZoomの管理画面(https://zoom.us)にアクセスし、アカウントの管理者またはホスト権限を持つユーザーでログインします。 - Webinar設定を開きます
左側メニューから「設定」をクリックし、「Webinar」タブを選択します。 - 字幕設定を有効にします
「字幕」セクションを見つけ、「字幕を表示する」のトグルをオンにします。さらに「サードパーティの字幕サービスを許可する」のチェックボックスにチェックを入れます。
手順2:字幕サービスのAPIエンドポイントを登録する
- 字幕サービスの管理画面からAPI情報を取得します
使用する字幕サービス(例:CaptionHub)にログインし、Zoom連携用のAPIエンドポイントURLと認証トークン(Secret Token)を発行またはコピーします。 - Zoom WebポータルでAPIエンドポイントを登録します
Zoomの設定画面で「Webinar」タブ内の「字幕」セクションまでスクロールします。「サードパーティの字幕サービスAPIエンドポイント」欄に取得したURLを、「認証トークン」欄に対応するトークンを貼り付けます。 - 設定を保存します
入力後、「保存」ボタンをクリックします。これでWebinarの字幕連携が有効になります。
手順3:Webinar開催中に字幕配信を開始する
- Webinarを開始します
ZoomデスクトップクライアントまたはWebブラウザからWebinarを開始します。ホストとして参加します。 - 字幕の配信を開始します
画面下部のコントロールバーにある「詳細」ボタン(…)をクリックし、「字幕」を選択します。表示されたメニューから「サードパーティの字幕サービスを使用する」を選びます。自動的に字幕サービスとの接続が確立され、字幕の配信が始まります。 - 参加者が字幕を表示する方法
参加者は各自の画面で「字幕」アイコン(CC)をクリックすると、字幕を表示または非表示にできます。デフォルトでは、字幕は下部に表示されます。
注意点とよくある誤解
字幕サービスによって設定方法が異なる
サードパーティ字幕サービスごとに、APIエンドポイントの取得方法や認証の仕組みが異なります。必ず各サービスの公式ドキュメントを確認し、それに従って設定を行ってください。一部のサービスでは追加のプラグインやソフトウェアのインストールが必要な場合もあります。
字幕の遅延が発生する可能性がある
人間による字幕作成やAI処理にはどうしても遅延(通常5〜15秒)が生じます。リアルタイム性が重要なWebinarでは、あらかじめ参加者に字幕に遅延があることを伝えておくと親切です。また、AI字幕は精度が100%ではないため、専門用語の多い分野では人間による確認が推奨されます。
日本語字幕に対応しているサービスが限られる
サードパーティ字幕サービスの多くは英語圏向けに開発されており、日本語字幕に対応しているサービスは限られています。日本語の高精度な字幕を求める場合は、事前にサービスが日本語に対応しているか確認しましょう。代表的な日本語対応サービスには「CaptionHub」や「3Play Media」(一部日本語対応)などがあります。
無料枠やトライアル期間に注意
多くの字幕サービスは有料であり、無料トライアル期間や制限付きの無料プランが用意されています。本番のWebinarで使用する前に、十分なテストを行い、コストや機能を把握しておきましょう。また、Webinarの参加者数が多い場合、字幕サービスの課金が従量制であることもあります。
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Zoom標準字幕とサードパーティ字幕サービスの比較
| 比較項目 | Zoom標準字幕 | サードパーティ字幕サービス |
|---|---|---|
| 字幕の精度 | AI自動字幕で中程度(特に専門用語の誤認識あり) | 人間による字幕なら高精度、AIでも高い精度が可能 |
| 対応言語 | 英語のみ(2025年時点) | 日本語を含む多言語に対応可能(サービスにより異なる) |
| カスタマイズ性 | スタイル変更不可、位置固定 | フォント、色、サイズ、位置などをカスタマイズ可能 |
| 遅延 | ほぼリアルタイム(数秒) | 人間の場合は10秒程度、AIでも5秒程度の遅延あり |
| コスト | 無料(Zoomの機能の一部) | 有料(時間課金や月額制、従量制) |
| 設定の手間 | ワンクリックで有効化 | API設定や事前準備が必要、やや複雑 |
まとめ
この記事では、Zoom Webinarでサードパーティ字幕サービスを設定する手順を解説しました。字幕を有効にするWebinar設定、APIエンドポイントの登録、そして実際の配信開始までの流れを理解いただけたかと思います。次に、使用する字幕サービスのトライアルを申し込み、実際のテストWebinarで動作確認を行ってみましょう。また、Zoom標準字幕と比較しながら、自社のニーズに合ったサービスを選定することも重要です。字幕を活用することで、聴覚障碍者や非ネイティブスピーカーを含むすべての参加者にとって、より包括的なWebinarを提供できます。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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