ミーティングの録画を見直す際、長時間の中から重要な部分だけを探すのは大きな手間です。Zoomでは、AIを活用して録画から自動的にハイライトを抽出する機能が用意されています。この機能を使えば、会話の中での重要な発言や決定事項を時間をかけずに確認できます。本記事では、ハイライト抽出機能を有効にする方法と、抽出されたハイライトを活用する手順を詳しく解説します。
【要点】Zoomの録画から自動でハイライトを抽出する機能の設定と使い方
- 設定→録画→自動ハイライト抽出: このオプションをオンにすると、ミーティング終了後にAIが自動で重要なセグメントを検出します。
- クラウド録画の設定確認: 自動ハイライト抽出はクラウド録画でしか利用できません。事前に録画保存先をクラウドに設定してください。
- Zoom Webポータルでハイライトを確認: 録画完了後、生成されたハイライトはタイムスタンプ付きで表示され、ワンクリックで該当部分を再生できます。
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目次
自動ハイライト抽出機能とは
自動ハイライト抽出機能は、Zoomのクラウド録画に搭載されたAIベースの機能です。ミーティング内の会話を解析し、重要な発言や話題の転換点を自動で特定します。従来は長時間の録画をすべて見直す必要がありましたが、この機能を使えばハイライト部分だけを短時間で確認できます。また、抽出されたハイライトはそれぞれタイムスタンプが付与されるため、録画内の該当シーンに直接ジャンプすることも可能です。この機能は現在ベータ版として提供されており、対象言語は英語に加えて日本語にも対応しています。
自動ハイライト抽出を有効にする手順
自動ハイライト抽出を利用するには、あらかじめZoomの設定で有効化する必要があります。設定はZoom Webポータルから行います。以下で手順を説明します。
- Zoom Webポータルにログインする
ブラウザでZoomのWebサイトにアクセスし、アカウントにログインします。管理者権限を持つアカウントでないと設定を変更できない場合があります。 - 「設定」メニューを開く
左側のナビゲーションから「設定」をクリックします。 - 「録画」タブを選択する
設定画面内のタブから「録画」をクリックします。 - 「自動ハイライト抽出」オプションを有効にする
「自動ハイライト抽出」のトグルスイッチをオンにします。このオプションが表示されない場合は、アカウントが対象外か、管理者による制限がかかっている可能性があります。 - クラウド録画を有効にする
同じ「録画」タブ内で「クラウド録画」が有効になっていることを確認します。自動ハイライト抽出はクラウド録画でのみ機能します。ローカル録画では利用できません。 - 変更を保存する
設定を変更したら、「保存」ボタンをクリックして反映させます。
上記の設定後、ミーティングをクラウド録画すると、録画完了後に自動でハイライトが抽出されます。抽出には録画時間に応じて数分から数十分かかることがあります。
抽出されたハイライトを確認する方法
ハイライトが抽出されると、Zoom Webポータルの録画管理画面から確認できます。以下の手順でアクセスしてください。
- Zoom Webポータルにログインする
再びWebポータルにログインします。 - 「録画」ページを開く
左側メニューから「録画」をクリックします。クラウド録画の一覧が表示されます。 - 該当の録画を選択する
ハイライトを確認したい録画の「詳細」ボタンをクリックします。 - 「ハイライト」タブを開く
録画詳細画面内に「ハイライト」というタブが表示されます。ここに抽出されたハイライトのリストが表示されます。 - ハイライトを再生する
各ハイライトにはタイムスタンプと簡単な説明が付いています。再生ボタンをクリックすると、その部分から録画が再生されます。
また、Zoomクライアントの「録画」タブからも、同じクラウド録画のハイライトを確認可能です。クライアントで「録画」を開き、該当の録画を右クリックして「ハイライトを表示」を選択すると、同様のリストがポップアップで表示されます。
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自動ハイライト抽出の注意点と制限
クラウド録画のみの対応
自動ハイライト抽出機能はクラウド録画専用の機能です。ローカル録画を使用している場合や、録画設定でクラウドを選んでいない場合は機能しません。必ずミーティングの録画設定で「クラウドに録画」を選択してください。
対応言語の制限
現在、自動ハイライト抽出は英語と日本語のミーティングに対してのみ動作します。その他の言語で行われた会話は、ハイライトが正しく抽出されないか、まったく抽出されない場合があります。多言語が混在するミーティングでは、主要言語が英語または日本語であれば精度が高まります。
正確性の限界
AIによる抽出は完璧ではありません。ノイズの多い環境や話者が重なる場面では、重要な発言を見逃すことがあります。また、ハイライトとして抽出されても、実際には重要でない部分が含まれることもあります。そのため、ハイライトに依存しすぎず、必要に応じて録画全体を確認することをおすすめします。
アカウントの制限
自動ハイライト抽出機能は、一部のアカウントタイプでは利用できません。具体的には、Zoomの無料版(Basic)ではクラウド録画自体が使えないため、この機能も使用できません。有料プラン(Pro、Business、Enterpriseなど)でクラウド録画が有効なアカウントが必要です。また、アカウントの管理者がこの機能を無効にしている場合も利用不可です。
処理時間
ハイライトの抽出には録画時間の約1.5倍から2倍程度の時間がかかることがあります。短いミーティングでは数分で完了しますが、1時間を超える長いミーティングでは完了までに数十分かかることもあります。抽出中はWebポータルで進捗が表示されるため、完了を待ってから確認してください。
自動ハイライト抽出と手動抽出の比較
| 項目 | 自動ハイライト抽出 | 手動抽出(目視) |
|---|---|---|
| 所要時間 | 数分~数十分(処理待ち) | 録画時間と同じかそれ以上 |
| 労力 | 設定後は一切不要 | 全編を視聴する必要あり |
| 正確性 | AIに依存、見逃しの可能性あり | 人間の判断で正確だが偏りもあり |
| コスト | クラウド録画の容量消費のみ | 人的リソースが必要 |
| 対応環境 | クラウド録画のみ、一部言語 | どの環境でも可能 |
自動抽出は手間がかからない反面、精度にばらつきがあります。完全な正確さが求められる場面では手動抽出を併用すると良いでしょう。
まとめ
この記事では、Zoomの録画から自動でハイライトを抽出する機能の設定方法と確認手順を解説しました。クラウド録画を有効にし、Webポータルの設定で自動ハイライト抽出をオンにするだけで、ミーティングの重要部分を自動で抽出できるようになります。抽出されたハイライトはタイムスタンプとともに表示され、効率的な録画レビューが可能です。次に試すべき操作として、実際にミーティングをクラウド録画してハイライトが生成される様子を確認してみてください。また、生成されたハイライトをチームで共有する方法を調べてみるのもおすすめです。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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