Zoomのミーティングやウェビナーで、話し言葉をリアルタイムに字幕表示できると便利です。聴覚障害のある参加者や、騒がしい環境で参加する人にとって、ライブキャプションは大きな助けになります。この記事では、Zoomのライブキャプション字幕を有効にする手順を詳しく解説します。また、字幕の精度を高めるための設定や注意点もご紹介します。
【要点】Zoomのライブキャプションを正しく設定して活用する
- ミーティング中の「ライブキャプション」ボタン: ボタンをクリックするだけで字幕表示を開始できます。初回は言語設定が必要です。
- 設定メニューの「ライブキャプション」セクション: 事前に字幕の言語や表示位置をカスタマイズできます。
- ウェビナーでの「ライブキャプション」権限: ホストがウェビナー編集画面で「ライブキャプション」を有効にし、パネリストや視聴者が利用できるようにします。
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目次
Zoomライブキャプション字幕の概要と必要な条件
Zoomのライブキャプションは、話し言葉を自動的に文字起こしして表示する機能です。この機能は、Zoom Meetings、Zoom Webinar、Zoom Eventsなどで利用できます。ただし、使用するにはいくつかの条件があります。
まず、ホストが有料のZoomアカウント(Pro以上)を持っている必要があります。無料のBasicアカウントではライブキャプションを有効にできません。また、この機能はZoomデスクトップクライアント(Windows、Mac、Linux)およびモバイルアプリ(iOS、Android)で利用できます。ブラウザ版のZoomでは現時点ではサポートされていません。
さらに、ミーティングの言語設定も重要です。ライブキャプションは英語、日本語、スペイン語、フランス語、ドイツ語など主要言語に対応しています。日本語の認識精度は比較的高いですが、専門用語や外国語の発音には注意が必要です。
ライブキャプション字幕を有効にする手順
手順1: ホストがライブキャプションを有効にする(事前設定)
ミーティングを開始する前に、ZoomのWebポータルで設定を確認します。以下はホスト側の事前設定手順です。
- Zoom Webポータルにログインする
ブラウザでZoomの公式サイトにアクセスし、アカウントにサインインします。 - 「設定」→「ミーティング」→「会議中(詳細)」を開く
左側のメニューから「設定」をクリックし、「ミーティング」タブを選択します。「会議中(詳細)」セクションまでスクロールします。 - 「ライブキャプション」を有効にする
「ライブキャプション」のトグルスイッチをオンにします。この設定をオンにすると、ミーティング中に字幕機能を使用できるようになります。 - 「ライブキャプションの編集」で言語を選択する
同じ画面で「ライブキャプション」の横にある「編集」リンクをクリックし、字幕に使用する言語を選択します。日本語を使用する場合は「日本語」をチェックします。
手順2: ミーティング中に字幕を表示する
実際のミーティング中に字幕をオンにする操作は、参加者側でも可能です(ホストが事前に許可している場合)。
- Zoomミーティングに参加する
デスクトップクライアントまたはモバイルアプリでミーティングに参加します。 - ツールバーの「ライブキャプション」ボタンをクリックする
画面下部のツールバーにある「ライブキャプション」ボタン(CCアイコン)をクリックします。初めての場合は、言語選択ダイアログが表示されるので、任意の言語(日本語など)を選択して「開始」をクリックします。 - 字幕が画面に表示されるのを確認する
字幕は通常、画面下部にオーバーレイ表示されます。表示位置は後述の設定で変更できます。
手順3: 字幕の表示設定をカスタマイズする
Zoomデスクトップクライアントでは、字幕のフォントサイズや表示位置を調整できます。
- ツールバーの「ライブキャプション」横の上矢印をクリックする
「設定」を選択すると、字幕のカスタマイズ画面が開きます。 - 表示位置を選択する
「字幕の位置」で「上」「下」「フローティング」から選べます。フローティングにすると、字幕をドラッグして画面上の好きな場所に移動できます。 - フォントサイズを変更する
「フォントサイズ」のスライダーでサイズを調整できます。 - 必要に応じて「字幕を常に表示」をオンにする
このオプションをオンにすると、話者が話していないときも字幕領域が表示され続けます。
ライブキャプション字幕の精度を高めるポイントと注意点
話者がクリアに発音する
ライブキャプションの精度は、話者の発音や話す速度に大きく依存します。ゆっくりとはっきり話すことで、誤認識を減らせます。特に、Zoomの音声処理でノイズが軽減されるため、静かな環境で話すと効果的です。
外部マイクを使用する
PC内蔵のマイクよりも、USBマイクやヘッドセットを使用すると、音声の品質が向上します。これにより、Zoomの音声認識エンジンが正確に文字起こししやすくなります。
専門用語や固有名詞に注意する
ライブキャプションは一般的な語彙には強いですが、専門用語や企業名、固有名詞は誤認識されることがあります。その場合は、手動で字幕を修正するか、事前に用語集を用意しておくと良いでしょう。
言語設定を確認する
ミーティング中に使用する言語が、設定したライブキャプションの言語と一致していることを確認します。言語が一致しないと、まったく異なる文字列が表示されます。日本語のミーティングで英語のキャプション設定をすると、当然認識率は落ちます。
ネットワーク帯域が十分か確認する
ライブキャプションはリアルタイムで文字起こしを行うため、十分なインターネット帯域が必要です。通信環境が不安定だと、字幕の表示が遅れたり、途切れたりすることがあります。
ウェビナーでのライブキャプション許可
ウェビナーにおいては、ホストがウェビナー編集画面で「ライブキャプション」機能を有効にし、パネリストまたは視聴者が使用できるようにする設定が必要です。詳細はZoomのサポートページをご参照ください。
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ライブキャプション字幕と手動字幕・サードパーティ字幕の比較
| 比較項目 | Zoomライブキャプション | 手動字幕(自分で入力) | サードパーティ字幕サービス |
|---|---|---|---|
| 導入の手軽さ | ボタン一つで開始でき、設定も簡単 | 手動で入力するため手間がかかる | 外部サービスとの連携設定が必要で初心者には難しい |
| 精度 | 自動認識のため、発音や環境に依存する | 人間が確認するため100%近い精度が得られる | サービスによって精度が異なり、高品質なものは有料が多い |
| コスト | Zoomの有料アカウントに含まれる(追加費用なし) | 人的コストがかかる(別途タイピストが必要) | 多くの場合、月額または時間単位の課金が発生 |
| 対応言語 | 英語・日本語など主要言語のみ | 任意の言語に対応可能 | サービスによっては多言語対応 |
| リアルタイム性 | 数秒の遅延はあるがほぼリアルタイム | タイピング速度による遅延が大きい | サービスにより遅延時間が異なる |
まとめ
この記事では、Zoomのライブキャプション字幕を有効にする手順と、その精度を高めるポイントを解説しました。ホストはZoom Webポータルで事前に設定し、ミーティング中に「ライブキャプション」ボタンをクリックするだけで簡単に字幕を表示できます。精度を高めるには、静かな環境でクリアに話すことや、外部マイクを使用することが効果的です。また、ウェビナーではホストが事前に権限を設定する必要があります。これらの手順をマスターして、よりアクセシブルなミーティング運営に役立ててください。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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