Zoomのチャットで返信を入力する際、毎回全文をタイピングするのは手間がかかります。スマートコンポーズ機能を利用すれば、AIが文脈に合った返信を自動で提案してくれます。この記事では、スマートコンポーズの有効化方法と具体的な使い方を詳しく説明します。また、利用時の注意点もあわせて解説します。
【要点】スマートコンポーズでAI返信を活用するポイント
- 設定→チャット→スマートコンポーズ: このスイッチをオンにすることで、チャット入力時にAI提案が表示されるようになります。
- メッセージにマウスオーバー→スマート返信: 返信したいメッセージの吹き出しアイコンをクリックすると、AIが複数の返信案を提示します。
- 提案文のタップまたはクリック: 提案を選ぶだけで文章が入力され、そのまま編集や送信ができます。
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目次
スマートコンポーズの概要
スマートコンポーズは、Zoom Team Chat(Zoomチャット)に搭載されたAI返信アシスタント機能です。受信したメッセージの内容を解析し、最適な返信文をいくつか候補として表示します。ユーザーは候補を選ぶだけで素早く返信でき、必要に応じて編集も可能です。この機能を利用するには、有料のZoomライセンスが必要です。無料のBasicプランでは利用できませんのでご注意ください。また、対応言語は英語、日本語、スペイン語など主要言語に対応していますが、日本語の精度はまだ発展途上です。組織によっては管理者がこの機能を無効にしている場合もあるため、使えない場合は管理者に確認しましょう。
スマートコンポーズを有効にする手順
まずはスマートコンポーズを自分のアカウントで有効にします。以下の手順で設定してください。
- Zoomデスクトップクライアントを開く
Zoomアプリを起動し、右上の歯車アイコンをクリックして設定画面を開きます。 - 「チャット」タブを選択
左側のメニューから「チャット」をクリックします。ここでチャット関連の設定が行えます。 - 「スマートコンポーズ」をオンにする
「スマートコンポーズ」というスイッチが表示されるので、それをオンにします。スイッチが青くなれば有効です。この設定はZoomのWebポータルからも行えます。 - 設定を保存して閉じる
設定は自動的に保存されます。設定ウィンドウを閉じて、チャット画面に戻ります。
なお、管理者が強制的に無効にしている場合は、このスイッチ自体が表示されないことがあります。その場合はIT管理者に問い合わせてください。
スマートコンポーズでAI返信をする手順
有効にしたら、実際にチャットで使ってみましょう。主に2つの使い方があります。
既存のメッセージに返信する場合
- 返信したいメッセージにマウスを合わせる
チャット画面で、返信したいメッセージの上にマウスカーソルを置きます。すると、メッセージの右側に吹き出しアイコン(スマート返信)が表示されます。例えば、同僚から「今日のMTG何時?」と聞かれたメッセージが該当します。 - スマート返信アイコンをクリック
吹き出しアイコンをクリックすると、AIが生成した複数の返信候補がポップアップ表示されます。通常は3〜5個の候補が表示され、内容は「14時からです」「15時からです」「調整中です」など、文脈に応じたものになります。 - 希望の返信を選択する
候補の中から最も適切なものをクリックします。すると、その文が入力エリアに自動で挿入されます。もし候補がすべて不適切なら、自分で入力することもできます。 - 編集して送信
必要に応じて文章を編集し、送信ボタンをクリックして返信します。AIの提案をそのまま使うことも、修正して使うこともできます。
新規メッセージを作成する場合
- チャット入力欄にカーソルを置く
チャットのテキスト入力エリアをクリックして、入力を開始します。スマートコンポーズは、入力中にも候補を表示することがあります。 - スマートコンポーズの提案を確認する
入力を始めると、灰色の文字でAIが続きの文章を提案します。例えば「こんにちは」と入力すると、続けて「お世話になっております。」「本日の打ち合わせですが」などが提案されます。 - Tabキーで確定する
提案が気に入ったらTabキーを押して採用します。そのまま入力を続けることもできます。もし提案が不要なら、ESCキーで拒否できます。
なお、スマートコンポーズは発言の内容やチャットの文脈に応じて提案内容が変わります。最初は思った通りの提案が出ないこともありますが、何度も使ううちに精度が向上していきます。
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スマートコンポーズ利用時の注意点
スマートコンポーズを快適に使うために、以下の点に注意しましょう。
日本語の対応状況
スマートコンポーズは日本語にも対応していますが、英語に比べると提案の精度が低い場合があります。特に敬語やビジネス用語の使い分けは不完全なことがあるため、重要なメッセージは必ず内容を確認してから送信してください。例えば、取引先への返信で「承知しました」と送るべきところを「了解」と提案されることがあります。
プライバシーとセキュリティ
AIが返信を生成する際、メッセージの内容がZoomのサーバーで処理されます。機密情報や個人情報を含むチャットでは、スマートコンポーズの利用を避けるか、送信前に内容を十分に確認しましょう。組織によってはポリシーで禁止されている場合もあります。また、チャットの内容が学習に使われる可能性についても注意が必要です。
管理者による制限
アカウントの管理者がスマートコンポーズ全体を無効にしている場合、上記の設定スイッチが表示されません。有料ライセンスを持っていても使えないことがあるため、利用したい場合は管理者に有効化を依頼してください。管理者向けの設定は、Zoom Webポータルの「アカウント管理」→「チャット設定」から行えます。
提案の編集は必須
AIの提案はあくまで参考です。特に長文の返信やニュアンスが重要な場面では、必ず自分で編集してから送信することをおすすめします。そのまま送信して誤解を招くリスクを避けましょう。例えば、感謝の気持ちを伝えたい時に「ありがとう」ではなく「お疲れ様です」が提案された場合、意図と異なることがあります。
スマートコンポーズが表示されない場合の対処
設定をオンにしてもスマートコンポーズが表示されない場合は、以下の点を確認してください。まず、クライアントのバージョンが最新かどうかを確認します。古いバージョンでは機能が利用できない場合があります。次に、チャットの種類が「グループチャット」か「ダイレクトメッセージ」かを確認します。スマートコンポーズはすべてのチャットで使えるわけではなく、一部のチャットタイプで制限されることがあります。また、一度ログアウトして再度ログインすると改善されることもあります。
まとめ
スマートコンポーズを活用すれば、Zoomチャットでの返信を大幅に効率化できます。有効化は設定画面のチャットタブから数クリックで完了します。実際の使用では、返信したいメッセージのスマート返信アイコンをクリックするか、入力中にTabキーで提案を確定します。ただし、日本語の精度やプライバシーには注意が必要です。まずは簡単な返信から試してみて、使い勝手を確かめてみてください。日々のコミュニケーションの時短に役立てましょう。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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