Webinarで国際的な参加者に向けてプレゼンテーションを行う際、言語の壁が課題になることがあります。Zoom Webinarには多言語同時通訳機能が用意されており、ホストは複数の言語チャンネルを設定できます。この記事では、Webinarに多言語同時通訳を組み込む方法を詳しく解説します。設定手順を理解すれば、参加者は自分の言語で音声を聞けるようになります。
【要点】Zoom Webinarの多言語同時通訳設定のポイント
- スケジュール時の「同時通訳」有効化: Webinar作成時に言語を追加し、通訳者を割り当てることで、参加者が希望言語を選択できるようになります。
- 通訳者の役割と権限: 通訳者はホストが指定した参加者であり、ミーティング中に専用のインターフェースから音声を配信します。
- 参加者の言語切替: 参加者はオーディオ設定から希望の言語チャンネルを選ぶだけで、通訳音声を聞くことができます。
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目次
多言語同時通訳機能の概要と前提条件
Zoom Webinarの同時通訳機能は、ホストが複数の言語チャンネルを用意し、通訳者がリアルタイムで翻訳を配信する仕組みです。この機能を利用するには、Zoom Webinarのライセンスが必要です。また、ホストアカウントでスケジューリング権限が有効になっていることを確認してください。通訳者はWebinarの参加者として招待され、ホストから通訳者のロールを割り当てられます。一度設定すれば、参加者は自分の言語を選択して聞くことができます。
Webinar作成時の同時通訳設定手順
同時通訳を有効にするには、Webinarをスケジュールする段階で設定を行います。以下の手順に従ってください。
- Webinarをスケジュールする
Zoom Webポータルにサインインし、「Webinar」タブから「Webinarをスケジュール」をクリックします。日時やトピックを入力します。 - 「同時通訳」オプションを有効にする
ページ下部の「オプション」セクションで「同時通訳」にチェックを入れます。チェックを入れると言語設定の項目が表示されます。 - 言語を追加する
「言語を追加」をクリックし、配信したい言語を選択します。最大で10言語まで追加できます。例えば「英語」「中国語」「フランス語」などを設定します。 - 通訳者を割り当てる
各言語の横にある「通訳者を追加」をクリックし、通訳者として招待する参加者のメールアドレスを入力します。通訳者は事前にZoomアカウントを持っている必要があります。 - Webinarを保存する
設定が完了したら「保存」または「スケジュール」をクリックします。招待メールが参加者に送信され、通訳者には通訳者としての権限が付与されます。
Webinar開催中の通訳運用と参加者の操作
Webinarが始まったら、通訳者と参加者は以下のように操作します。
通訳者として音声を配信する
- 通訳者として参加する
通訳者は招待メールのリンクからWebinarに参加します。通常の参加者と同じように入室します。 - 通訳者インターフェースを開く
画面下部の「同時通訳」アイコン(地球マーク)をクリックします。通訳者用のパネルが表示されます。 - 音声を配信する
「通訳を開始」をクリックし、自分のマイクを使って翻訳を話します。他の通訳者と同時に配信することも可能です。 - 配信を停止する
通訳が終わったら「通訳を停止」をクリックします。ホストが通訳者を管理することもできます。
参加者が言語を切り替える
- オーディオ設定を開く
参加者は画面左上の「オーディオ」アイコンの横にある「^」をクリックし、「言語チャンネル」を選択します。 - 希望言語を選ぶ
表示された言語リストから聴きたい言語をクリックします。デフォルトは「オリジナル音声」(ホストの言語)です。 - 通訳音声を聞く
選択後、通訳者の音声が聞こえるようになります。いつでも元の音声に戻せます。
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同時通訳設定の注意点とよくあるトラブル
通訳者が正しく表示されない場合
通訳者が招待されていても、Webinar中に通訳者インターフェースが表示されないことがあります。原因として、通訳者に割り当てられたメールアドレスがZoomアカウントと一致していない可能性があります。ホストはスケジュール設定画面で通訳者のメールアドレスを再確認し、正しいアカウントで参加するよう連絡してください。また、通訳者は必ず招待メールから参加する必要があります。
参加者が言語チャンネルを選択できない場合
参加者が「言語チャンネル」オプションを見つけられない場合、同時通訳が正しく有効化されていない可能性があります。ホストはWebinar開始前に、スケジュール設定で「同時通訳」がオンになっているか確認してください。また、参加者のZoomクライアントが最新バージョンであることも重要です。古いバージョンでは機能が表示されないことがあります。
通訳音声の品質に関する注意
同時通訳では、通訳者のマイク品質とネットワーク環境が音声品質に影響します。通訳者は可能な限り有線のヘッドセットを使用し、静かな環境で配信することを推奨します。また、ホストは複数の通訳者が同時に話さないように調整する必要があります。Zoomでは一度に1人の通訳者の音声のみが配信されるため、通訳者は順番に話すようルールを決めておくと良いでしょう。
Zoom Meetingの同時通訳との違い
| 比較項目 | Zoom Webinar | Zoom Meetings |
|---|---|---|
| 通訳者数 | 最大10言語、各言語に複数人割り当て可能 | 最大5言語、各言語に1人のみ |
| 参加者数 | 最大5万人(ライセンス依存) | 最大1,000人 |
| 通訳者のロール | ホストが招待時または開催中に割り当て | ミーティング中に割り当てる |
| 参加者の操作 | オーディオ設定で言語選択 | 同じくオーディオ設定で言語選択 |
このように、Webinarの同時通訳は大規模なイベント向けに設計されており、より多くの言語と通訳者をサポートします。一方、Meetingは少人数の会議向けで、設定も簡易的です。
まとめ
Zoom Webinarの多言語同時通訳機能を利用すると、国際的な参加者に対して母語での情報提供が可能になります。設定はスケジュール時に「同時通訳」を有効にし、言語と通訳者を追加するだけの簡単な手順です。通訳者と参加者の操作も直感的で、Webinar開催中にスムーズに運用できます。まずは小規模なテストWebinarで設定を試し、本番に備えてみてはいかがでしょうか。Zoom Webポータルの「同時通訳」オプションから、ぜひ活用してみてください。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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