Copilotで生成した文書やメールを、後から参照できるように自動で保存したい場合があります。
しかし、Copilotの生成物は一時的なものと見なされ、自動保存されないことがあります。
この記事では、Copilotの生成コンテンツを自動アーカイブする具体的な手順と、その運用設計について解説します。
【要点】Copilot生成コンテンツの自動アーカイブと運用設計
- Copilotアプリの活用: Copilotアプリで生成したコンテンツをOneDriveに保存する手順。
- Power Automateとの連携: 生成されたファイルを監視し、SharePointやOneDriveへ自動コピーするフローの作成。
- 運用設計のポイント: 保存場所、命名規則、アクセス権限、削除ポリシーの設定。
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目次
Copilot生成コンテンツの保存メカニズム
Copilotは、Word、Excel、PowerPoint、OutlookなどのMicrosoft 365アプリケーション内で利用される場合、そのアプリケーションの保存機能に依存します。
例えば、WordでCopilotが文書を生成した場合、その文書はWordの「名前を付けて保存」機能でローカルやOneDrive、SharePointに保存する必要があります。
Copilotアプリ(Web版)で生成したコンテンツは、直接OneDriveに保存するオプションが提供されています。
Copilotアプリで生成コンテンツを自動保存する手順
Copilotアプリ(Web版)を利用する場合、生成したコンテンツをOneDriveに直接保存する設定が可能です。
- Copilotアプリを開く
WebブラウザでCopilotアプリ(copilot.microsoft.com)にアクセスします。 - コンテンツを生成する
通常通り、Copilotに指示を出してコンテンツを生成させます。 - 保存オプションを選択する
生成されたコンテンツの下部にある「保存」アイコン(フロッピーディスクのアイコンなど)をクリックします。 - 保存先を指定する
「OneDriveに保存」を選択し、保存したいフォルダーを指定します。 - ファイル名を決定する
ファイル名を入力し、「保存」ボタンをクリックします。
この方法で保存されたファイルは、指定したOneDriveフォルダーに自動的にアーカイブされます。
Power Automateによる自動アーカイブフローの構築
Copilotアプリ以外で生成されたコンテンツや、より高度な自動化を行いたい場合は、Power Automateを利用します。
ここでは、Copilotアプリで生成され、特定のOneDriveフォルダーに保存されたファイルを、SharePointリストに自動で記録するフローの例を示します。
トリガーの設定
- Power Automateを開く
make.powerautomate.comにアクセスします。 - 新規フローを作成する
「作成」から「自動化されたクラウドフロー」を選択します。 - トリガーを選択する
トリガーとして「ファイルが作成されたとき(OneDrive for Business)」を選択します。 - フォルダーを指定する
Copilot生成コンテンツを保存しているOneDriveフォルダーを指定します。
- SharePointコネクタを追加する
新しいステップとして「SharePoint」コネクタを追加します。 - 「項目の作成」アクションを選択する
「項目の作成」アクションを選択します。 - SharePointサイトとリストを指定する
SharePointサイトと、アーカイブ情報を記録したいリストを指定します。 - フィールドに動的なコンテンツを設定する
トリガーで取得したファイル名、作成日時、ファイルパスなどを、SharePointリストの各フィールドにマッピングします。
このフローにより、指定フォルダーにCopilot生成ファイルが保存されるたびに、SharePointリストにその情報が自動記録されます。
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Copilot生成コンテンツの運用設計
Copilotの生成コンテンツを効果的にアーカイブし、活用するためには、いくつかの運用設計上のポイントがあります。
保存場所の選定
個人利用や一時的な保存にはOneDriveが適しています。
チームや組織全体で共有・管理したい場合は、SharePointが推奨されます。
Power Automateと連携することで、OneDriveに保存したファイルをSharePointに自動コピーすることも可能です。
命名規則の策定
一貫性のあるファイル名の重要性
ファイル名に日付、生成目的、Copilotのバージョンなどを含めることで、後から検索しやすくなります。
例:「YYYYMMDD_Copilot_提案書_v1.docx」
アクセス権限の設定
機密情報保護のための権限管理
Copilotで生成されるコンテンツには、機密情報が含まれる可能性があります。
保存場所ごとに適切なアクセス権限を設定し、関係者以外が閲覧できないように管理することが重要です。
削除ポリシーの検討
ストレージ容量と情報鮮度のバランス
長期間保存する必要のないファイルについては、自動削除ポリシーを設定することを検討します。
Power AutomateやSharePointの保持ポリシー機能を利用して、一定期間経過後にファイルを削除する設定が可能です。
Copilot ProとMicrosoft 365 Copilotの比較
Copilot Proは個人向けのサブスクリプションであり、主にWeb版CopilotやMicrosoft 365アプリ(個人向け)での利用が中心です。
Microsoft 365 Copilotは法人向けのサブスクリプションで、組織内のデータ(メール、チャット、ドキュメントなど)と連携して、より高度な業務支援を行います。
自動アーカイブの仕組みは、どちらのライセンスでもPower Automateなどを利用すれば構築可能ですが、Microsoft 365 Copilotの方が組織内のデータ連携が容易なため、より広範な自動化が期待できます。
| 項目 | Copilot Pro | Microsoft 365 Copilot |
|---|---|---|
| 主な対象 | 個人 | 法人 |
| 連携データ | Webコンテンツ、Microsoft 365アプリ(個人向け) | 組織内のMicrosoft 365データ(メール、チャット、ドキュメント等) |
| 自動アーカイブ連携 | OneDriveへの保存、Power Automate連携 | OneDrive/SharePointへの保存、Power Automate連携、組織内データ活用 |
よくある質問
Copilotアプリで保存したファイルがOneDriveに見つからない
保存時に指定したフォルダーを再度確認してください。また、OneDriveの同期が完了しているか確認してください。
Power Automateフローが実行されない
トリガーとなるフォルダーのパスが正しいか、接続設定(OneDrive, SharePoint)に問題がないか確認してください。エラーメッセージが表示されている場合は、その内容を基に原因を特定します。
「項目の作成」アクションで、SharePointリストの必須フィールドに値がマッピングされているか確認してください。また、SharePointリストに書き込む権限があるか確認してください。
まとめ
Copilotで生成したコンテンツを自動アーカイブすることで、重要な情報を見失うリスクを減らし、後から容易に参照できるようになります。
Copilotアプリの直接保存機能や、Power Automateを活用した自動化フローを構築し、適切な運用設計を行うことが重要です。
今後は、保存したコンテンツの検索性向上や、AIによる要約・分析機能との連携も検討していくと良いでしょう。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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