会社PCを別の拠点や自宅へ移設した直後、デバイスマネージャーを開いたら「このハードウェアデバイスはコンピューターに接続されていません。(コード45)」というエラーが複数の機器に表示されることがあります。移設作業で物理的な接続を外した影響や、初めて接続するネットワーク環境の違いが原因となるケースがほとんどです。本記事では、コード45が発生した際に端末側で安全に切り分けられる確認手順と、管理者へ依頼すべき情報を整理します。
【要点】この記事で確認すること
- 最初に見る場所: デバイスマネージャーの「表示」メニューで「非表示のデバイス」を有効にし、すべてのデバイスを一覧表示する。コード45が表示されているデバイスを特定する。
- 切り分けの軸: 物理接続の有無、ドライバーの状態、電源管理設定、Windows Updateの影響、グループポリシーによる制限の5軸で原因を分類する。
- 注意点: レジストリの編集やサードパーティ製ドライバーの導入は会社のセキュリティポリシーに違反する可能性があるため、実施前に必ず管理者に確認する。
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目次
コード45が発生する主な原因と移設後の特徴
コード45は「デバイスがコンピューターに物理的に接続されていない」状態を通知するエラーです。ただし、実際にはケーブルが正しく刺さっているにもかかわらず表示される場合も多く、その場合はドライバーまたは電源管理の問題が疑われます。移設後によく見られるパターンとして、以下の3つが挙げられます。
- 物理的な再接続忘れ: 移設時に外したUSB機器や外部モニター、LANケーブルなどを元に戻し忘れている。
- 初回接続時のドライバー認識遅れ: 移設先で初めて接続したUSBハブやドッキングステーションが、ドライバーを自動でインストールする前にコード45を報告する。
- 電源管理によるデバイス停止: 「電源の節約のためにコンピューターでこのデバイスの電源をオフにできる」設定が有効になっている場合、スリープ復帰後にコード45が一時的に表示される。
これらの原因は、移設前に使用していた環境と同じ構成であれば自然に解消されることもありますが、解消されない場合は以下の手順で確認します。
物理接続とデバイス一覧の再確認
ケーブルとポートの点検
まず、コード45が表示されているデバイスがどの接続方法を使っているのか特定します。デバイスマネージャーでエラーが発生している機器をダブルクリックし、「全般」タブの「場所」を確認すると、どのバスに接続されているか表示されます(例:USB Root Hub、PCI Express Root Portなど)。この情報をもとに、実際に該当のポートにデバイスが接続されているか物理的に確認します。
- デバイスマネージャーを開く(Win + X → デバイスマネージャー)。
- 「表示」メニューから「非表示のデバイスを表示」をオンにする。
- 問題のデバイスを探し、右クリック → 「プロパティ」 → 「全般」タブでデバイスの状態を確認する。
- コード45が表示されている場合、まずは該当のUSBケーブルやディスプレイケーブルを抜き差ししてみる。
- 別のポートに接続してデバイスマネージャーを更新(「操作」→「ハードウェア変更のスキャン」)し、コード45が解消するか確認する。
特にノートPCをドッキングステーション経由で使用している場合、ドッキングステーションとの接続が不完全だと内蔵デバイスもコード45になることがあります。ドッキングステーションの電源ケーブルも含めて再度接続し直してください。
デバイスマネージャーでのハードウェア変更スキャン
物理接続を確認した後、デバイスマネージャーの「操作」メニューから「ハードウェア変更のスキャン」を実行します。これにより、Windowsが再接続されたデバイスを再認識し、コード45が消える場合があります。スキャン後もエラーが続く場合は、次のドライバー確認に進みます。
ドライバー状態の確認と更新手順
ドライバーの無効化 / 有効化と更新
コード45はドライバーが正しく読み込まれていない場合にも発生します。以下の手順でドライバーの状態をリフレッシュします。
- デバイスマネージャーで該当デバイスを右クリックし、「デバイスを無効にする」を選択する(確認ダイアログで「はい」)。
- 再度右クリックし、「デバイスを有効にする」を選択する。
- それでもコード45が消えない場合、「ドライバー」タブ → 「ドライバーの更新」 → 「コンピューターを参照してドライバーを検索」 → 「コンピューター上の利用可能なドライバーの一覧から選択」を選び、互換性のあるドライバーがリストにあれば選択してインストールする。
- リストに適切なドライバーがない場合は、「ドライバー」タブ → 「ドライバーの更新」 → 「自動検索」でWindows Updateを経由したドライバー検索を行う。
- 更新後、PCを再起動して状態を確認する。
会社PCでは管理者が配布する標準ドライバーが優先される場合があります。自動検索で見つからない場合は、メーカーのサポートサイトから公式ドライバーをダウンロードする前に、IT部門に利用可能なドライバーがあるか問い合わせてください。
電源管理設定によるデバイス停止の確認
Windowsの電源管理機能は、使用していないデバイスの電源を自動的にオフにすることでバッテリーを節約します。この動作が原因で、スリープ復帰後や移設後の初回起動時にコード45が表示されることがあります。特にUSBルートハブやネットワークアダプターで発生しやすいため、以下の設定を確認します。
- デバイスマネージャーでコード45が表示されているデバイスを右クリック → 「プロパティ」 → 「電源の管理」タブを開く。
- 「電源の節約のためにコンピューターでこのデバイスの電源をオフにできる」のチェックを外す。
- 適用後、PCを再起動し、コード45が解消されるか確認する。
この設定は、対象デバイスが電源管理に対応している場合にのみ表示されます。複数のデバイスでコード45が発生している場合は、USBルートハブ(USB 3.0 eXtensible Host Controllerなど)の電源管理も合わせてオフにすると効果的です。ただし、ノートPCでバッテリー駆動時間を重視する場合は、元に戻すことを検討してください。
Windows Updateとドライバー更新の影響を切り分ける
移設前にWindows Updateが実行されていた場合、その更新プログラムが特定のデバイスドライバーと互換性を失い、コード45を引き起こす可能性があります。以下の手順で更新履歴を確認し、必要に応じてロールバックを試みます。
- 更新履歴の確認: 設定 → Update & Security → Windows Update → 更新履歴の表示 から、最近インストールされた更新プログラムを確認する。
- ドライバーのロールバック: デバイスマネージャーで該当デバイスのプロパティ → 「ドライバー」タブ → 「ドライバーのロールバック」が有効な場合、以前のバージョンに戻す。このボタンがグレーアウトしている場合は、バックアップ用ドライバーが保持されていないため、別の対応が必要。
- 更新プログラムのアンインストール: 上記で特定した更新プログラムを「更新履歴の表示」からアンインストールする。ただし、セキュリティ更新プログラムはアンインストールすると脆弱性が残るため、管理者の指示を仰ぐ。
また、移設先のネットワーク環境が以前と異なる場合、LANアダプターやWi-Fiアダプターが新しいネットワークに適応するまでコード45が表示されることがあります。この場合は、デバイスマネージャーでネットワークアダプターを一旦無効にしてから再度有効にすることで回復します。
グループポリシーや管理ソフトによる制限の確認
会社PCでは、グループポリシーやMDM(モバイルデバイス管理)によって特定のデバイスの使用が制限されている場合があります。移設先で初めて接続したデバイス(例:社外のUSBメモリやプリンター)がコード45になるのは、ポリシーでブロックされている可能性があります。
この場合、エンドユーザー側でできることは限られています。まずは該当デバイスが社内で許可されているものかどうかを確認し、IT部門に以下の情報を伝えてください。
| 確認項目 | エンドユーザーが確認できる情報 |
|---|---|
| デバイスのハードウェアID | デバイスプロパティの「詳細」タブ → 「ハードウェアID」 |
| デバイスのインスタンスパス | デバイスプロパティの「詳細」タブ → 「デバイス インスタンス パス」 |
| 発生タイミング | 移設後初回起動時 / スリープ復帰時 / 特定のUSBポート利用時 |
| そのデバイスが以前使えていたか | 移設前の拠点で使用できていたかどうか |
IT部門がグループポリシーを確認し、必要に応じて例外設定を行います。自己判断でポリシーを回避しようとしないでください。
よくある質問と失敗パターン
複数のデバイスが同時にコード45になる場合
この場合、多くはチップセットドライバーやUSBコントローラーの問題です。特にIntelチップセットドライバーが古いと、USBポート全体が正しく認識されず複数のデバイスがコード45になります。チップセットドライバーはWindows Update経由で提供されることが多いため、まずはすべての更新プログラムを適用してください。それでも改善しない場合は、PCメーカーのサポートサイトから最新のチップセットドライバーを入手し、管理者の承認を得てインストールします。
スリープ復帰後にコード45が頻発する
電源管理設定をオフにしても改善しない場合は、高速スタートアップの影響を疑います。コントロールパネル → 電源オプション → 「電源ボタンの動作を選択する」 → 「現在利用可能ではない設定を変更する」 → 「高速スタートアップを有効にする」のチェックを外し、再起動して確認します。この設定は会社PCで無効化が許可されている場合に限ります。
失敗パターン: レジストリ編集によるトラブル
インターネット上で「コード45の解決方法」としてレジストリの値を変更する手順が紹介されることがあります。しかし、レジストリを誤編集するとシステムが起動しなくなるリスクがあり、会社PCでは管理者権限がないと変更できない場合がほとんどです。管理者から指示がない限り、レジストリエディタを開かないでください。同様に、デバイスマネージャーでのドライバーの強制アンインストールやサードパーティ製ツールの使用も避けてください。
まとめ
デバイスマネージャーのコード45は、移設後の物理接続の再確認とドライバーのリフレッシュで大部分が解決します。まずは非表示デバイスを含めた一覧を表示し、該当デバイスの場所を特定したうえでケーブルを抜き差しします。次に、電源管理設定の確認とWindows Updateの履歴確認を行い、必要に応じてドライバーのロールバックや更新を試みます。それでも解決しない場合は、デバイスのハードウェアIDを控えてIT部門に連絡し、グループポリシーや管理ドライバーの適用状況を確認してもらいましょう。安全な切り分けを心がければ、再発防止にもつながります。
超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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