ドックを使用している会社PCで、デバイスマネージャーに「現在、このハードウェアデバイスはコンピューターに接続されていません。(コード45)」と表示されることがあります。特にドックを抜いた後やスリープ復帰後に残る場合、非表示デバイスが原因であることが多いです。このコード45はハードウェアが物理的に存在しない状態を指しますが、ドライバーやデバイス情報が残っているためにエラーとして表示され続けます。本記事では、安全に非表示デバイスを整理し、コード45を解消する方法を解説します。
【要点】この記事で確認すること
- 最初に見る場所: デバイスマネージャーの「表示」→「非表示のデバイスの表示」で、グレーアウトしたデバイスの有無を確認します。
- 切り分けの軸: コード45は物理的な未接続によるものと、ドライバー情報の残存によるものがあります。電源管理設定やWindows Updateの影響も確認します。
- 注意点: 会社PCではレジストリ編集や強制削除は避け、管理者権限が無い場合はIT部門に相談してください。デバイスの削除は「デバイスのアンインストール」操作で安全に行えます。
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目次
コード45の原因:ドック接続履歴と非表示デバイス
コード45は「デバイスが接続されていない」ことを示すエラーコードです。ドック経由で接続していたUSBデバイスやネットワークアダプター、GPU(外付けGPUなど)を物理的に取り外した後、そのデバイスの情報がWindows内に残り続けると発生します。通常、Windowsはデバイスを認識しなくなると自動的に非表示にしますが、何らかの理由でデバイス情報が存続し、コード45として表示されるのです。特に以下の要因が重なると残りやすくなります。
- Windows Update後にドックのドライバーが更新され、古いデバイス情報との競合が発生。
- スリープや休止状態からの復帰時にドックの再接続が不完全で、デバイスが正しく列挙されない。
- 会社の配布ドライバー(例:Dell、Lenovo、HPの公式ドライバー)が特定のハードウェア構成を前提としており、ドック抜き差しを繰り返すとゴミが蓄積。
- 電源管理設定で「USBのセレクティブサスペンド」が有効な場合、デバイスが一時的に切り離されたと誤認識される。
非表示デバイスを確認する手順
手順1:デバイスマネージャーで非表示デバイスを表示する
- Windowsキー+Xを押し、「デバイスマネージャー」をクリックします。
- メニューバーから「表示」→「非表示のデバイスの表示」を選択します。これで、現在接続されていないデバイスがグレーアウト(薄く表示)されます。
- コード45が表示されているデバイスを探します。特に「ユニバーサル シリアル バス コントローラー」「ネットワークアダプター」「ディスプレイアダプター」「その他のデバイス」などに存在します。
手順2:コード45のデバイスを特定する
非表示デバイスのうち、プロパティを開いてデバイスの状態が「現在、このハードウェアデバイスはコンピューターに接続されていません。(コード45)」と表示されているものが対象です。デバイスの種類や製造元を確認し、ドックに関連するものか判断します。例えば、「Intel(R) Ethernet Connection I219-LM」のようなオンボードデバイスがコード45になることは稀で、多くは「USB Composite Device」や「Realtek USB GbE Family Controller」などドック経由のデバイスです。
安全な非表示デバイスの削除手順
デバイスのアンインストール
- コード45が表示されているデバイスを右クリックし、「デバイスのアンインストール」を選択します。
- 表示されるダイアログで「このデバイスのドライバーを削除しようとしています」というチェックボックスがある場合は、通常はチェックを外したまま「アンインストール」をクリックします(ドライバーを完全に削除したい場合のみチェックを入れますが、会社PCでは避けたほうが安全です)。
- 同様に、すべての非表示デバイス(特にドックに関連するもの)を繰り返し削除します。ただし、OS必須のデバイス(システムデバイスやマザーボード関連)は削除しないでください。削除してよいのは、ドック経由のUSBハブ、ネットワークカード、オーディオデバイス、外付けGPUなど明らかに取り外し可能なものです。
- 削除後、PCを再起動します。再起動後にドックを接続し、正常に認識されれば完了です。コード45が再表示されないことを確認します。
失敗パターンと注意点
以下のような操作はトラブルを悪化させる可能性があるため避けてください。
- レジストリエディタでの手動削除: デバイス情報はレジストリの「HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Enum」に格納されますが、誤ったキーを削除するとシステムが起動しなくなる恐れがあります。社内ポリシーで許可されていない限り操作してはいけません。
- 強制削除ツールの使用: サードパーティ製のデバイスクリーナーは安定性が保証されず、会社PCではインストール禁止の場合がほとんどです。
- すべての非表示デバイスをまとめて削除: 一部の非表示デバイスはシステムが管理する必要があるもの(内蔵デバイスの代替ドライバーなど)を含むため、個別に確認して削除することが重要です。
状況別:コード45が残るパターンと対処の判断基準
コード45が残る原因によって、適切な対処法が異なります。下記の比較表を参考に、現在の状況を切り分けてください。
| 症状 | 原因 | 推奨対処 | 管理者への連絡の要否 |
|---|---|---|---|
| ドック抜き差し後にコード45が特定のUSBデバイスに表示される | 非表示デバイスの残存 | デバイスのアンインストール(非表示デバイスの削除) | 不要(個人で実施可能) |
| Windows Update直後に多数のコード45が出現 | ドライバー更新の不整合 | 更新プログラムのアンインストール(該当するKBを削除)またはシステムの復元 | 事前に管理者に確認(更新のロールバックがポリシーで禁止されている場合あり) |
| スリープ復帰後にコード45が発生し、ドック再接続で解消しない | 電源管理によるデバイス切断 | 電源オプションで「USBのセレクティブサスペンド」を無効にする、または高速スタートアップをオフ | 設定変更は管理者が行うことが望ましい(グループポリシーの影響を受ける場合あり) |
| 外付けGPU(eGPU)がコード45で認識されない | ドック接続順の問題、またはThunderboltコントローラーのドライバー問題 | Thunderboltソフトウェアの再インストール、またはデバイスマネージャーでeGPU関連の非表示デバイスを削除 | 必要(Thunderboltドライバーの再インストールには管理者権限が必要) |
再発防止のために確認すべき設定
電源管理設定の見直し
USBセレクティブサスペンドやPCI Expressのリンク状態電源管理が有効だと、ドック接続デバイスがスリープ中に切断され、復帰後にコード45が発生しやすくなります。以下の手順で設定を確認できます。
- コントロールパネル→「電源オプション」→現在のプランの「プラン設定の変更」→「詳細な電源設定の変更」を開きます。
- 「USB設定」→「USBのセレクティブサスペンドの設定」を「無効」にします。ただし、会社のグループポリシーで上書きされる場合は変更できません。
- 「PCI Express」→「リンク状態の電源管理」を「オフ」にします。
- 高速スタートアップを無効にするには、電源オプションの「システム設定」→「現在利用可能ではない設定を変更します」→「高速スタートアップを有効にする」のチェックを外します。
Windows Updateとドライバーの管理
コード45の再発を防ぐため、以下の点を確認してください。
- ドックのメーカーが提供する最新のドライバーがインストールされているか。Windows Update経由のドライバーより、メーカー公式のドライバーの方が安定する場合があります。
- ドックを接続する前に、Windows Updateを実行して最新の状態にしておく。
- 「設定」→「Windows Update」→「詳細オプション」→「オプションの更新プログラム」で、ドライバーの更新プログラムが提供されている場合はインストールします。
よくある質問
Q1:非表示デバイスを削除してもコード45が再表示されます。どうすればいいですか?
削除したデバイスがドック接続のたびに再作成される可能性があります。根本的には、ドライバーまたは電源管理の問題です。まずは電源管理設定を無効にしてみてください。改善しない場合は、ドックのドライバーを再インストールするか、ドックメーカーのユーティリティツールを使ってデバイス情報をクリアする方法もありますが、管理者に相談してください。
Q2:コード45がシステムデバイス(例:Intel Management Engine Interface)に表示されました。削除しても大丈夫ですか?
システムデバイスやマザーボード関連のデバイスは削除しないでください。削除すると、次の再起動時に自動的に再インストールされることが多いですが、稀に機能不全を起こすことがあります。そのようなデバイスのコード45は、BIOS設定やチップセットドライバーの更新で解消されることがあるため、管理者に対応を依頼してください。
まとめ
ドック接続後にデバイスマネージャーでコード45が表示される問題は、非表示デバイスの削除で大半が解消します。削除作業は「デバイスのアンインストール」から安全に行えるため、社内のセキュリティポリシーに反することはほとんどありません。ただし、レジストリ編集や強制ツールの使用は避け、不要なデバイスのみを対象にしてください。電源管理設定やドライバーの再インストールで再発を防ぐことも重要です。どうしても解決しない場合は、IT管理者に連絡し、システムの復元やドック交換の検討を依頼しましょう。
超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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