【Excel】グラフの色を変更する方法 | 系列・1点・テーマ色を使い分ける

【Excel】グラフの色を変更する方法 | 系列・1点・テーマ色を使い分ける
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Excelのグラフの色は、グラフ全体、データ系列、一つの棒や点のどこを選ぶかで変更範囲が変わります。全体の配色を変えるなら「グラフのデザイン」の「色の変更」、特定の系列だけなら「データ系列の書式設定」を使います。

資料の配色を揃えたい場合はテーマの色が便利ですが、同じブックのほかの表や図形にも影響します。ここではWindowsデスクトップ版を中心に、1本だけの強調からブック全体の色の統一までを分けて説明します。

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1. 色を変える範囲を選ぶ

縦棒グラフに「実績」と「予算」の2系列がある場合、実績の棒を一度クリックすると、通常は実績系列の棒がまとめて選択されます。全系列が選ばれるわけではありません。同じ棒をもう一度ゆっくりクリックすると、その月の実績だけを選択できます。

右クリックで開くメニューや作業ウィンドウが「データ系列の書式設定」なら系列全体、「データ要素の書式設定」なら1本や1点が対象です。背景をクリックして「グラフエリアの書式設定」が開いたら、データの色を変える場所ではありません。

変えたい範囲 入口 先に確認すること
グラフ全体の組み合わせ グラフのデザイン > 色の変更 系列間の区別が残るか
実績系列のすべての棒 データ系列の書式設定 実績だけが選択されているか
3月の実績の棒1本 データ要素の書式設定 選択の印が1本だけか

塗りつぶしは棒や面に使い、折れ線の線色は線の設定で変更します。折れ線のマーカーだけを塗り替えても、線全体の色が変わるとは限りません。対象の種類に合わせて設定を選びます。

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2. 系列の色を変えてから1点を強調する

4月から6月の売上が100、130、120万円という、1系列の縦棒グラフを例にします。通常の棒を同じグレーにし、最高値の5月だけを青にすると、どの月に注目しているかを示せます。色を変えても棒の値や高さは変わりません。

  1. 棒を一度クリックし、系列全体を選びます。
  2. 右クリックから「データ系列の書式設定」を開きます。
  3. 塗りつぶしを単色にし、グレーを選びます。
  4. 5月の棒をゆっくりクリックして、その棒だけを選び直します。
  5. 「データ要素の書式設定」で塗りつぶしを青にします。
  6. ほかの2本がグレーのままで、数値は100、130、120のままか確認します。

思ったより多くの棒の色が変わったら、Ctrl + Zで戻して選択し直します。急いでダブルクリックすると編集画面が開くことがあるため、選択された棒の印と作業ウィンドウ名を見て進めてください。

同じ操作を予算と実績の比較へ使うなら、実績と予算の意味が凡例から分かる配色を優先します。多くの系列をすべて灰色にして区別を消す必要はありません。強調することと比較できることを両立させます。

1本の棒へ手動で付けた色は、「最大値なら青」という条件付きの設定ではありません。翌月の追加で最大値が変わった場合は、強調する点も見直します。数値に連動して自動で色が変わると誤解しないでください。

4月100、5月130、6月120万円の同じ棒グラフを上下に配置。上は全棒グレー、下は5月の130だけ青く、値と棒の高さは同じ。
5月の棒だけを選んで色を変えた例です。強調しても値や高さは変わりません。

3. テーマの色と固定した色を使い分ける

テーマの色から選んだ色は、ブックのテーマ配色の変更に連動します。「ページレイアウト」の「色」から別の組み合わせを選ぶと、テーマ色を使っているセルやグラフなどの見え方が変わります。「テーマ」全体を変えるとフォントや効果も変わるので、色だけを調整したいときは「色」を選びます。

一方、標準の色や、その他の色で指定した固定のRGB色は、テーマ変更だけで同じように置き換わるとは限りません。一部の棒だけ色が残ったら、その棒が個別に固定色で設定されていないか確認します。「テーマを変えれば全部揃う」という前提で進めないようにしましょう。

会社指定の色がある場合は、指定されたRGB値などを確認して設定します。色の名前だけでは環境によって近い別の色を選ぶことがあります。色指定を記録し、資料を引き継ぐ人にも同じ設定が分かるようにしておくと便利です。

既存ブックのテーマを変更する前には、元のテーマや配色を控え、コピーで影響を見ます。同じシートのグラフだけでなく、別シートの見出しや図形も確認してください。変更直後なら元に戻す操作、後からなら記録した元の配色への変更で戻せます。

4. 色の意味を資料内で揃える

同じ資料のあるグラフでは青が実績、別のグラフでは青が予算だと、読み手が取り違えやすくなります。色を揃える単位は、単に見た目の好みではなく「実績」「予算」「前年」などの意味で考えます。

例として実績を青、予算をグレーに決めたら、月別・店舗別のグラフでも対応を保ちます。注意が必要な1点だけに別の色を使う場合は、データラベルや短い注記を付けて、なぜ色が違うのかを説明します。色だけでは「好調」なのか「未確定」なのか伝わりません。

グレー70%・強調色30%といった比率を必須のルールとして当てはめる必要はありません。比較したい系列の数、背景、表示する大きさによって適した配色は変わります。まず伝える内容を一つ決め、それを読むために必要な色を使います。

5. 色以外でも系列を見分けられるようにする

色の見え方には個人差があり、白黒印刷や投影でも違いが小さくなります。赤と緑を使っただけで区別できるとは考えず、線種、マーカーの形、系列名、数値ラベルを併用します。折れ線なら実線と破線、丸と四角を組み合わせる方法があります。

棒グラフでは、必要に応じて塗りつぶしのパターンや直接のラベルを使います。ただし模様やラベルが多すぎると読みにくくなるので、最終的に表示・印刷する大きさで確認します。グラフ上の文字は、背景と区別できる濃さにしてください。

Excelのアクセシビリティチェックも補助になりますが、チェック結果だけで系列の意味が伝わると保証されるものではありません。グラフの代替テキストに対象・傾向・重要な値を説明し、可能なら元の数値表も読める位置に残すと、色を頼りにしなくても内容を確認できます。

6. 透明度を使う前に重なり方を確認する

面グラフなどで塗りつぶしが重なる場合は、書式設定の透明度を調整すると背後の要素が見えることがあります。ただし、重なった部分は色が混ざるため、別の系列が増えたように見えることもあります。透明度を一律に30%や50%へ決めるのではなく、必要な値が読めるかを基準に調整します。

面が複雑に重なるなら、折れ線グラフへ変更したり、グラフを分けたりするほうが適している場合もあります。透明にすれば系列の密度や大小が必ず正確に伝わるわけではありません。色の調整だけで解決しないときは、グラフの種類を見直します。

透明度を元へ戻したいときは対象の塗りつぶしを選び、透明度を0%にします。色も戻す場合は、元のテーマ色または記録したRGB値を指定します。系列を丸ごと削除して作り直す前に、その要素の書式だけを戻せないか確かめましょう。

7. 色を変えたあとも数値と出力を確認する

仕上げでは、凡例の色と実際の系列が対応しているか、個別に色を変えた棒が説明と一致しているかを見直します。元データを追加したときに新しい点だけ意図しない色になることもあるので、更新後の最終月まで確認してください。

画面では読めても、縮小したPDFや白黒の紙で区別しづらくなる場合があります。提出先と同じ大きさで見て、色を使わなくても系列名と値をたどれる状態にします。強調した5月が最大の130万円という例でも、確認の根拠は色ではなく数値です。

公式資料: グラフ要素の塗りつぶし、テーマと配色、読みやすいグラフ。

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この記事の監修者
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超解決 Excel・Word研究班

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