【Windows】デバイスマネージャーでエラーコードを確認する手順

【Windows】デバイスマネージャーでエラーコードを確認する手順
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Windows Updateを適用したあと、特定のデバイスが突然使えなくなることがあります。ネットワークがつながらない、USB機器が認識されない、画面の表示が乱れるといった症状は、ドライバーや電源管理の変更が原因であるケースが多く、まずはデバイスマネージャーでエラーコードを確認するのが確実な切り分け手段です。エラーコードはデバイスの状態を数値で示しており、コードの種類によって原因と対処の方向性が異なります。本記事では、会社の管理端末でも安全に実施できる範囲で、デバイスマネージャーの開き方からエラーコードの読み解き方、症状別の切り分け、管理者へ報告する際のポイントまでを解説します。

【要点】この記事で確認すること

  • 最初に見る場所: デバイスマネージャーの該当デバイスのプロパティ[全般]タブに表示されるエラーコードとメッセージ。黄色い警告アイコンが目印です。
  • 切り分けの軸: エラーコードの種類(例:コード10, コード43など)と、エラーの発生状況(更新直後か、スリープ復帰後か、常時か)。ドライバー起因か、電源管理設定か、ハードウェア障害かを区別します。
  • 注意点: 会社のPCでは、ドライバーの更新・削除・ロールバック、レジストリ編集は管理者の許可がない限り行わないでください。エラーコードを確認したら、まずは情報を記録して管理者へ連絡するのが基本です。

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デバイスマネージャーの開き方

デバイスマネージャーは、Windowsのシステムツールのひとつで、PCに接続されているすべてのハードウェアとそのドライバーの状態を一覧表示します。以下の手順で開くことができます。

  1. デスクトップのタスクバーにある検索ボックスに「デバイスマネージャー」と入力し、表示された検索結果をクリックします。または、「Windowsキー+X」キーを押してクイックアクセスメニューから「デバイスマネージャー」を選択します。
  2. ユーザーアカウント制御(UAC)の画面が表示された場合は「はい」をクリックして管理者権限で起動します。通常のユーザーでも表示のみ可能ですが、設定変更には管理者権限が必要です。
  3. 起動後、デバイスのカテゴリ(ネットワークアダプター、ユニバーサルシリアルバスコントローラーなど)がツリー表示されます。問題のあるデバイスには黄色い感嘆符アイコンが付いています。
  4. 該当のデバイスを右クリックし、メニューから「プロパティ」を選択します。プロパティダイアログボックスが開きます。
  5. [全般]タブを開くと、「デバイスの状態」欄にエラーコードとメッセージが表示されています。これをメモしてください。

デバイスマネージャーを開くだけなら管理者権限は不要ですが、ドライバーの更新や無効化などの操作を行う際には管理者資格情報が必要になります。会社のPCで操作を求められた場合は、必ずIT管理者の指示を仰いでください。

お探しの解決策が見つからない場合は、こちらの「Windowsトラブル完全解決データベース」で他のエラー原因や解決策をチェックしてみてください。

エラーコードの種類と意味

デバイスマネージャーで表示されるエラーコードは数十種類ありますが、Windows Update後によく遭遇するものを中心に代表的なコードを紹介します。コードごとに対処の方向性が異なります。

よく見るエラーコード一覧

エラーコード メッセージの概略 主な原因 初期対処の方向性
コード10 このデバイスを開始できません。 ドライバーが古い、または互換性がない。リソース競合。 ドライバーの更新またはロールバック。管理者に相談。
コード12 このデバイスに割り当てられているリソースが不足しています。 IRQやI/Oアドレスの競合。BIOS/UEFI設定やハードウェア構成の問題。 BIOS/UEFIのリセット、またはハードウェアの取り外しと再取り付け。
コード14 このデバイスを正常に動作させるには、コンピューターを再起動する必要があります。 ドライバーの読み込みが不完全。再起動で解消することが多い。 PCを再起動する。再起動後も同じコードなら別の原因。
コード19 Windows がこのハードウェアのデバイス情報 (レジストリ) を読み込めません。 レジストリ内のデバイス設定情報が破損。 管理者のみレジストリの修正や復元ポイントの使用を検討。
コード28 このデバイスのドライバーがインストールされていません。 ドライバーが欠落または未インストール。Windows Updateで削除された可能性。 管理者経由で正しいドライバーをインストールする。
コード31 このデバイスは正しく動作していません。Windows がこのデバイスに必要なドライバーを読み込めません。 ドライバーが破損または互換性がない。 ドライバーの更新またはロールバック。
コード39 Windows がこのデバイスのドライバーを読み込めません。ドライバーが破損しているか存在しません。 ドライバーファイル自体が破損。 ドライバーの再インストール(管理者要相談)。
コード43 Windows はこのデバイスを停止しました。問題が発生したためです。 ハードウェア障害、またはドライバーとの深刻な不整合。 デバイスの再接続、別のポートで試す。改善しなければハードウェア故障の可能性。
コード45 現在、このハードウェア デバイスはコンピューターに接続されていません。 デバイスが物理的に外れているか、ケーブル不良。 ケーブルや接続を確認。内蔵デバイスの場合はハードウェアの故障かBIOS設定。

エラーコードのメッセージはWindowsのバージョンや言語によって微妙に異なる場合がありますが、コード番号は共通です。必ずコード番号を記録してから対処を検討してください。

エラーコードを確認する手順

基本の5ステップ

  1. Windowsの検索ボックスに「デバイスマネージャー」と入力してアプリを起動します。
  2. カテゴリを展開し、黄色い警告アイコンが付いているデバイスを探します。警告がない場合は、正常に動作している可能性が高いです。
  3. 該当デバイスを右クリックし、「プロパティ」を選択します。
  4. [全般]タブの「デバイスの状態」欄を確認します。エラーコード(例:コード43)と説明文が表示されます。
  5. コード番号とメッセージをメモし、さらに[ドライバー]タブでドライバーのバージョンとプロバイダーも確認しておくと、管理者への報告に役立ちます。

追加情報の取得

より詳しい情報が必要な場合は、デバイスのプロパティの[詳細]タブを開き、プロパティのドロップダウンから「ハードウェアID」を選択すると、ベンダーIDやデバイスIDが表示されます。この情報は、対応するドライバーを特定するのに必要です。ただし、これらの値は主に管理者が利用するものであり、一般のユーザーが直接操作する必要はありません。正常に動作しているデバイスでも確認できますので、比較用として役立ちます。

症状別の切り分けと対応の方向性

エラーコードだけでは原因が特定しきれない場合もあります。以下の表は、よくある症状とエラーコードの組み合わせ、および初期対応の方向性をまとめたものです。自身の状況と照らし合わせて確認してください。

症状 よくあるエラーコード 考えられる原因 初期対応(管理者承認後)
Wi-Fiが突然使えなくなった(更新後) コード10, コード28, コード31 無線LANドライバーの更新失敗、互換性問題 ドライバーのロールバック、または最新ドライバーの再インストール
USB機器が認識されなくなった コード43, コード45, コード14 USBコントローラードライバーの問題、電源管理による節電、ポートの故障 USBセレクティブサスペンドの無効化(電源管理設定)、別のポートで試す
グラフィックが乱れる・解像度が低下 コード12, コード43 GPUドライバーの不具合、リソース競合 ドライバーのクリーンインストール(専用ツール使用)またはロールバック
スリープまたは休止状態から復帰しない コード14, コード10 電源管理ドライバーまたはデバイスのウェイク設定の問題 電源オプションで高速スタートアップを無効化、またはデバイスのプロパティで「このデバイスでコンピューターをスリープ状態から解除できるようにする」の設定確認
デバイスマネージャーに「不明なデバイス」が表示される コード28 ドライバーが未インストール、Windows Updateで該当ドライバーが削除された ハードウェアIDを確認し、管理者に適切なドライバーを依頼

この表はあくまでも傾向です。同じエラーコードでもハードウェアやWindowsのバージョンによって対処が異なる場合があります。必ずエラーコードと症状をセットで記録し、管理者へ伝えてください。

よくある失敗パターン

エラーコードを確認する際に、ユーザー自身でやってしまいがちなミスをいくつか紹介します。これらの行動は問題を悪化させたり、会社のポリシー違反になる恐れがあります。

  • コード43を無視して再起動を繰り返す: コード43はハードウェア障害の可能性が高いため、何度再起動しても改善しないケースが多いです。むやみに再起動を繰り返すと、ドライバーの状態が不安定になり、他のデバイスに影響が出ることがあります。まずはエラーコードを記録して管理者へ連絡しましょう。
  • 自分でドライバーを更新サイトからダウンロードしてインストールする: 会社のPCはセキュリティポリシーにより、特定の署名付きドライバーしかインストールできない場合があります。非公式のドライバーをインストールするとシステムが起動しなくなるリスクがあり、管理者による復旧作業が煩雑になります。
  • デバイスをアンインストールしてしまう: デバイスマネージャーからデバイスを右クリックで「アンインストール」すると、そのデバイスのドライバーが削除されます。再起動後に自動で再インストールされることもありますが、まれに認識されなくなることがあります。この操作は管理者の指示がある場合のみ行ってください。
  • 電源管理の設定を安易に変更する: USBデバイスの省電力設定をオフにすることで一時的に改善することがありますが、会社のPCではバッテリー駆動時間や管理ポリシーに影響するため、許可なく変更すべきではありません。

管理者へ確認すべき情報

エラーコードを確認したら、以下の情報をまとめてIT管理者に報告すると、迅速な対応が期待できます。画面のスクリーンショットを撮っておくと、より正確です。

  • エラーコード番号(例:コード10)とメッセージ全文
  • 問題が発生したデバイスの名称とカテゴリ(例:Realtek PCIe GbE Family Controller)
  • デバイスのハードウェアID([詳細]タブのプロパティから取得可能。VEN_xxxx&DEV_xxxxの形式)
  • 現在のドライバーバージョン([ドライバー]タブのドライバーバージョン)
  • 問題が発生したタイミング(Windows Updateの直後、スリープ復帰後など)
  • Windowsのバージョン([設定]→[システム]→[詳細情報]のWindows仕様)

管理者はこれらの情報をもとに、適切なドライバーの配布や、復元ポイントを使用したロールバック、あるいはハードウェアの交換判断を行います。ユーザー側でできることは、正確な情報を伝えることです。

よくある質問

Q1: エラーコードが表示されないけれど、デバイスが動かない場合はどうすればいいですか?

デバイスマネージャーに黄色い警告アイコンがなく、エラーコードも表示されないのにデバイスが動作しない場合、ドライバー以外の原因(ケーブル不良、BIOS設定、Windowsのサービス停止など)が考えられます。まずはデバイスを別のポートに接続し、他のPCで同じデバイスが使えるか確認してください。管理者に問い合わせる際も、その情報を伝えると原因特定が早まります。

Q2: エラーコードを調べるためにコマンドプロンプトを使う方法はありますか?

はい、管理者向けの手段として「pnputil /enum-devices」や「wmic」コマンドを使う方法もありますが、通常のユーザーでは出力を解釈するのが難しいため、デバイスマネージャーの画面で確認することをおすすめします。会社のPCでコマンドプロンプトを管理者権限で開くことが許可されている場合は、事前に管理者の確認を取ってください。

Q3: エラーコードが複数のデバイスで同時に発生するのはなぜですか?

複数のデバイスで同時にエラーが出る場合、チップセットドライバーや電源管理ドライバーなど、共通の基盤ドライバーが影響を受けている可能性が高いです。また、Windows Updateが複数のドライバーを更新した結果、互換性の問題が一斉に表面化することもあります。この場合は、更新のアンインストールや復元ポイントでの復元が有効なことが多いですが、必ず管理者の判断を仰いでください。

まとめ

Windows Update後にデバイスが正常に動作しない場合、デバイスマネージャーでエラーコードを確認することが最初の一歩です。エラーコードを記録し、症状とともに管理者へ伝えることで、適切なドライバーの再配布やシステムの復元がスムーズに行えます。自己判断でドライバーを変更したり、レジストリを編集するリスクを避け、安全な範囲で情報収集に徹しましょう。この記事で紹介した手順を参考に、問題の切り分けを効率化してください。


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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。