【Windows】Windows Update後にプリンターが「ドライバーを利用できません」と出る時の対処

【Windows】Windows Update後にプリンターが「ドライバーを利用できません」と出る時の対処
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Windows Updateを実行した翌日、出社して印刷しようとしたらプリンターが認識されず、「ドライバーを利用できません」というエラーが表示される――このような事態は多くの会社員が経験するトラブルの一つです。更新プログラムが既存のドライバーと競合したり、署名の検証方式が変更されたりすることで発生します。本記事では、原因を特定するための切り分け方から、安全に回復するための具体的な手順を解説します。

【要点】この記事で確認すること

  • 最初に見る場所: デバイスマネージャーのプリンター状態、Windows Updateの履歴(特に直近の更新プログラム)、プリンターの電源と接続ケーブル
  • 切り分けの軸: 端末側(ドライバー再インストール、電源管理設定)、アカウント側(管理者権限の有無)、管理設定側(会社の配布ドライバー、WSUSによる更新制御)
  • 注意点: レジストリの直接編集やサードパーティ製ドライバーのインストールは会社PCでは推奨しません。管理者へ連絡し、承認を得た上で手順を進めてください。

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なぜWindows Update後にプリンタードライバーが認識されなくなるのか

Windows Updateでは、セキュリティ修正だけでなく、プリンタードライバーを含む各種デバイスドライバーの更新も配信されます。このとき、古いドライバーが新しいバージョンに置き換えられる、または互換性チェックの基準が厳しくなることで、インストール済みのドライバーが「利用できません」と表示されるケースがあります。特に、バージョン22H2以降のWindows 11では、プリンタードライバーの署名要件が強化され、署名がないドライバーが自動的に無効化される仕組みが導入されました。

また、更新プログラムのインストール中にプリンターの電源が切れていたり、USBケーブルが外れていたりすると、ドライバーの適用に失敗することもあります。さらに、会社の環境でグループポリシーにより特定のドライバーが配布されている場合、Windows Updateがそのドライバーを上書きし、結果的に互換性が失われることもあります。

お探しの解決策が見つからない場合は、こちらの「Windowsトラブル完全解決データベース」で他のエラー原因や解決策をチェックしてみてください。

最初に行うべき確認手順

デバイスマネージャーでプリンターの状態を確認する

まず、デバイスマネージャーを開き、「プリンター」または「ユニバーサル シリアル バス コントローラー」の項目に黄色い警告アイコンが表示されていないか確認します。警告がある場合は、ドライバーに問題が発生している証拠です。プリンターが全く表示されない場合は、接続自体が認識されていない可能性があります。

Windows Updateの履歴を調べる

設定アプリの「Windows Update」→「更新履歴」を開き、問題発生前にインストールされた更新プログラムを確認します。特に「KB」で始まる累積更新プログラムや、「ドライバー更新」として分類されている項目がないかチェックしてください。該当する更新プログラムをメモしておくと、後のロールバック作業に役立ちます。

プリンターの接続方法を再確認する

USB接続の場合は、別のUSBポートに挿し直す、またはケーブルを交換して試します。ネットワークプリンターの場合は、IPアドレスが変わっていないか、印刷サーバーへの接続が維持されているかを確認します。pingコマンドでプリンター本体のネットワーク応答を調べることも有効な手段です。

ドライバーの再インストールと更新プログラムのロールバック

プリンタードライバーを再インストールする手順

  1. デバイスマネージャーで問題のプリンターを右クリックし、「デバイスのアンインストール」を選択します(このとき「このデバイスのドライバーを削除しようとする」にチェックを入れないほうが安全です)。
  2. PCを再起動します。再起動後、Windowsが自動的にドライバーを再インストールする場合があります。
  3. 自動で復旧しない場合は、プリンターメーカーの公式サイトから最新のドライバーをダウンロードし、管理者権限でインストーラーを実行します。
  4. 会社でドライバー配布システム(SCCMやMDM)を利用している場合は、管理者に最新ドライバーの配信を依頼してください。
  5. インストール後、テストページの印刷を実行し、正常に動作するか確認します。

更新プログラムをアンインストール(ロールバック)する

特定の更新プログラムが原因と特定できた場合、そのプログラムをアンインストールすることで問題が解決することがあります。設定アプリの「Windows Update」→「更新履歴」→「更新プログラムのアンインストール」から該当のKB番号を選び、アンインストールを実行します。ただし、セキュリティ更新プログラムを削除すると脆弱性が残るため、管理者の許可を得た上で行い、後日代替の対策を検討しましょう。

電源管理とスリープ設定の影響を確認する

Windows Updateの後、電源管理設定が初期化されることがあります。特に、USBプリンターの場合、省電力のためにUSBポートの電源がオフになる設定が有効になると、デバイスが認識されなくなることがあります。このため、次の手順で電源管理を確認します。

  • デバイスマネージャーで「ユニバーサル シリアル バス コントローラー」を展開し、ルートハブやUSBコントローラーを右クリックして「プロパティ」→「電源の管理」タブを開きます。
  • 「電力の節約のためにコンピューターでこのデバイスの電源をオフにできる」のチェックを外し、OKをクリックします。
  • プリンター自体のスリープ設定も疑わしい場合は、プリンターの操作パネルでスリープタイマーを無効にするか、長時間に設定します。

ネットワークプリンターの場合は、コンピューターのスリープ復帰後にネットワークアダプターが正しく初期化されないことも原因です。この場合は、ネットワークアダプターのドライバーを最新版に更新するか、電源管理設定で「このデバイスでコンピューターをスリープ解除できるようにする」を有効にします。

状況別の対処法と比較表

症状によって最適な対処が異なります。以下の表を参考に、現在の状況に合った方法を選んでください。

症状 原因の可能性 推奨対処
USBプリンターが認識されない(黄色警告あり) ドライバーの競合、USB電源管理 デバイスのアンインストール+再起動、USB電源管理の無効化
ネットワークプリンターが消えた(デバイス一覧にもなし) TCP/IPポートの設定消失、ドライバーの破損 プリンターの追加ウィザードから再設定、IPアドレス確認
特定の更新プログラムを適用した後に発生 更新プログラムがドライバーを置き換え 該当更新プログラムのアンインストール(管理者承認必須)
複数台のPCで同じ症状 会社の配布ドライバーとの互換性問題 IT部門にドライバーパッケージの更新を依頼

よくある質問(FAQ)

Q1. ドライバーを再インストールしたのに直りません。どうすればよいですか?

A. 一度、プリンターの電源を完全に切り、30秒ほど待ってから再度電源を入れ、PCと再接続してください。それでも改善しない場合は、システムの復元を使って更新前の状態に戻すことを検討します。復元ポイントが作成されていれば、管理者に相談の上実行してください。

Q2. 会社のPCでシステムの復元を実行してもよいですか?

A. システムの復元は管理者権限が必要な操作です。また、復元後にセキュリティ更新プログラムが失われるリスクがあるため、必ずIT部門の指示を仰いでから行ってください。会社のポリシーで復元が禁止されている場合もあります。

Q3. 「ドライバーを利用できません」と表示されるが、印刷はできる。無視しても大丈夫ですか?

A. 印刷できているように見えても、エラーが表示されている間はドライバーの一部機能が使えない可能性があります。例えば、両面印刷やトレイ選択などのオプションが無効になることがあるため、早めに解決することをお勧めします。

まとめ

Windows Update後にプリンタードライバーが認識されなくなる問題は、まずデバイスマネージャーの状態確認と更新履歴の調査から始めます。USB電源管理の無効化やドライバーの再インストールで解決するケースが多いため、これらの手順を順番に試してください。システムの復元や更新プログラムのアンインストールは最終手段とし、必ず管理者の許可を得てから実施してください。日頃から復元ポイントを作成しておく習慣も、トラブル時の復旧をスムーズにします。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

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