【Word】封筒印刷が逆さま・裏面になるときの給紙方向と設定の確認

【Word】封筒印刷が逆さま・裏面になるときの給紙方向と設定の確認
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Wordから封筒を印刷して、宛名が裏面に出た、表面だが上下が逆になった、90度回って文字が切れた。これらは同じ直し方ではありません。まず「印刷する面」「文字の上下」「位置や用紙サイズ」のどこが違うかを分けます。

180度回転は同じ面の上下を変える設定です。裏面に印刷されたものを、回転のチェックだけで表面へ移すことはできません。文書を作り直す前に、利用するプリンターと給紙口の公式手順を確認しましょう。

【要点】給紙面・入れる辺・ふたの向きは機種とトレイによります。Word、ドライバー、本体の用紙設定を合わせ、1枚ずつ確認します。裏返す操作と180度回転を同時に試さないことが切り分けの基本です。

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1. 裏面への印刷と上下逆さまを区別する

宛名面の反対側に文字が出た場合は、最初に給紙時の面を確認します。宛名面に出ているが文字の頭が封筒の下側を向く場合は、入れる辺や回転設定を確認します。横向きに回ったり途中で切れたりする場合は、サイズと印刷方向も見直します。

次の比較では、同じ封筒の表裏と、同じ面での180度回転を分けています。回転しても印刷する面は入れ替わらないため、試し刷りの結果をこの二つに分けて記録すると、無駄な変更を減らせます。

上段は封筒の表面と裏面への印字、下段は同じ表面上の宛名を180度回転する違い
裏表の違いと文字の上下を分けて確認します。回転では印刷面は入れ替わりません。

排紙された向きだけを見て、給紙時の向きを決めないでください。機種や給紙経路が違えば、紙の通り方も異なります。別のプリンターで成功した「宛名面を下」「ふたを手前」という置き方を、ほかの機種へそのまま当てはめることはできません。

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2. 実物・Word・ドライバーのサイズを合わせる

  1. 使用するプリンター名と給紙口を確認し、説明書でその封筒の種類・寸法に対応しているかを調べます。
  2. 封筒の実物を確認します。日本郵便の寸法表では長形3号は120×235mm、長形4号は90×205mmです。
  3. Windows版Wordで「差し込み文書」→「封筒」→「オプション」を開き、封筒サイズを実物に合わせます。
  4. 「給紙オプション」の図を確認し、左右の位置、長辺・短辺のどちらから入るか、印刷面を説明書と照合します。
  5. ドライバーの用紙サイズ・種類・給紙方法と、本体に登録する用紙情報を一致させます。

Wordの給紙図はプリンタードライバーからの情報を使います。想定した機種が選択されているか、別のプリンター用の設定が残っていないかも確認します。寸法を手入力できても、プリンターがその用紙を扱えるとは限りません。

封筒用の通常文書を作って印刷する場合は、その文書の「レイアウト」にある用紙サイズ・向きと、印刷画面の設定を確認します。「封筒」機能での設定と通常文書からの印刷を混在させず、どの方法で出力しているかを揃えてください。

3. 給紙方法は機種とトレイごとの指定に従う

例えばCanon TS8630 seriesでは、封筒は後トレイへセットします。公式手順は印刷したい面を表にした縦置きで、長形封筒はふたを折りたたまず上へ向ける指定です。洋形封筒ではふたの扱いが異なります。同じ機種でも、封筒の種類まで確認する必要があります。

一方、Epson EP-885A seriesの封筒手順では、下トレイは印刷する面を下、手差し給紙は印刷する面を手前にする指定です。このように、同じ「封筒印刷」でも給紙口によって面の向きが違います。自分の機種と異なる例を、試行の基準にしないでください。

用紙ガイドは封筒の側面へ合わせますが、強く挟んで曲げないようにします。ふたを開けるか閉じるか、入れられる枚数、窓付き・シール付きなどの対応条件も説明書を優先します。「封筒が厚いから厚紙を選ぶ」という代用ではなく、機種で指定された用紙種類を選びます。

封筒への両面印刷や非対応の給紙口を前提にしないでください。紙詰まりや擦れが出た場合は印刷を止め、機種の対処手順に従います。反りやふくらみ、使用できない加工のある封筒を、設定だけで無理に通そうとしないことも大切です。

4. 1枚の結果を見て一項目だけ変更する

本番の宛先を入れる前に、テスト用の文字と上側を識別できる目印を印字する文書のコピーを用意します。印刷範囲に余裕を持たせ、対応する未使用の封筒を1枚だけ使います。給紙面や先に入れた辺、Wordとドライバーの回転設定を記録してから印刷します。

出力結果 次に確認する項目
宛名面ではなく裏面に出た 指定した給紙口と、説明書の印刷面
宛名面だが上下が逆 入れる辺、ふたの向き、回転の指定
90度回っている 長形・洋形の指定、サイズ、印刷方向
向きは正しいが端が切れる 位置、印刷可能範囲、拡大縮小

上下逆さまだけが残った場合は、説明書に従い、Wordまたはドライバーの回転設定の一方を変更して再確認します。Canon TS8630 seriesのWindows用資料には、長形封筒で原稿を自動的に180度回転する条件や、アプリケーションによって追加の回転指定が必要になる場合が説明されています。回転は全機種共通で「オンが正解」ではありません。

Wordとドライバーを同時に回転させると、どの設定が結果に効いたのかを追いにくくなります。変化が期待と違ったら一つ前の設定へ戻し、変更した項目を記録します。給紙面を確定した後は、その面を保ったまま上下の条件を調べてください。

普通紙で文字の向きだけを見る場合でも、封筒と同じ給紙経路や用紙種類になるとは限りません。普通紙を封筒へ貼り付けたり、不適切な大きさへ切った紙を無理に通したりせず、最終的には実際に使う対応封筒で位置を確認します。

5. 向きが直った後に位置と文字の欠けを直す

サイズ不一致の警告が出たときは、警告を無視する前にWord・ドライバー・本体の三つを照合します。長形3号と長形4号の取り違えや、別のトレイの用紙情報が残っていないかを確認します。単に余白をずらして警告を回避する方法は使いません。

宛名が左右へ寄る場合は、給紙位置の図、実際のガイド位置、宛名欄の位置を順に比べます。上下へ寄る場合も、ふたの長さを独断で余白へ加算せず、機種が指定する封筒サイズとふたの扱いを確かめます。

PDFを経由する場合は、PDFのページ寸法と、閲覧ソフト側の倍率・自動回転も確認します。Wordから直接印刷した結果と比較するときは、出力経路が違うことを記録します。

6. 成功した設定は条件と一緒に残す

正しく印刷できたら、機種名、OS・ドライバー、封筒の種類、給紙口、印刷面、ふたと先端の向き、回転設定を残します。別の給紙口や機種へ変えたときは、保存済みの設定をそのまま信用せず、再度1枚で確認してください。向きと面を先に確定し、その後で位置を整える順序なら、宛名そのものを何度も作り直さずに済みます。

公式情報:Wordの封筒と給紙オプション、日本郵便の封筒寸法、TS8630 seriesの封筒セット、同機種のWindows印刷設定、EP-885A seriesの封筒セット。

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この記事の監修者
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超解決 Excel・Word研究班

企業のDX支援や業務効率化を専門とする技術者チーム。20年以上のExcel・Word運用改善実績に基づき、不具合の根本原因と最短の解決策を監修しています。ExcelとWordを使った「やりたいこと」「困っていること」「より便利な使い方」をクライアントの視点で丁寧に提供します。

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