5ページのWord資料を2ページずつ並べて印刷すると、片面印刷なら紙は3枚です。最後の紙には1ページ分だけが入り、残りの枠は空きます。空きを埋めるために原稿へ白紙を追加する必要はありません。
割付印刷は、元のページを保ったまま紙上へ小さく並べる方法です。ここではページ順・必要枚数・文字の読みやすさを確認しながら、2ページ/枚や4ページ/枚を選ぶ手順を扱います。
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1. ページ数と紙の枚数を分けて考える
文書の5ページを編集して1ページへ収めることと、5ページを複数枚の紙へ小さく並べることは違います。割付を変えても、Wordの本文の文字サイズやページ番号を編集し直すわけではありません。
次の例は、同じサイズの原稿が全5ページ、1部、途中に追加の白紙なし、通常の順番で印刷する条件です。表紙などを別の用紙へ出す設定は使いません。
| 設定 | 紙の枚数 |
|---|---|
| 片面・1ページ/枚 | 5枚 |
| 片面・2ページ/枚 | 3枚 |
| 片面・4ページ/枚 | 2枚 |
| 両面・片面あたり2ページ | 2枚 |
図は片面・2ページ/枚で、各紙の左から右へ1、2と並べる例です。ページの配置順を変更できる機種では、その設定も確認します。

2. Windows版Wordで2ページ/枚を指定する
- 「ファイル」→「印刷」で使うプリンターを選びます。
- 印刷範囲と部数を確認します。
- 設定の「1ページ/枚」の一覧から「2ページ/枚」など、必要な割付数を選びます。
- 出力する紙のサイズと向き、片面/両面を確認します。
- プリンタープロパティ側で、さらに割付が指定されていないか見ます。
- 少数のページで試して、紙上の順序と文字の大きさを確認します。
プレビューは文書の確認に役立ちますが、ドライバーが行う配置まで同じ表示になるとは限りません。設定を選んだ直後にプレビューが何枚並びになったかだけで成否を判断せず、実際の出力を確かめます。
文字が読めないなら、まず4ページから2ページへ減らすなど、詰め込む量を見直します。高画質モードにするだけで、小さすぎる注記が読みやすい大きさへ戻るわけではありません。
3. プリンター側で割付するならWordは1ページ/枚に戻す
ページの並び順や枠線を指定したい場合は、ドライバーの割付機能を使えることがあります。その場合はWordを1ページ/枚へ戻して、どちらが集約を担当するかを一つにします。両方で指定すると、意図より多くのページが詰め込まれる原因になります。
例えばCanon TS8630 seriesのWindows用ドライバーでは、「ページ設定」の「ページレイアウト」で割付数を選び、「出力用紙サイズ」で実物の紙を指定します。「詳細設定」でページ順序や枠線を変更できます。この名称と操作は同機種の例で、すべてのプリンターに共通ではありません。
Macではプリント画面の「レイアウト」で1枚あたりのページ数と配置方向を選ぶ方法があります。どの設定場所を使っても、文字が必ず鮮明になるという優劣は決まりません。同じ原稿・紙・割付数で出力を比較します。
4. 用紙への拡大縮小と割付を重ねすぎない
割付数は1面へ入れるページ数、拡大縮小は出力する大きさの指定です。原稿と出力用紙の寸法、紙の向き、印刷可能範囲が違うため、2ページ/枚なら必ず70.7%になるとはいえません。
任意倍率を入力できるドライバーなら、たとえば85%は縦横の長さを0.85倍にします。12ptの文字は単純換算で10.2pt相当です。この計算だけで読みやすさや端の収まりを保証できないので、細い線や小さい数字を紙で確認します。任意倍率欄がない機種もあります。
文書のページ数を本当に減らす必要がある場合は、1ページ分圧縮と文書の調整を使い分けます。割付を解除しても、先に原稿へ行った文字の縮小は元に戻りません。
5. 順番・最後の空き枠・裏面を確認する
全5ページを2ページ/枚で片面印刷する例では、最初が1・2、次が3・4、最後が5と空き枠です。5÷2は2.5なので、必要な紙は端数を切り上げて3枚になります。紙面の空き枠と、原稿に入っている白紙ページを区別してください。
最後に白紙の紙が1枚まるごと出るなら、原稿の末尾ページ、印刷範囲、プリンターの区切り紙などを確認します。空き枠をなくすつもりで改ページを追加すると、かえって原稿のページが増えてしまいます。
両面と組み合わせる場合は、紙をめくったときの上下と読む順番を確認します。小冊子印刷は折って綴じるためにページを並べ替える機能で、単純な2ページ/枚とは違います。冊子を作らないなら、通常の割付と取り違えないようにします。
6. 次の印刷へ設定を残さない
印刷が終わったら、変更したWord側・ドライバー側の割付数と倍率を確認します。次の資料を通常の大きさで出すときは、1ページ/枚と適切な出力倍率へ戻します。片方だけを戻しても、もう一方の集約が残っていれば通常の出力になりません。
機種例の手順はCanonの割り付け印刷、Macの操作はAppleの複数ページ印刷で確認できます。最後は予定の紙で、順序と小さい文字が読めることを確かめてから部数を増やします。
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