重なった図形の奥にある枠を選べない、どの「四角形」が注釈なのか分からない。こうした場面では、Wordの選択ウィンドウを使うと、文書上を何度もクリックせずに対象を選べます。
一覧の名前を「背景枠」「営業部の枠」などへ変えておくと、後日の修正にも役立ちます。ここではWindowsのデスクトップ版Wordを中心に、名前の変更、重なり順、表示の切り替えを説明します。
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1. 選択ウィンドウを開き、名前と実物を対応させる
【要点】一覧の名前を選んだら、文書上のどこに選択枠が出るかを確認します。最初に名前と部品を対応させることで、似た名前の図形を取り違えにくくなります。
- 編集したい図があるページを表示します。
- 「ホーム」→「選択」→「選択ウィンドウ」を開きます。WindowsではAlt + F10も使えます。
- 一覧から一つの項目を選びます。
- 文書上で選択される図形を確認します。
- 目的の部品なら、名前の変更や書式設定へ進みます。
外周を直接クリックしにくい図形や、背後に隠れた画像も、一覧から選ぶと操作しやすくなります。前面の図形を消したり移動したりして探す前に、選択ウィンドウを試してください。
複数の項目がある場合は、一つずつ選択して対応を見ます。名前に「四角形」とあっても、背景として使っているのか、説明用の枠なのかは分かりません。表示名だけを信用せず、最初の一回は実物を確かめます。
ヘッダーのロゴを編集したい場合は、先にヘッダーの編集を開きます。本文とヘッダーは編集する場所が異なります。一覧に目的のものが見当たらないからといって、存在しないと判断したり、同じ画像を追加したりしないようにします。
2. 図形に役割が分かる名前を付ける
項目を選択してから名前をもう一度選ぶと、名前を編集できます。入力したらEnterで確定し、一覧に反映されたことを確認します。名前が変わらない場合は、図形内の文字を編集していないか、一覧の名前が入力状態になっているかを見直します。
名前は短くても、どこで何に使うかが分かるものにします。例えば「図1_背景」「図1_営業部」「図1_営業部への線」のように、同じ図の部品へ共通の先頭語を付けると、関係を追いやすくなります。
| 曖昧な名前 | 付け直す例 | 区別する目的 |
|---|---|---|
| 四角形12 | 組織図_営業部 | 部署の枠を選ぶ |
| 線8 | 組織図_営業部への線 | 接続先を確認する |
| グループ3 | 組織図_全体 | 図全体を動かす |
| 画像2 | ヘッダー_会社ロゴ | 本文の画像と区別する |
「青い四角形」だけの名前では、色を変えると分からなくなります。色や位置より「役割」を名前に入れる方が、後の編集でも使いやすくなります。同じ役割の図形が複数あるなら、対象名や連番を追加します。
図形を複製した後は、一覧の名前も見直します。コピー先に元の名前や似た名前が付いていれば、内容に合わせて変更します。名前を付け直す操作と、図形内に書かれている部署名の変更は別です。片方を変えただけで両方が連動するわけではありません。
日本語の名前を使って構いません。動作が遅いだけで日本語名を原因と決めつけず、文書全体の画像や図形の量などを確認します。共同編集では、ほかの人が理解できる呼び方を優先しましょう。
3. 重なり順・非表示・グループを整理する
重なっている浮動オブジェクトでは、選択ウィンドウの上側にある項目が前面に対応します。項目を上下に移動するか、「前面へ移動」「背面へ移動」を使って順序を変えます。一度に大きく動かすより、一段ずつ動かすと変化を追いやすくなります。
例えば背景枠が文字入りの枠を覆っているなら、背景枠を選んで背面へ移します。ただし図形同士の前後関係と、本文に対する「文字列の折り返し」の背面・前面は別の設定です。一覧で順番を変えても本文との関係が直らない場合は、折り返しを確認します。
目のアイコンなどで非表示にできる項目は、重なりを調べるために一時的に隠せます。非表示は削除ではなく、同じ操作で再表示できます。作業終了時には必要な部品を戻し、印刷プレビューや書き出す資料でも欠けていないか確認します。
隠した項目は一覧から消去されるわけではありません。リストを短く整理する目的なら、適切な名前を付け、グループの展開を閉じるなどして扱います。非表示の図形へ重要な情報を置き、そのまま見えなくなっている状態で配布しないようにしましょう。
グループの横に展開用の矢印がある場合は、中の項目を開いて確認できます。グループ内の部品は、そのグループ内で前後を入れ替えます。別グループの部品との順序を変えたい場合は、どの階層を操作しているのかを確認してください。
文字や色だけを直すなら、グループ内の対象を選べば編集できます。一覧を整理するためだけに全部のグループを解除すると、図全体の移動や再利用がしにくくなります。全体を示すグループ名と、部品名を両方付ける方法が便利です。
4. 一覧にあっても操作できないときの確認
現行のWordの選択ウィンドウには、行内オブジェクトも一覧表示されます。ただし行内のものは、一覧からの並べ替え、非表示、複数選択ができません。行内画像は文字と同じ段落の流れにあるので、浮動図形とは操作範囲が異なります。
管理しやすくするためだけに、すべてを「前面」に変えないでください。本文と一緒に流れるべき画像は、行内のまま編集する方が目的に合います。自由に重ねたい図形だけ、用途に合う折り返しを設定します。
名前を選んでも図形が見えない場合は、非表示の状態、他の図形との重なり、位置やサイズを確認します。座標をいきなり10mmへ書き換えると、意図したレイアウトを壊す場合があります。まず現在の値を控え、移動が必要な対象だけを調整します。
図形名は編集用の手掛かりであり、読者へ説明を届ける代替テキストとは別です。図の意味を伝える必要がある場合は、代替テキストを別途設定します。「図形23」を「組織図」に改名しただけでは、階層関係の説明までできたことにはなりません。
PDFや印刷物で読み手に名前を伝えたいときは、本文、図中のラベル、キャプションなど、実際に表示される場所へ書きます。選択ウィンドウの名前を、そのまま配布資料の説明文の代わりにしないでください。
名前だけを直したいのに、図形の書式をクリアしたり別文書へコピーし直したりする必要はありません。これらは名前を初期化する確実な方法ではなく、見た目や位置まで変えるおそれがあります。必要な項目を直接改名して整理します。
名前にページ番号だけを付けると、前の文章を増やして改ページ位置が変わったときに実際のページと一致しなくなります。長い文書では「第2章_構成図」のように内容に結び付く名前を使い、ページ番号は補助情報にすると管理しやすくなります。
保存後の名前を確かめるには、文書を開き直して一覧を見ます。改名だけなら図形の寸法や色は変わらないため、もし見た目まで変化していれば、同時に別の操作を行っていないか履歴や変更前のコピーを確認します。
5. まとめ:選ぶための名前を付け、実物で確認する
選択ウィンドウは、図形を名前で選び、重なりや表示を管理するために使います。役割が分かる名前を付け、グループと部品を区別すると、後日の修正がしやすくなります。
行内オブジェクトの操作制限も含め、Microsoftの選択ウィンドウの説明で確認できます。仕上げでは必要な部品をすべて表示し、一覧上の整理と実際の文書の見た目が一致しているかを見直しましょう。
超解決 Excel・Word研究班
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