【Word】完成済みの報告書から目次を作る|章・節・本文の分け方

【Word】完成済みの報告書から目次を作る|章・節・本文の分け方
🛡️ 超解決

書き終えた報告書に初めて目次を付けるときは、太字の行をすべて目次に入れるのではなく、文書名・章・節・説明文を分けます。章と節に見出しスタイルを設定すれば、Wordがその文字と掲載ページを使って自動目次を作ります。

ここでは「研修実施報告書」を例に、本文を整理して最初の目次を作ります。操作はWindows版のWord for Microsoft 365/Word 2024/Word 2021を対象とします。Mac版やWeb版にも目次作成機能はありますが、以下の画面名とキー操作はWindows版のものです。

【要点】文書名を章扱いにしないこと、章と節を別のレベルにすること、説明文を見出し段落に含めないことが準備の中心です。目次を作った後は、本文の編集に合わせて更新します。

ADVERTISEMENT

1. 報告書の中で目次に載せる行を決める

次の5種類の段落があるとします。「研修実施報告書」は資料全体の名前、「目的」「結果」は章、「対象」は目的の中の節です。本文中の太字は、重要語を強調しただけの場合もあるため、文字の大きさだけで判定しません。

本文の段落 役割 設定するスタイル
研修実施報告書 資料全体の名前。今回は目次に載せない 表題
目的 章のタイトル 見出し 1
対象 「目的」の下に置く節 見出し 2
新入社員24名を対象に実施した。 内容を説明する文章 標準
結果 「目的」と同じ階層の章 見出し 1

この例の目次項目は「目的」「対象」「結果」の3つです。図では、表紙を置かず、目次が印字ページ1、目的と対象がページ2、結果がページ4にある配置を仮定しています。ページ番号は目次への入力値ではなく、本文の配置から取得する値です。

報告書の5種類の段落のうち、見出し1の目的と結果、見出し2の対象が目次へ入り、文書名と説明文は入らない対応
報告書の構成例。表紙なし、目次が印字ページ1、目的と対象がページ2、結果がページ4にある場合。番号は本文の配置から取得します。
※ お探しの解決策が見つからない場合は、こちらの「Wordトラブル完全解決データベース」で他のエラー原因や解決策をチェックしてみてください。

2. 章と節に見出しスタイルを適用する

作業前に文書のコピーを保存します。すでに装飾した本文へスタイルを適用すると見た目が変わるため、元の配置を見比べられる状態にしておくと調整しやすくなります。

  1. 本文の「目的」の段落内をクリックし、[ホーム]の[スタイル]から[見出し 1]を選びます。
  2. 「結果」にも[見出し 1]を設定します。同じ役割の章に同じスタイルを使います。
  3. 「対象」の段落内をクリックし、[見出し 2]を設定します。
  4. 説明文「新入社員24名を対象に実施した。」は別段落にし、[標準]にします。
  5. 「研修実施報告書」は[表題]など、今回の自動目次で収集しないスタイルにします。

見出しと説明文がShift+Enterでつながっている場合、両方が一つの段落です。[ホーム]の編集記号表示で区切りを確認し、必要ならEnterによる別段落にしてから、それぞれにスタイルを設定します。説明文まで目次に入るのを防ぐための操作です。

見出しが青色になったり大きくなったりしても、目次から外す目的でなければ[標準]へ戻さないでください。見出しとしての役割と、その見た目は別々に設定できます。

3. 先頭に自動作成の目次を入れる

この例は先頭ページに文書名と目次を置き、本文を次のページから始めます。空行を何十行も入れて位置を押し下げず、目次の後と本文の間に改ページを使います。元からある改ページは重ねて挿入しません。

  1. 文書名の後に、目次を置くための段落を用意してカーソルを置きます。
  2. [参考資料]→[目次]から[自動作成の目次 1]など、自動作成の形式を選びます。[手動作成の目次]は選びません。
  3. 作成された目次で「目的」「対象」「結果」が順に並び、「対象」が一段下がっていることを確認します。
  4. 目次の外側にある本文開始位置を確認し、必要ならCtrl+Enterで改ページします。

見出しスタイルを使った自動作成と、項目を自分で入力する手動作成は異なります。自動目次の材料が本文の見出しであることは、Microsoftの目次作成ガイドでも説明されています。

4. 初回の目次で確認する3つの対応

最初に照合するのは、デザインよりも「何が、どの階層で、何ページとして出たか」です。文書名や説明文が混ざったら、目次の行を削除するのではなく本文のスタイルを直します。

  • 項目:3項目があり、説明文と文書名が入っていないか。
  • 階層:「目的」と「結果」が同じ位置、「対象」だけが下位の位置か。
  • ページ:目次に書かれた番号が、各見出しのあるページの印字番号と合っているか。

目次を入れたことで本文が後ろへ移った場合は、[参考資料]→[目次の更新]から目次全体を更新します。目次そのものが増減してページが変わったときは、ページ配置が落ち着いてからもう一度番号を更新します。図の2・4と違っても、手元の本文と一致していれば正しい結果です。

5. 本文の修正は目次へ直接書き込まない

「結果」を「実施結果」へ変更するときは本文側の見出しを書き換え、[目次をすべて更新する]を選びます。目次の表示だけを書き換えると、次の全体更新で本文の名称に戻ります。

すでに目次があり、更新方法だけを知りたい場合は目次が更新されないときの確認手順へ進んでください。一項目だけ足りない場合は目次に載らない見出しの診断で、該当段落と目次の採用条件を確認します。

6. まとめ

完成済みの報告書へ目次を付ける作業は、本文の役割分けから始めます。資料名は表題、章は見出し 1、節は見出し 2、説明文は標準に分け、自動作成の目次を挿入してください。最後に項目・階層・印字ページを本文と照合すれば、単に太字の行を集めた目次ではなく、報告書の構成に合った目次になります。

📝
Wordトラブル完全解決データベース この記事以外にも、Wordのエラーや不具合の解決策を多数まとめています。困った時の逆引きに活用してください。
この記事の監修者
📈

超解決 Excel・Word研究班

企業のDX支援や業務効率化を専門とする技術者チーム。20年以上のExcel・Word運用改善実績に基づき、不具合の根本原因と最短の解決策を監修しています。ExcelとWordを使った「やりたいこと」「困っていること」「より便利な使い方」をクライアントの視点で丁寧に提供します。

📘
超解決 Word検定 あなたのWord実務能力を3分で測定!【1級・2級・3級】