会議を録画した後で、誰がどの発言をしたのかを瞬時に特定するのは、意外と手間がかかるものです。
長時間の会議や複数人が参加するミーティングでは、発言者の名前を逐一メモするのは現実的ではありません。
Zoomのクラウド録画には、この課題を解決する「話者識別ラベル」の機能が用意されています。
この機能を有効にすると、録画ファイルの文字起こしに自動で話者名が付与されます。
この記事では、話者識別ラベルを設定する手順と注意点を詳しく説明します。
【要点】Zoomのクラウド録画で話者識別ラベルを有効にする設定手順
- Webポータル→設定→録画→クラウド録画: 「音声文字起こし」と「話者識別」の両方のトグルをオンにします。これが最も基本的で重要な初期設定です。
- 話者識別の前提条件: 参加者がZoomアカウントにログインした状態で会議に参加する必要があります。ログインしていないと「スピーカー1」などと表示されます。
- 録画完了後の確認: Webポータルの「録画」→「クラウド録画」から該当ファイルを開き、「音声文字起こし」をクリックすると、話者名が付与されたテキストを確認できます。
- 代替機能の活用: リアルタイムで話者を確認したい場合は、設定の「ライブ文字起こし」機能を併せて有効にすることで、会議中から話者ラベルを活用できます。
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目次
話者識別ラベル機能の仕組みと利用シーン
話者識別ラベルは、Zoomのクラウド録画に付随する音声文字起こし機能の一部です。ZoomのAIが音声を解析し、発言者のアカウント情報と紐付けて名前をラベルとして自動出力します。この仕組みにより、録画ファイルを見返す時間を大幅に削減できます。特に、複数の部署が参加する全体会議や、外部の講師を招いたセミナーでは、誰が質問をしたのかが明確になるため、議事録の作成効率が格段に向上します。
この機能を利用するには、以下の前提条件を満たしている必要があります。まず、アカウントに「クラウド録画」のアドオンが追加されていることです。次に、録画を行うユーザーが設定を変更できる管理者権限を持っていることが望ましいです。これらの条件を満たしていない場合、設定画面にオプション自体が表示されない場合があります。また、参加者側もZoomアカウントにサインインしていることが必須条件です。
話者識別ラベルを設定する具体的な手順
Webポータルで基本設定を有効にする
- Zoom Webポータルにサインインする
管理者権限を持つアカウントでZoomのWebポータルにログインします。左側のメニューから「設定」をクリックし、「録画」タブを選択します。 - クラウド録画の設定を開く
「クラウド録画」セクションまでスクロールします。ここに録画に関するすべての主要な設定が集約されています。 - 「音声文字起こし」をオンにする
まず「音声文字起こし」のトグルスイッチをオンにします。これにより、録画の音声が自動でテキスト化されるようになります。この設定がないと、話者識別ラベルも機能しません。 - 「話者識別」をオンにして詳細を設定する
次に「話者識別」のトグルをオンにします。必要に応じて、表示される名前の形式(例:表示名のみ)を選択します。これで設定は完了です。 - 設定を保存してミーティングを開始する
設定を保存したら、実際にミーティングを開始してクラウド録画を実行します。参加者がアカウントにログインしていることを確認しつつ、録画が正しく行われているかテストします。
ミーティング開始前の確認事項
話者識別を正しく動作させるには、参加者側の準備も重要です。参加者はZoomアプリにサインインした状態でミーティングに参加する必要があります。招待リンクからブラウザ経由で参加する場合も、アカウントにログインしていることが望ましいです。サインインしていない参加者の発言は、話者識別ラベルが「スピーカー1」などの汎用的なラベルで表示されます。
録画完了後の確認手順
クラウド録画が完了し、Zoomサーバーでの処理が終わると、登録したメールアドレスに通知が届きます。その後、Webポータルの「録画」→「クラウド録画」から該当のミーティングを選択します。画面下部に「音声文字起こし」というファイルが表示されるので、それをクリックすると、話者名とタイムスタンプが付与された文字起こしがブラウザ上で確認できます。このテキストはコピーして議事録に活用することも可能です。
話者識別ラベルがうまく動作しないときの注意点
話者名が「スピーカー1」などと表示されてしまう
最も多い原因は、参加者がZoomアカウントにログインしていないことです。招待メールのリンクをクリックしただけでは、アカウントに自動でログインされない場合があります。事前に参加者へ周知徹底するか、ミーティング設定で「サインイン必須」にすることで対策できます。また、ゲスト参加を許可している環境では、どうしても識別が難しいため、この点を理解した上で運用する必要があります。
音声文字起こしの精度が低いと感じる
Zoomの音声認識エンジンは高い精度を持っていますが、背景ノイズが多い環境や、参加者が同時に話す場面では認識精度が著しく低下します。対策としては、参加者にヘッドセットの使用を推奨することが効果的です。また、Zoomの「背景ノイズ抑制」機能を「高」に設定することで、ある程度改善できます。同じ部屋にいる複数人が同じマイクを使用している場合も、話者の分割が正しく行われない原因となります。
設定トグルがグレーアウトして操作できない
この状態は、アカウントにクラウド録画のアドオンライセンスが割り当てられていないことを意味します。アカウントの管理者に連絡し、適切なライセンスを割り当ててもらう必要があります。無料のBasicプランではクラウド録画自体が利用できず、話者識別も使えません。
文字起こしファイルが生成されない
録画が完了してから文字起こしが生成されるまでには、録画時間の約2倍の処理時間がかかる場合があります。数時間経過しても生成されない場合は、Zoomのサポートチームに問い合わせを行います。設定が正しく保存されているか、もう一度Webポータルで確認してみてください。
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話者識別ラベルと関連機能の比較
| 機能名 | リアルタイム表示 | 録画後の保存 | アカウントサインイン | 処理時間 |
|---|---|---|---|---|
| 話者識別ラベル(クラウド録画) | なし(録画完了後に反映) | 自動で保存される | 必須 | 録画時間の約2倍 |
| ライブ文字起こし | あり(会議中にリアルタイム) | 任意(手動で保存が必要) | 任意(ゲスト参加者も利用可) | 即時反映(リアルタイム) |
| ローカル録画による字幕埋め込み | なし | ファイル内に埋め込まれる | 任意 | 即時反映(ローカル処理) |
まとめ
この記事では、Zoomのクラウド録画において話者識別ラベルを有効にする具体的な設定手順を解説しました。
「音声文字起こし」と「話者識別」をオンにするだけで、録画に発言者名が自動で記録される環境を整えられます。
この設定により、会議後の議事録作成や録画の見返し作業が格段に効率化されるでしょう。
まだ試していない方は、Zoom Webポータルの「設定」→「録画」から今すぐ設定を有効にしてみてください。
併せて「ライブ文字起こし」機能もテストすれば、会議中のリアルタイムな情報共有にも役立ちます。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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