【Windows】デバイスマネージャーのコード31でドライバーを読み込めない時の復元前チェック

【Windows】デバイスマネージャーのコード31でドライバーを読み込めない時の復元前チェック
🛡️ 超解決

Windowsパソコンを業務で使用していると、Windows Updateの適用後やドライバーの更新後に、特定のデバイスが正常に動作しなくなることがあります。デバイスマネージャーを開くと黄色い三角の警告マークが表示され、プロパティの「全般」タブには「このデバイスに問題が発生したため、ドライバーを読み込めません。(コード31)」というエラーが記録されているケースが典型的です。このコード31は、ドライバー自体が破損している、互換性がない、またはシステムがドライバーを正しく読み込めない状態を意味します。多くのユーザーはまずシステムの復元を試みますが、復元ポイントが存在しない場合や復元後に別の問題が発生するリスクもあるため、復元を実行する前にいくつかのチェックを行うことが重要です。本記事では、コード31エラーの原因を切り分け、復元以外の対処法や管理者への報告判断基準を整理します。

【要点】この記事で確認すること

  • 最初に見る場所: デバイスマネージャーの該当デバイスのプロパティ→「全般」タブのエラーコード、「詳細」タブのハードウェアID、Windows Updateの更新履歴(最近の更新プログラム)
  • 切り分けの軸: 端末側(電源管理・スリープ設定)、アカウント側(管理者権限の有無)、管理設定側(会社ポリシーによるドライバー配布・更新抑制)
  • 注意点: システムの復元は最終手段。コード31はソフト的な問題が多いため、ドライバーのロールバックや再インストール、Windows Updateのアンインストールを優先。レジストリ編集や非公式ドライバーは社内ルールで禁止されていることが多いため、管理者へ相談する。

ADVERTISEMENT

コード31の発生原因を特定する3つの確認手順

コード31エラーは、デバイスのドライバーが何らかの理由で読み込めない状態を示します。原因を絞り込むために、以下の3つの確認を順番に行ってください。各確認によって、復元が必要なケースか、より簡単な対処で済むケースかが判断できます。

1. Windows Updateの更新履歴と最近の変更を確認する

コード31はWindows Updateの直後に発生しやすいエラーの一つです。まず、設定アプリの「更新とセキュリティ」→「Windows Update」→「更新履歴の表示」を開き、いつどのような更新が適用されたかを確認します。特に、ドライバー関連の更新(ドライバー更新プログラム)や品質更新プログラム(KB番号で表示)が、問題発生日時と一致していないか調べてください。該当する更新がある場合は、そのリンクをクリックして詳細を表示し、アンインストールが可能かどうかを管理者に確認します。会社PCではグループポリシーによって更新プログラムのアンインストールが制限されている場合があるため、勝手に削除せずにIT部門へ連絡するほうが安全です。

2. デバイスマネージャーで状態を詳細に確認する

エラーコード31が表示されているデバイスを右クリックし、「プロパティ」を開きます。「全般」タブにはエラーの説明と問題の状態が表示されます。次に「詳細」タブをクリックし、プロパティの一覧から「ハードウェアID」を選択します。ここに表示されるベンダーID(VEN_xxxx)とデバイスID(DEV_xxxx)をメモしておくと、該当デバイスの正確なドライバーを検索する際に役立ちます。また、「ドライバー」タブでは現在のドライバーバージョンと日付、デジタル署名の有無を確認できます。署名がない、または日付が更新直後であれば、ドライバーの不具合が疑われます。

3. 電源管理とスリープ関連の設定を確認する

特にネットワークアダプターやUSBコントローラーでコード31が発生する場合、電源管理設定が影響していることがあります。デバイスのプロパティで「電源の管理」タブを開き、「電源の節約のためにコンピューターでこのデバイスの電源をオフにできるようにする」のチェックが外れているか確認します。また、コントロールパネルの「電源オプション」で現在のプランの詳細設定を開き、「PCI Express」や「USB設定」の「USBのセレクティブサスペンド」が無効になっているかどうかも確認してください。スリープ復帰後にコード31が発生する場合は、この設定が原因である可能性が高いです。

お探しの解決策が見つからない場合は、こちらの「Windowsトラブル完全解決データベース」で他のエラー原因や解決策をチェックしてみてください。

復元前に試すべき5つの対処手順

システムの復元はシステム全体の状態を過去に戻すため、影響範囲が大きいです。復元を実行する前に、以下の5つの手順を順に試してください。これらの手順で問題が解決すれば、復元の必要はありません。

  1. ドライバーのロールバック: デバイスマネージャーで該当デバイスのプロパティを開き、「ドライバー」タブの「ドライバーのロールバック」が利用可能な場合はクリックします。ただし、このボタンがグレーアウトしているときは、以前のドライバーが保存されていないか、管理者によって制限されています。
  2. ドライバーのアンインストールと再起動: デバイスを右クリックし「デバイスのアンインストール」を選択します。その際、「このデバイスのドライバーを削除しようとしています」のチェックは外したまま(デフォルト)にし、OKをクリックします。その後PCを再起動すると、Windowsが自動で適切なドライバーを再インストールする場合があります。
  3. Windows Updateの特定の更新プログラムをアンインストール: 設定→更新とセキュリティ→Windows Update→「更新履歴の表示」→「更新プログラムのアンインストール」を開き、問題発生日時にインストールされた更新プログラムを右クリックしてアンインストールします。ただし、管理者権限が必要な場合があり、会社PCでは実行できないこともあります。
  4. デバイスの電源管理設定を変更: 該当デバイスのプロパティ→「電源の管理」タブで、「電源の節約のためにコンピューターでこのデバイスの電源をオフにできるようにする」のチェックを外します。同様に、USBコントローラーの「USBのセレクティブサスペンド」も無効に設定します。
  5. セーフモードで起動して状態を確認: システム構成(msconfig)で最小構成のセーフモードで再起動します。そこでデバイスマネージャーを開き、コード31が解消されるか確認します。解消される場合は、通常起動時に読み込まれる何らかのサービスやソフトウェアが原因と推定できます。

状況別・コード31の対処可否比較表

コード31が発生するシチュエーションは、デバイスの種類や直前の操作によって適切な対処が異なります。以下の表で、代表的な3つのケースにおける推奨アクションと復元の必要性を比較します。

症状・状況 主な原因 復元前に試すこと 復元の必要性
Windows Update直後にネットワークアダプターがコード31 更新プログラムによるドライバー置き換え、互換性問題 該当更新プログラムのアンインストール、ドライバーのロールバック 低(更新プログラムアンインストールで改善することが多い)
スリープ復帰後にUSBデバイスがコード31 電源管理設定、USBセレクティブサスペンド 電源管理のチェックを外す、高速スタートアップを無効化 低(設定変更で改善することが多い)
GPU(グラフィックス)のコード31、特にゲームやCAD利用時 ドライバーの破損、更新失敗、または競合 DDU(Display Driver Uninstaller)を使用したクリーンインストール(管理者承認が必要)、メーカー提供の最新ドライバーをインストール 中(上記で改善しない場合、復元も検討)

管理者へ伝える情報と確認事項

会社PCでコード31が発生した場合、個人でレジストリ編集や非公式ドライバーの導入を行うとセキュリティポリシー違反になる恐れがあります。管理者に連絡する際には、以下の情報を整理して伝えるとスムーズです。

  • デバイスマネージャーのエラーコード(コード31)と問題のデバイス名
  • ハードウェアID(VEN_xxxx&DEV_xxxx)
  • 問題が発生した日時と、直前に実行した操作(Windows Update、ドライバー更新、スリープ・休止状態からの復帰など)
  • 試した対処手順とその結果(ロールバックの可否、アンインストール後の変化など)
  • PCのモデル名とOSのバージョン(設定→システム→詳細情報)

管理者はこれらの情報をもとに、社内配布用のドライバーパッケージの提供や、グループポリシーによる更新の一時停止、またはシステムの復元ポイントの適用を判断します。自分でシステムの復元を実行してもよいか不明な場合は、一度管理者に確認してから行ってください。

失敗パターンと注意点

コード31の対処でよく見られる失敗パターンとその回避方法をいくつか紹介します。

  • いきなりシステムの復元を実行する:復元ポイントが問題発生前の状態に戻らない場合や、他のアプリケーションや設定まで巻き戻ってしまい、作業に支障が出ることがあります。必ず復元前にドライバーのロールバックや更新プログラムのアンインストールを試してください。
  • デバイスドライバーを強制的に削除する:デバイスのアンインストール時に「このデバイスのドライバーを削除しようとしています」にチェックを入れて削除すると、Windowsの標準ドライバーも一緒に消え、起動不能になるリスクがあります。通常はチェックを外したままアンインストールし、再起動後に自動復旧に任せます。
  • 非公式サイトからドライバーをダウンロードする:コード31を解消しようと、メーカー以外のサイトからドライバーを入手するケースがありますが、マルウェアが含まれている可能性があり、会社PCでは絶対に行わないでください。必ずデバイスメーカー公式サイトかWindows Updateから入手します。
  • 電源管理設定を変更した後に再起動しない:設定を変更しても、再起動するまで反映されないことがあります。設定後は一度再起動して状態を確認してください。

よくある質問(FAQ)

Q1. コード31とコード43の違いは何ですか?

コード31は「ドライバーを読み込めない」というソフトウェア的な問題を示します。コード43は「デバイスが停止した」ことを示し、より深刻なハードウェア障害の可能性も含まれます。コード31の場合はドライバー関連の対処が有効ですが、コード43ではデバイスの交換が必要になることもあります。

Q2. システムの復元を実行してもコード31が直らない場合はどうすればいいですか?

復元後も改善しない場合、原因が復元ポイントの作成以降に発生した設定変更やドライバー以外の要素であるか、復元ポイント自体が問題発生前の状態に戻せていない可能性があります。管理者に相談して、セーフモードでの完全なドライバー削除や、Windowsのリセット(ファイルを保持したまま再インストール)を検討してもらいましょう。

Q3. 会社のポリシーでドライバーの更新が制限されています。コード31が出たときはどうすれば?

グループポリシーでドライバーのインストールや更新が禁止されている場合、ユーザーが自力で対処できる範囲は非常に限られます。まずは管理者に連絡し、該当デバイスのドライバーを社内で配布してもらうか、Windows Updateのブロックを一時的に解除してもらうよう依頼してください。自己判断でポリシーを無効にしようとしないでください。

まとめ

デバイスマネージャーのコード31エラーは、多くの場合、Windows Updateによるドライバーの置き換えや電源管理設定の不具合が原因で発生します。システムの復元は最終手段とし、まずはドライバーのロールバック、更新プログラムのアンインストール、電源設定の見直しなど、復元前に試せる対処を優先してください。会社PCでは管理者の指示に従い、非公式ドライバーやレジストリ編集は避けることが安全です。エラーコードとハードウェアIDを正確に記録し、管理者に状況を伝えることで、迅速かつ適切な対応が期待できます。


💻
Windowsトラブル完全解決データベース 起動不能、更新の不具合、動作が重い、設定の消失など、Windows 10/11のあらゆるトラブル解決手順を網羅しています。
この記事の監修者
✍️

超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。