Wordでページ番号が繰り返されるときは、「全部同じ数字」なのか、「章の変わり目で1へ戻る」のかを先に確認します。フッターの数字を入れ直すだけでは、総ページ数を表示するフィールドやセクションごとの開始番号が原因の場合に解決しません。
以下では、番号そのものは見えている既存文書を対象に、繰り返しの規則、フィールドの種類、セクションの設定、更新する場所の順で調べます。ショートカットと画面名は主にWindowsのデスクトップ版Word向けです。
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1. 連続する数ページを見て、繰り返し方を記録する
【要点】「1、1、1」と「1、2、3、1」では、最初に確認する場所が違います。番号が変わらないページだけでなく、その前後を含めて見ます。問題のページにある章名や、用紙の向きが変わる場所も控えてください。
全ページが8なら、8ページある文書の総ページ数を表示している可能性があります。「1/8、2/8」と表示する形式の右側の8が同じなのは正常です。現在のページ番号として使うべき左側まで同じかを確かめます。
1、2、3まで正常で次が1なら、その境目のセクション設定を調べます。「ホーム」の編集記号表示をオンにし、ページ間にセクション区切りがあるか見ます。各ページが別セクションで、どれも開始番号1なら、PAGEフィールドを使っていても全ページが1になります。
1、1、2、2のような繰り返しは、奇数・偶数ページ別指定だけで自動的に起こる現象ではありません。各フッターにあるフィールドや数式、セクションの再開始を確認する必要があります。表示の並びだけを見て、見開き設定を一律に解除しないでください。
2. 問題の数字がPAGEなのか、別のフィールドなのか確認する
- 誤った数字があるヘッダーまたはフッターをダブルクリックします。
- 対象の数字を選びます。「ページ数」の表示が二つある場合は、現在の番号に相当する方を選びます。
- Windows版ではAlt+F9でコード表示へ切り替え、フィールド名を読みます。
- 確認後、もう一度Alt+F9を押して数字の表示へ戻します。
{ PAGE }は、そのフィールドがあるページの番号です。{ NUMPAGES }は文書全体のページ数なので、同じ文書の各ページで同じ値になります。{ SECTIONPAGES }はセクション内のページ数です。現在の番号を表示したい場所に総数のフィールドがあれば、更新しても連番にはなりません。
例えば8ページの文書で、誤ってNUMPAGESを番号欄へ入れていたら、8が繰り返されます。必要なのは、その欄をPAGEに替えることです。「全8ページ」のような総数表示は正しい用途なので、そちらまで削除しないようにします。
コード表示にしても普通の数字のままなら、手入力の文字を疑います。ただし、灰色の網掛けが出るかどうかだけでは判定しません。網掛けの表示設定は変更できるためです。右クリックしたときの「フィールドの編集」「フィールドの更新」なども手がかりになります。
修正は番号部分だけに限定します。文字を消した位置へ「ページ番号」→「現在の位置」から番号を挿入するか、「挿入」→「クイックパーツ」→「フィールド」でPageを選びます。波括弧とPAGEをキーボードで普通に入力しただけでは、自動計算するフィールドになりません。
すでにPAGEが使われ、その外側に計算式がある場合は、番号を補正する意図があるか確認します。表紙を差し引くなどの古い工夫が残っていることもあるため、コードを控えてから、現在の文書構成に合う設定へ直してください。
3. 章の境目で戻る番号をセクション設定でつなぐ
番号が戻る最初のページを開き、「ページ番号の書式設定」で「前のセクションから継続」を選びます。前のセクションの最後が3なら、次が4になるか確認します。本文の途中に横向きページなどがあり、そこでまた戻る場合は、そのセクションも同じように点検します。
最初の本文セクションは1から始め、2番目以降の本文セクションを継続させる、と考えると整理できます。前書きと本文、本文と別冊扱いの付録など、本来数え直したい境界まで継続へ変える必要はありません。
「前と同じヘッダー/フッター」をオンにすることと、番号の継続は別です。章ごとに違う章名をフッターへ入れたままでも、ページ番号を通し番号にできます。連番にするためにリンクを戻すと、現在の章名など独自の内容が置き換わることがあるので、先に番号の書式設定を見ます。
セクションの先頭、偶数ページ、奇数ページで異なるフッターを使う文書では、同じ種類の領域ごとに確認します。例えば偶数ページだけ固定文字の1が残っていれば、奇数ページのPAGEを直しても残ります。どのセクションの、どの種類のフッターを編集しているかを表示で確かめてください。
区切りを削除する方法は、用紙の向きや余白も変えてしまいます。番号をつなぐことが目的なら、セクションを残して継続設定を直す方が、文書の構成を保てます。
4. 更新するのは、番号が置かれている領域
正しいフィールドと継続設定を確認した後は、対象の番号を右クリックして「フィールドの更新」を実行します。本文でCtrl+A、F9を押す操作だけで、すべてのヘッダー・フッターやテキストボックスまで更新できたとは判断しないでください。
番号がテキストボックスの中にある場合は、そのボックス内に入って対象を選びます。ヘッダーの番号を見ているのにフッターを更新するなど、編集対象の取り違えにも注意します。複数の領域に同じ見た目の数字がある文書では、不要な重複が重なっていないかも確認します。
| 確認結果 | 行う修正 |
|---|---|
| 現在の番号欄がNUMPAGES | その欄をPAGEに替える |
| PAGEだが章ごとに1へ戻る | 該当セクションを継続にする |
| 一方のフッターだけ固定文字 | その領域の数字だけを入れ直す |
| 設定は正しいが表示が古い | 対象フィールドを直接更新する |
更新後も変わらない場合は、フィールドがロックされていないか、文書の編集制限がないか確認します。管理された様式では、ロックや保護を文書全体で解除する前に、作成者へその欄の用途を確認してください。総ページ数や参照先の番号を、ページ番号だと思って直していないかも見直します。
次に印刷プレビューを開き、番号の並びを確認します。PDFへ出力した場合は、保存したPDFの紙面上の番号も照合します。古いPDFを開いていたり、閲覧ソフトのページ位置だけを見ていたりすると、修正が反映されていないように見えます。ファイル名と更新日時も確認してください。
Web版やMac版ではフィールドの編集方法や使用できる機能が異なります。ここで示したWindows向けのキー操作をそのまま当てはめず、必要なフィールドを直接編集できるデスクトップ環境で作業します。
5. まとめ:数字を消す前に、種類と再開始箇所を見る
同じ番号が出る原因は、手入力だけではありません。現在のページを示すPAGEか、総数を示す別のフィールドかを確かめ、次にセクションの開始番号を見ます。最後に実際の番号欄を更新すれば、必要な修正を絞れます。
仕上げは文書の先頭、番号が戻っていた境界、奇数・偶数の両方、末尾を確認します。MicrosoftのNUMPAGESフィールドとフィールド更新の説明も、対象の見分けに役立ちます。
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