【Word】アウトライン表示の基本|本文を含めて章を並べ替える方法

【Word】アウトライン表示の基本|本文を含めて章を並べ替える方法
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書き終えた報告書を読み直して、「結果を先に示し、その後で調査方法を説明したい」と思ったときは、アウトライン表示で章をまとめて移動できます。見出しだけでなく、その章に属する節や本文を含めて扱うのがポイントです。

この記事では、見出しと本文が入っている既存の報告書を、Windowsのデスクトップ版Wordで並べ替えます。白紙から章立てを考える場合は、執筆前の構成案の作り方を参照してください。

【要点】移動前に章の境界を確認し、移動後に本文・図表・目次を点検します。表示を見出しだけに絞ることと、文書の内容を移動することは別の操作です。

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1. 移したい章の先頭と末尾を決める

例として「調査の目的」「調査方法」「結果」「考察」の4章がある報告書を使います。「結果」には「回答数」「満足度」の2節と本文があり、この章全体を「調査方法」の前へ移します。「考察」は移動対象に含めません。ここでの章名には、手入力の通し番号を付けていないものとします。

章のタイトルに[見出し1]、節に[見出し2]が設定されているか、[ホーム]のスタイルで確認します。太字や大きな文字にしただけでは、章として扱われるとは限りません。通常の説明段落は本文用のスタイルにします。

見出しの範囲は、原則として次の同じレベル、または上位レベルの見出しの直前までです。「回答数」が見出し2なら、次の見出し2「満足度」は別の節です。一方、見出し1「結果」の配下には、その両方が含まれます。作業前のコピーを保存し、結果の章末にある注意書きまで確認しておきましょう。

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2. アウトライン表示で章全体を移動する

  1. 報告書のコピーを開き、[表示]→[アウトライン]を選びます。
  2. [レベルの表示]をレベル1にして、4つの章名の順序を確認します。
  3. 「結果」の左にあるアウトライン記号から章を選び、見出しと配下の内容を移動対象にします。見出しの文字だけを選択しないようにします。
  4. 記号を「調査方法」の前へドラッグし、挿入位置を確認してから離します。
  5. [レベルの表示]をすべてのレベルへ戻し、「結果」を展開して「回答数」「満足度」と各本文が一緒に移ったか確認します。

完成する順序は「調査の目的→結果→調査方法→考察」です。次の図では、移動前後で同じ範囲を囲んでいます。順序だけが変わり、「結果」の中の節の順序は変えません。

調査の目的、調査方法、結果、考察の順から、回答数と満足度の節を含む結果の章全体を調査方法の前へ移す構造の例
「結果」の章を、2つの節と本文ごと移動します。章内の順序と見出しの階層は変えません。

ドラッグの距離が長い場合は、選択範囲を確認してから[上へ移動][下へ移動]を使う方法もあります。WindowsではAlt+Shift+上矢印・下矢印が選択段落の移動に対応します。連打せず、一度ずつ移動先を確かめてください。

3. 移動元と移動先を両方読み直す

章名が並び替わっただけでは点検は終わりません。移動先で「結果」の最初の本文から章末の注意書きまで読み、移動元に本文や空の見出しが残っていないか確認します。[すべてのレベル]にした後も閉じている見出しがあれば、その下を展開します。

「前章で説明した調査方法」「次章の結果を参照」といった文章も見直します。この例では結果が調査方法より前になるため、参照表現の修正が必要です。文字として入力した「第3章」は自動では書き換わりません。自動番号を使っていても、番号と参照先を確認してください。

意図しない範囲が動いた直後なら[元に戻す]で取り消します。本文の欠落を見つけてから見出しだけを手で動かし直すと、どの文章が元の章に属していたか分かりにくくなります。まず作業前のコピーと照合しましょう。

4. 紙面と目次は移動後に仕上げる

[表示]→[印刷レイアウト]で通常の紙面へ戻します。アウトライン表示は、用紙上の図表や改ページを仕上げる画面ではありません。表の見出し、図の説明、章の先頭と末尾、空白ページの有無を確認します。浮動配置の画像は特に、関連する本文との位置関係を見てください。

自動目次がある場合は、[参考資料]→[目次の更新]で[目次をすべて更新する]を選びます。章を移動しただけで、表示中の目次まで必ず最新になるわけではありません。手入力した目次は手で修正します。

見出しの階層はそのままで、章の順序だけを変える例なので、移動後に「結果」が見出し2へ変わっていたら意図と異なります。字下げを空白で直さず、スタイルとレベルを元の設計に戻します。

5. 操作を取り違えないための確認表

したいこと 選ぶ操作 変わるもの
章の順序を変える 章の範囲を選択して上下に移動 本文中の並び順
章を節にする 見出しのレベルを下げる 構造上の階層
章名だけを一覧にする レベル1まで表示 画面に出す範囲
目次の順序を直す 本文を確認して目次全体を更新 目次の表示内容

動かせないときは、まず読み取り専用や編集制限を確認します。保護された文書は管理者へ編集方法を相談し、移動のために校閲履歴を一括承諾しないでください。Mac版やWeb版にはWindowsと異なる操作があるため、ここで示したキーをそのまま使わないようにします。

6. 章名だけでなく中身まで移ったことを確認する

アウトラインで既存文書を組み替えるときは、移動対象の章と次の章の境界を決めるところから始めます。この報告書なら「回答数」「満足度」と本文を含む「結果」を移し、「考察」はその場に残します。全体を展開して内容を確かめ、最後に紙面・参照表現・目次を整えて保存しましょう。

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この記事の監修者
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超解決 Excel・Word研究班

企業のDX支援や業務効率化を専門とする技術者チーム。20年以上のExcel・Word運用改善実績に基づき、不具合の根本原因と最短の解決策を監修しています。ExcelとWordを使った「やりたいこと」「困っていること」「より便利な使い方」をクライアントの視点で丁寧に提供します。

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