Web・ブラウザーの用語

URLやブックマーク、Cookie、シークレットモードなど、Web・ブラウザーの用語の意味と違い。

よく混同する言葉

キャッシュ・Cookie・閲覧履歴の違い

あるサイトを開いたとき

キャッシュの役割

次に同じサイトを開くとき、保存された画像などを再利用します。ログイン状態を管理するCookieや、訪問先の記録とは別です。

キャッシュの意味を読む
削除する対象によって影響は変わります。キャッシュ・Cookie・履歴を削除する前に、どのデータを消すのかを確認しましょう。

用語の比較

用語一覧

10語
キャッシュCache再び使うデータを一時的に保存し、読み込みを速くする仕組み。

ブラウザーは、画像やページの一部などを保存し、必要に応じて再利用します。毎回すべてを取得し直すよりも、通信量や待ち時間を減らせます。

古い表示が残る場合には、再読み込みやキャッシュの削除が切り分けに役立つことがあります。ただし、表示がおかしい原因が必ずキャッシュとは限りません。

例えば

同じサイトをもう一度開くとき、保存してある画像を再利用する。

キャッシュとCookieは別のデータです。キャッシュを消すために、Cookie・閲覧履歴・保存済みパスワードまで一緒に削除する必要はありません。

キャッシュの解説を読むGoogle Chrome ヘルプ:閲覧データ
CookieHTTP Cookieサイトがブラウザーに保存する小さなデータ。ログイン状態や設定の保持などに使われます。

Cookieは、サイトがブラウザーを識別したり、設定を記憶したりするために使うデータです。画像などを再利用するキャッシュとは役割が違います。

Cookieの中身が必ずパスワードというわけではありません。ログイン状態と結び付ける識別子が入っている場合もあります。Cookieの値は、不用意に他人へ渡さないよう注意しましょう。

例えば

表示言語の選択を記憶し、次に訪れたときも同じ言語で表示する。

Cookieを削除すると、対象サイトで再ログインが必要になったり、設定が戻ったりする場合があります。削除と、今後の保存を拒否するブロックは別の操作です。

Cookieの解説を読むMDN:HTTP Cookie
セッションSession一連のやり取りをひとまとまりとして扱うこと。Webではログイン中の状態の管理にも使われます。

ログイン後、ページを移動しても同じ利用者として扱われるよう、サイトは状態を管理します。この一連の利用を扱う単位がセッションです。

Cookieはセッションと結び付ける手段の一つですが、セッションそのものと同じではありません。サイト側の有効期限と、ブラウザーにあるCookieの期限も、別に管理される場合があります。

例えば

会員サイトでログイン後、別のページへ進んでも本人として扱われる。

ブラウザーを閉じれば必ずログアウトするとは限りません。セッション復元やサイト側の仕組みによっては状態が引き継がれます。

セッションの解説を読むMDN:Set-Cookieの有効期限と復元
ブラウザープロファイルBrowser profile履歴・ブックマーク・設定など、ブラウザーの利用環境を分ける単位。

仕事用と個人用など、目的ごとにブラウザーの環境を分けられます。プロファイルごとに異なるサイトへログインして使うこともできます。

ブラウザーのプロファイル、サイトのログインアカウント、WindowsなどのOSユーザーは別のものです。同じPC上でプロファイルを分けても、セキュリティ上の完全な隔離が保証されるわけではありません。

例えば

仕事用プロファイルは会社のメール、個人用プロファイルは自分のメールで利用する。

組織が管理する端末では、プロファイルの追加や切り替えに制限がある場合があります。

ブラウザープロファイルの解説を読むGoogle Chrome ヘルプ:プロファイルの共有
拡張機能Browser extensionブラウザーに翻訳や操作補助などの機能を追加するソフトウェア。

ブラウザー本体にはない機能を追加できます。ファイル名の末尾に付く「.pdf」などの拡張子とは別の意味です。

拡張機能によっては、ページの内容や閲覧情報へのアクセスを求めます。追加する前に、提供元と、要求される権限が利用目的に合っているかを確認しましょう。

例えば

閲覧中のページから、必要な情報をメモへ保存する機能を追加する。

サイトへのアクセス範囲を変更できる拡張機能もありますが、要求されるすべての権限を個別に変更できるわけではありません。

拡張機能の解説を読むGoogle Chrome ヘルプ:拡張機能の管理
閲覧履歴Browsing historyブラウザーで訪れたページの記録。ページの内容を保存するキャッシュとは別のものです。

以前開いたページを、タイトルやURLなどから探し直すために使います。同期設定によっては、別の端末で見たページも表示されます。

検索サービスのアカウントに保存された検索履歴や、サイト側・組織側のアクセス記録とは別です。ブラウザーの履歴を削除しても、それらが一括で消えるわけではありません。

例えば

昨日読んだ記事を、履歴のタイトルやURLから探し直す。

プライベートブラウズを使っても、サイト・勤務先・接続先などから利用が完全に見えなくなるわけではありません。

閲覧履歴の解説を読むGoogle Chrome ヘルプ:閲覧データ
URLUniform Resource LocatorWebページや画像など、目的のデータの場所とアクセス方法を表すアドレス。

Webページでは、httpsなどの通信方法、ドメイン名、ページを指定するパスなどを組み合わせて使います。URLはサイト名だけではなく、サイト内の特定のページを案内するためにも使います。

例えば https://example.com/help?lang=ja#setup では、example.comがドメイン名、/helpがパスです。?以降は条件などを渡す部分、#以降はページ内の位置などを指定する部分です。URLによっては、これらの部分がない場合もあります。

例えば

ヘルプのトップではなく、相手に読んでほしい設定説明ページのURLを送る。

URLの末尾を削ると、指定した条件や表示位置が変わる場合があります。リンク先を案内するときは、ブラウザーのアドレス欄から必要なURL全体をコピーしましょう。

MDN:URLの構造
ドメインDomain nameインターネット上の接続先を、人が扱いやすい名前で表す仕組み。WebではURLの一部に使われます。

example.comのように、文字列をドットで区切った名前です。Webページを開くURLでは、通信先を指定する部分に使われます。ページまで含めたアドレスであるURLと、ドメイン名は同じものではありません。

help.example.comのように、さらに下位の名前を付けることもあります。同じドメイン配下でも、パスが違えば別のページを指定できます。Web以外に、メールアドレスの@より後ろなどにもドメイン名が使われます。

例えば

https://example.com/help と https://example.com/news は、同じドメイン名で異なるページを指定している。

相手に特定のページを案内したいときは、ドメイン名だけでなく、そのページまで含めたURLを伝えましょう。

MDN:ドメイン名の意味と構造
ブックマークBookmark後で開き直せるよう、Webページへのリンクを保存する機能。

再び使いたいページを自分で選び、名前やフォルダーで整理できます。訪れたページの記録である閲覧履歴とは違い、残しておきたいリンクを選んで保存するものです。

ブックマークはページへのリンクです。ページの本文や画像を、当時の状態で丸ごと保存する機能ではありません。リンク先が削除・移転した場合や、ログインが必要な場合には、保存してあってもそのまま開けないことがあります。

例えば

毎月使う申請ページを「仕事」のフォルダーに登録し、次回はそこから開く。

ブックマークを残すことと、資料を端末へダウンロードすることは別です。通信のない場所で使う資料は、必要なファイルを事前に保存して開けるか確認しましょう。

Mozilla:ブックマークは保存したページへのリンク
シークレットモードIncognito mode通常のウィンドウと分けて閲覧し、終了後に端末へ残す閲覧情報を制限するモード。

Chromeでは、すべてのシークレットウィンドウを閉じると、そのセッションのCookieやサイトデータ、訪れたサイトの記録が保持されなくなります。利用中は、サイトの動作に必要なCookieなどが一時的に使われます。

履歴・設定などの利用環境を継続して分けるブラウザープロファイルとは役割が違います。また、ダウンロードしたファイルや追加したブックマークは、シークレットモードを終了しても残ります。

例えば

共有PCで一時的に会員サイトを利用し、使い終えたらログアウトしてシークレットウィンドウをすべて閉じる。

サイトや勤務先・接続先から利用が完全に見えなくなる機能ではありません。共有PCを離れる前に、ダウンロードしたファイルなどが端末へ残っていないかも確認しましょう。

Google Chrome ヘルプ:シークレットモードで残る情報

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ブラウザーから開いたファイルが、どこに保存されるかを整理します。